「福島の福」をテーマにパワーアップ
JR東日本の東北本部、星野リゾートが2023年3月24日(金)、特別列車「福がくるくるフルーティア」について発表しました。
星野リゾートが運営する「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」(福島県磐梯町)とJR東日本が、2023年5月から7月の第4金曜日に、「福島の福」をテーマにした特別列車「福がくるくるフルーティア」を運転するといいます。
この「福がくるくるフルーティア」は、「走るカフェ」をテーマにしたJR東日本の観光列車「フルーティアふくしま」と、磐梯山温泉ホテルがコラボレーションした特別列車で、2022年に11月限定で運転したところ、多くの反響があったことから、2023年も運転するとのこと。今回の発表は7月までの運転についてですが、9月以降も運転する予定だそうです。
また、2023年12月をもって運転が終了する「フルーティアふくしま」での旅を、より特別なものにしてほしいという思いから、フルーツティーづくりや、JR東日本のスタッフと磐梯山温泉ホテルのスタッフによる「いっぷくトーク」など、新たなサービスを加えて前回よりパワーアップしているそうです。
車内でオリジナルフルーツティー作りも
特別列車「福がくるくるフルーティア」では、磐梯山温泉ホテルが福島の縁起物をイメージして開発したスイーツセットが楽しめます。スイーツが盛られる容器も、地域の縁起物がモチーフ。美味しいものを食べて幸せになってほしい、という思いを込めたそうです。
スイーツの内容は、2022年の運転から一新。「5種のミニャルディーズ」(武者煎餅の生チョコ、蕎麦風味のクグロフ、塩せんべいのマカロン、あんぽ柿のバターケーキ、柚子と洋梨のパートドフリュイ)と、メインデザート「季節のフルーツタルト」が用意されます。
またフリードリンクコーナーでは、数種類の茶葉とドライフルーツを使って、自分好みのオリジナルフルーツティーづくりを楽しむことができます。
スタッフは、福島の郷土玩具「赤べこ」に扮(ふん)した衣装を着用。会津の縁起物、車窓から見える景色、「福がくるくるフルーティア」にまつわる話などを車内放送で紹介する「いっぷくトーク」を行うそうです。
只見線乗車などと一緒に
この特別列車「福がくるくるフルーティア」のきっぷは、ツアー(旅行商品)として、JR東日本びゅうツーリズム&セールスなどの旅行会社から発売されます。
JR東日本びゅうツーリズム&セールスから発売される2023年5月から7月のツアーは、次の通りです。
- ≪会津若松でのフリータイム付≫福がくるくるフルーティア貸切乗車と新緑の秘境路線「只見線」を楽しむ旅
- 5月25日(木)出発。郡山駅発着の1泊2日。
- ≪只見線復旧区間にも乗車≫福がくるくるフルーティア貸切乗車と只見線・奥会津の旅
- 5月26日(金)出発。郡山駅発着の1泊2日。
- ≪江戸時代創業の酒造での見学と試飲付≫福がくるくるフルーティア貸切と会津若松観光・秘境路線「只見線」乗車の旅
- 6月23日(金)、7月28日(金)出発。郡山駅発着の1泊2日。
それぞれ、募集人数は36名。出発日の23日前までに申し込みが必要です。旅行代金は、3万5800円から3万8800円とのこと(1室2~3名の場合の1名あたりの料金)。
これらツアーへの申し込みは、1名から可能。3月27日(月)10時00分より、JR東日本びゅうツーリズム&セールス「日本の旅、鉄道の旅」ホームページで申し込みできます。
このほかクラブツーリズム「鉄道の旅特集」からも、6月22日(木)、7月27日(木)出発分のツアー(旅行商品)が発売される予定です。