白いロマンスカー「VSE」12月の完全引退へイベントを展開 引退後はどこへ?

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展望室構造の白いロマンスカー

小田急電鉄が2023年8月7日(月)、特急「ロマンスカー」車両の50000形「VSE」について、1編成が9月24日(日)で引退すると発表しました。

前面展望室構造を持つ白い車体の50000形「VSE」は2編成が製造され、2005年(平成17年)に新宿と箱根を結ぶ特急などとして運転を開始。2022年3月に定期運行を終了し、現在はイベント列車などで不定期に運転されています。

小田急の観光列車「ロマンスカー VSE」

小田急の観光列車「ロマンスカー VSE」

引退に向けてイベントを展開

2023年9月24日(日)に引退するのは、2編成ある50000形「VSE」のうち、50002編成の1編成。そのラストランに向けて、次のイベントが行われます。

さよなら50002編成~ロマンスをもう一度、車窓風景を楽しむ旅~
50002編成が小田急沿線を駆け巡り、車窓からの風景や「VSE」ならではの走行音を楽しむ、乗車そのものを満喫できるツアー。9月10日(日)、16日(土)、17日(日)開催。参加費は8900円から(中学生以上)。8月8日(火)12時30分販売開始。
VSE 50002編成フォトセッション IN 喜多見
好評という喜多見検車区ピット線での撮影会。今回は50002編成のみを留置し、外観・車内・運転席を約2時間撮影可能。9月18日(月・祝)開催。参加費は1万3800円(中学生以上)。8月15日(火)12時30分販売開始。
ありがとう50002編成~VSE 2編成最後のランデブーミステリーツアー~
引退する50002編成のラストラン。50001編成とともに2編成が最後に共演。ツアー最後には、海老名電車基地での2編成を並べた撮影会に参加できるコースも用意。9月23日(土)、24日(日)開催。参加費は1万3800円から(中学生以上)。8月16日(水)12時30分販売開始。

これらイベントへの申し込みは、「小田急旅の予約サイト」で可能です。

オンラインイベントも開催

2023年9月9日(土)には、複数の「ロマンスカー」や通勤車を手掛けた現役車両設計者が50000形「VSE」の運転席や車内の特徴、連接台車をはじめとする車両構造などを詳しく解説し、参加者からの質問に答えるオンラインイベント「VSE 車両技術講座」が開催されます。

小学生が対象の「初級者層向け」、鉄道愛好家が対象の「中・上級者層向け」が用意され、参加費は無料。「小田急子育て応援ナビ~FunFan おだきゅう~」専用予約フォームから、8月27日(日)まで申込可能です。

「VSE」引退後は…?

50000形「VSE」は、残る1編成も2023年12月に引退する予定。そのラストランに向けて、引退ツアーや物販の情報ほか、イベント当日の様子などが、特設サイト「ありがとう VSE!~Special Thanks & Forever~」で順次、掲載されます。

特設サイトでは、「VSE」デビュー時のカタログ、テクニカルガイドも見ることが可能です。

なお50000形「VSE」は2023年12月の引退後、海老名駅に隣接する「ロマンスカーミュージアム」での展示に向け、検討を進めていくそうです。

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