目次
列車の特徴
「山登り」を満喫できる列車
JR九州の観光列車「いさぶろう・しんぺい」は、肥薩線の「山線」と呼ばれる区間を走行。特別な方法で行う「山登り」を楽しめるほか、「日本三大車窓」のひとつを眺めることが可能です。
- 大畑駅、真幸駅の2駅で、ジグザグに進んで山を越えていく「スイッチバック」を通過。
- 大畑駅付近で、グルッと回って勾配を緩め、山を越えていく「ループ線」を通過。
- 列車名は、明治時代に肥薩線を建設した当時の人物に由来(「いさぶろう」は当時の逓信大臣である山縣伊三郎、「しんぺい」は鉄道院総裁だった後藤新平)。
列車の編成・車内
JR九州の観光列車「いさぶろう・しんぺい」は、キハ40系ディーゼルカー2両編成での運転。客席は、すべて普通車指定席です。
展望スペース
ソファー
通常座席
おもな運転区間
JR九州の観光列車「いさぶろう・しんぺい」は元々、熊本駅(熊本市西区)と吉松駅(鹿児島県姶良郡湧水町)のあいだで運転されていましたが、2020年(令和2年)7月に発生した豪雨災害で経由する肥薩線が不通になったため、おもに次の区間で運転されます。
- 「いさぶろう・しんぺい」
- 博多駅(福岡市博多区)~門司港駅(北九州市門司区)、鹿児島本線経由、78.2km
運転日・時刻表
JR九州の観光列車「いさぶろう・しんぺい」は、土曜日、日曜日、祝日、行楽シーズンを中心に、1日1往復の運転が基本です。運転されない日もあります。
発表されている運転日・時刻表(2023年6月まで)
- 特急「しんぺい92号」門司港駅行き
- 博多駅10時39分発~門司港駅12時16分着
- 香椎、折尾、黒崎、小倉、門司駅に停車
- 全車普通車指定席
- 2023年の運転日は未発表
- 特急「いさぶろう91号」博多駅行き
- 門司港駅15時19分発~博多駅17時00分着
- 門司、小倉、黒崎、折尾、香椎駅に停車
- 全車普通車指定席
- 2023年の運転日は未発表
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きっぷの予約方法
JR九州の観光列車「いさぶろう・しんぺい」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。
この観光列車のきっぷは、JR九州「インターネット列車予約」、JR東日本「えきねっと」、JR西日本「e5489」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の午前10時00分から購入可能。予約状況は「JRサイバーステーション」で確認できます。
きっぷの予約・購入方法について、詳しくは次のページをご覧ください。
きっぷの料金
JR九州の観光列車「いさぶろう・しんぺい」に、片道乗車した場合の通常料金です。
- 博多~小倉
- 乗車券(1310円)、指定席特急券(1130円)の合計で2440円(子ども1210円)。
- 博多~門司港
- 乗車券(1500円)、指定席特急券(1130円)の合計で2630円(子ども1310円)。
- 繁忙期は、指定席特急券に200円加算。