3両編成でハイグレードな仕様に
JR西日本が2022年10月12日(水)、「特別な旅を創る新たな観光列車」の導入について発表しました。
今回、JR西日本が導入する新たな観光列車は、「季節ごとに、運行エリアを変えて、お客様と各地域を結び、地域のとっておきを発信する」列車とのこと。
2024年秋の「北陸デスティネーションキャンペーン」にあわせて運転を開始する予定で、まず第1弾は「敦賀から若狭・京都府北部を通り、城崎温泉までを結ぶ旅」として、小浜線、舞鶴線、京都丹後鉄道線、山陰本線で運転する計画といいます。
そして運転線区を変えて第2弾以降も、季節ごとに「西日本各地のとっておきに出会う旅」を提供するそうです。
車両は、キハ189系ディーゼルカーを改造(大阪~鳥取間を結んでいる特急「はまかぜ」に使われている車両)。
「地域の華(はな)を列車に集めて、お客様と地域の縁を結ぶ列車」をコンセプトに、次のような車両にするといいます。
- 車体カラーは、紋付き染めで最高級とされる檳榔子染め(びんろうじぞめ)の色がベース。
- どこを走っても沿線や駅舎に映えるデザイン。
- ゆったりと過ごせる空間。
- 定員は54席(3両編成)でハイグレードな仕様。
- グリーン車以上の価格帯。
- 乗客が歓談、地域の人々によるイベントを楽しめる「フリースペース」を用意。
車両のデザインは、JR西日本の観光列車「WEST EXPRESS 銀河」を手がけた川西康之氏(株式会社イチバンセン)が担当。
JR西日本は「この観光列車の特別な旅をきっかけに、お客様がリピーターとなって、その地域を訪問していただくことで、各地でにぎわい創出の好循環を作ってまいります」としており、列車名などの詳細は今後、発表するそうです。