列車の特徴・車内
「ヤマタノオロチ」に由来
JR西日本の観光列車「奥出雲おろち号」は、「ヤマタノオロチ伝説」が残る神話の里を行くトロッコ列車。トンネルでは、そのイルミネーションが点灯します。
「奥出雲おろち号」は途中の出雲坂根駅で、ジグザグに走って急坂を越えていくしくみ「スイッチバック」を通過するのもポイントです。
おもな運転区間
JR西日本の観光列車「奥出雲おろち号」は、木次駅(島根県雲南市)と備後落合駅(広島県庄原市)を結びます。走行距離は60.8kmです。
また「奥出雲おろち号」は、備後落合駅行きが出雲市駅(島根県出雲市)始発で運転されることもあります。その場合、走行距離は97.6kmです。備後落合駅発の出雲市駅行きは運転されません。
編成・座席表
JR西日本の観光列車「奥出雲おろち号」は、DE10形もしくはDE15形ディーゼル機関車1両と、12系客車2両での運転です。
運転日・時刻表
JR西日本の観光列車「奥出雲おろち号」は例年、春から秋の土曜日、日曜日、祝日、夏休み期間と紅葉の季節の平日を中心に、1日1往復の運転が基本です。
発表されている運転日・時刻表
- 普通「奥出雲おろち号」備後落合駅行き
- 木次駅10時08分発~備後落合駅12時36分着。
- 2022年7月23日、25日~30日運転。
- 2022年8月は平日、土曜日に運転。
- 2022年9月17日、24日、30日運転。
- 全車普通車指定席。
- 普通「奥出雲おろち号」備後落合駅行き
- 出雲市駅8時45分発~備後落合駅12時36分着。
- 2022年7月24日、31日運転。
- 2022年8月は日曜日、祝日に運転。
- 2022年9月18日、19日、23日、25日運転。
- 全車普通車指定席。
- 普通「奥出雲おろち号」木次駅行き
- 備後落合駅12時57分発~木次駅15時57分着。
- 2022年7月23日~31日運転。
- 2022年8月は毎日運転。
- 2022年9月17日~19日、23日~25日、30日。
- 全車普通車指定席。
おすすめツアー(旅行商品)
観光列車に乗るには、きっぷを買う以外に、「ツアーの利用」も検討の価値があります。おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。
- クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
- メニューから「奥出雲おろち号」で検索すると、「寝台特急『サンライズ出雲』・観光列車『奥出雲おろち号』『あまつぼし』列車で紡ぐ山陰 3日間」などが発売されています。

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きっぷの予約方法
JR西日本の観光列車「奥出雲おろち号」は全車指定席のため、乗車には予約が必要です。
予約方法
この観光列車のきっぷは、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」、JR駅の「みどりの窓口」(JR東海の駅では「JR全線きっぷうりば」)、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の午前10時00分から購入できます。
なお、JRのインターネット予約サービスでは「事前申し込み」を受け付けており、そのさらに1週間前から申し込み可能。きっぷの予約方法、買い方などについて詳しくは、次のページをご覧ください。
予約状況
この観光列車の予約状況は、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」で確認できます。
きっぷの料金
JR西日本の観光列車「奥出雲おろち号」に、各区間で片道乗車した場合の通常料金です。
- 木次~備後落合
- 乗車券(1170円)、指定席券(530円)の合計で1700円(子ども840円)。
- 出雲市~備後落合
- 乗車券(1980円)、指定席券(530円)の合計で2510円(子ども1250円)。