JR西日本の観光列車「奥出雲おろち号」は、2023年度で運転を終了する予定です。
列車の特徴・車内
「ヤマタノオロチ」に由来
JR西日本の観光列車「奥出雲おろち号」は、「ヤマタノオロチ伝説」が残る神話の里を行くトロッコ列車。トンネルでは、そのイルミネーションが点灯します。
「奥出雲おろち号」は途中の出雲坂根駅で、ジグザグに走って急坂を越えていくしくみ「スイッチバック」を通過するのもポイントです。
おもな運転区間
JR西日本の観光列車「奥出雲おろち号」は、木次駅(島根県雲南市)と備後落合駅(広島県庄原市)を結びます。走行距離は60.8kmです。
また「奥出雲おろち号」は、備後落合駅行きが出雲市駅(島根県出雲市)始発で運転されることもあります。その場合、走行距離は97.6kmです。備後落合駅発の出雲市駅行きは運転されません。
編成・座席表
JR西日本の観光列車「奥出雲おろち号」は、DE10形もしくはDE15形ディーゼル機関車1両と、12系客車2両での運転です。
運転日・時刻表
JR西日本の観光列車「奥出雲おろち号」は例年、春から秋の土曜日、日曜日、祝日、行楽シーズンの平日を中心に、1日1往復の運転が基本です。
「奥出雲おろち号」は、日曜日を中心に、出雲市駅始発で備後落合駅まで運転される日があります(備後落合駅発の出雲市駅行きは運転なし)。
発表されている運転日・時刻表(2023年6月まで)
- 普通「奥出雲おろち号」備後落合駅行き
- 木次駅10時08分発~備後落合駅12時36分着
- 各駅に停車
- 全車普通車指定席
- 2023年4月:3日~8日、15日、17日、18日、20日~22日、24日~28日運転
- 2023年5月:1日、2日、6日、13日、15日~20日、22日~27日、29日~31日運転
- 普通「奥出雲おろち号」備後落合駅行き
- 出雲市駅8時45分発~備後落合駅12時36分着
- 直江、荘原、宍道、加茂中、出雲大東、木次~備後落合間の各駅に停車
- 全車普通車指定席
- 2023年4月:日曜日、1日、29日運転
- 2023年5月:日曜日、3日~5日運転
- 普通「奥出雲おろち号」木次駅行き
- 備後落合駅12時57分発~木次駅15時57分着
- 各駅に停車
- 全車普通車指定席
- 普通「奥出雲おろち号」備後落合駅行きと同じ日に運転
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きっぷの予約方法
JR西日本の観光列車「奥出雲おろち号」は全車指定席のため、乗車には予約が必要です。
この観光列車のきっぷは、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の午前10時00分から購入可能。詳しくは次のページをご覧ください。予約状況も「e5489」で確認できます。
きっぷの料金
JR西日本の観光列車「奥出雲おろち号」に、各区間で片道乗車した場合の通常料金です。
- 木次~備後落合
- 乗車券(1170円)、指定席券(530円)の合計で1700円(子ども840円)。
- 出雲市~備後落合
- 乗車券(1980円)、指定席券(530円)の合計で2510円(子ども1250円)。