珈琲の売り上げの一部を使用
東武鉄道が2023年6月30日(金)、「TOBU RAILWAY X COFFEE PROJECT(クロスコーヒープロジェクト)」について発表しました。
7月15日(土)に運転を開始する、東武鉄道の新型特急「スペーシア X」。その1号車「コックピットラウンジ」カフェカウンターで販売するクラフトコーヒーについて、売り上げの一部を日光エリアで活動するガイドの活動支援に使用するとのこと。
また、ガイドのスキルアップを図るため、「スペーシア X」車内でガイドが活動する機会を提供。旅の案内を通じて、ガイドの育成や利用促進につなげていくそうです。
「スペーシア X」へのガイド乗車は、2023年10月7日(土)から、2025年3月29日(土)までの予定。毎週土曜日の「スペーシア X 1号」に、春日部駅(埼玉県春日部市)から東武日光駅(栃木県日光市)まで乗車します(諸般の都合で乗車しない場合もあり)。
2023年3月に閣議決定された国の観光立国推進基本計画では、地域の観光人材育成が重要な取り組みの方向性である、と示されました。
しかし、日本を代表する観光地である日光においても、顧客接点を持つことの難しさや、低いプログラム単価などの構造的な課題から、ガイドの就業機会が十分確保されておらず、教育もさることながら、生業として成り立つ環境に至らないといった面が散見されているそうです。
そうしたなか、この取り組み「TOBU RAILWAY X COFFEE PROJECT」を通じて、日光への来訪者へ高付加価値な案内・サービスを提供するほか、地域課題である観光人材の育成のみならず、環境配慮への理解促進に繋げることで、持続可能な観光地づくりを目指していくといいます。