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JR東日本に新観光列車「ひなび(陽旅)」「SATONO(さとの)」登場へ

「リゾートあすなろ」を改造

JR東日本が2022年11月、新しい観光列車「ひなび(陽旅)」「SATONO(さとの)」について発表しました。

それぞれ、現在運転されている観光列車「リゾートあすなろ」車両を改造し、新しい観光列車として再デビューさせるものです。なお「リゾートあすなろ」車両は、2両編成が2本、合計4両あります。

JR東日本が導入する新観光列車「ひなび」「SATONO」(JR東日本ニュースリリースより)

JR東日本が導入する新観光列車「ひなび」「SATONO」(JR東日本ニュースリリースより)

ひなび(陽旅)

岩手県、青森県の各線区で、2023年度冬ごろから運転予定。「この列車に乗って岩手・青森の自然を車窓から感じ、『ぬくもりのあるゆったりとした旅』をしてほしいという想い」から、名づけたそうです。

車内について、1号車はボックスシート中心の構成。4人用、2人用、1人用の座席が用意されます。2号車は、リクライニングシート中心の構成。座席定員は、2両合計で59名です。

外装デザインは、JR東日本盛岡支社管内の気動車に広く用いられた「盛岡色」と呼ばれる「白地に赤ライン」を採用。横のラインを「紐」に見立て、先頭に水引の結びである「梅結び」を入れ、地域と地域を結ぶ列車をイメージ。2両編成の中央に、山を連想させ、波や川の模様、花吹雪などを配置して豊かな自然を表現しているといいます。

JR東日本が導入する新観光列車「ひなび」(JR東日本ニュースリリースより)

JR東日本が導入する新観光列車「ひなび」(JR東日本ニュースリリースより)

SATONO(さとの)

宮城県、福島県、山形県の各線区で、2024年春ごろから運転予定。「ゆっくりと、のんびりと、東北の豊かな風土を味わいながら列車旅を楽しんでいただきたい、という想い」から、名づけたそうです。

車内は、「ひなび(陽旅)」とデザインは異なるものの基本的に同様で、1号車はボックスシート中心の構成。4人用、2人用、1人用の座席が用意されます。2号車は、リクライニングシート中心の構成。座席定員は、2両合計で59名です。

外装デザインは、草木の芽吹く様子を表した若葉色や、深い山々をイメージした濃い緑色を使用することで、東北地方の緑豊かな山々や田・畑の実りを表現し、清らかで雄大な川の流れや広い空を表した水色や、深い海をイメージした濃い青色を使用することで、東北地方の清らかで豊かな水や、透き通った空気を表現しているといいます。

JR東日本が導入する新観光列車「SATONO」(JR東日本ニュースリリースより)

JR東日本が導入する新観光列車「SATONO」(JR東日本ニュースリリースより)

サービスは今後発表

「ひなび(陽旅)」「SATONO(さとの)」とも、デザインや車内レイアウトは変更の可能性があるほか、運転計画や車内サービスは決まり次第、発表するそうです。

なお現在、観光列車「リゾートあすなろ」は、「リゾートあすなろ下北」「さんりくトレイン宮古」などの列車として運転されています。