2023年「SL銀河」予約・料金・運転日・時刻

JR東日本の観光列車「SL銀河」は、2023年6月で運転を終了する予定です。
JR東日本の観光列車「SL銀河」

JR東日本の観光列車「SL銀河」

列車の運転日、時刻、内容は、災害などで変更の場合があります。乗車の際は、鉄道会社の公式ホームページなどで情報をご確認ください。

列車の特徴

『銀河鉄道の夜』の世界

JR東日本の観光列車「SL銀河」が走る釜石線は、宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』のモチーフとされる路線です。そのことから「SL銀河」は、『銀河鉄道の夜』をテーマに、客車の内外を星座、宮沢賢治が生きた大正から昭和の世界観で演出。まるで物語のような、レトロなSL列車の旅を楽しめます。

  • 車内にプラネタリウムを設置。
  • 宮沢賢治や『銀河鉄道の夜』などに関するギャラリー、ライブラリーを車内に用意。
  • 車内のショップで、沿線ゆかりの飲食品、お土産品などを販売。
  • 花巻駅での郷土芸能「鹿踊」披露といったおもてなし(不定期開催)。
JR東日本の観光列車「SL銀河」の客車

JR東日本の観光列車「SL銀河」の客車

JR東日本の観光列車「SL銀河」ショップ販売品の一例

JR東日本の観光列車「SL銀河」ショップ販売品の一例

「SL銀河」新着ニュース

「SL銀河」ラストシーズン企画の第2弾発表 純金小判・限定腕時計の発売も
2023年6月で引退の「SL銀河」 JR東日本の盛岡支社が2023年3月23日(木)、観光列車「SL銀河」ラストシーズン運行に関する第2弾の企画について、発表しました。 2023年6月に運転を終了する「SL銀河」について...
「SL銀河パン」快速「はまゆり」で輸送&限定販売実施へ
釜石駅・盛岡駅・花巻駅で販売 JR東日本の盛岡支社、JR東日本クロスステーションが2023年3月17日(金)、「SL銀河パン」を釜石駅、花巻駅、盛岡駅で限定発売すると発表しました。 岩手県釜石市の小島製菓と連携し、そこで...
「SL銀河」2023年運転開始にあわせ「おもてなし」実施 おもな停車駅で
2023年で運転を終了する「SL銀河」 JR東日本の盛岡支社が2023年3月15日(水)、観光列車「SL銀河」運転開始にあわせて、おもてなしを実施すると発表しました。 3月25日(土)、26日(日)から、2023年の運転...

おもな運転区間

JR東日本の観光列車「SL銀河」は、おもに次の区間で運転されます。

快速「SL銀河」
花巻駅(岩手県花巻市)と釜石駅(岩手県釜石市)を、釜石線経由で結びます。走行距離は90.2kmです。
JR東日本の観光列車「SL銀河」運転区間(国土地理院の地図を元に作成)

JR東日本の観光列車「SL銀河」運転区間(国土地理院の地図を元に作成)

編成・座席表

JR東日本の観光列車「SL銀河」は、C58形蒸気機関車239号機と、キハ141系ディーゼルカー4両で運転されます。

キハ141系は、自走も可能な車両。釜石線は、SLには厳しい坂道が続くため、必要に応じてキハ141系も自ら車輪を回し、SLを後押しします。
SLにあわせてディーゼルカーを操作するJR東日本の観光列車「SL銀河」

SLにあわせてディーゼルカーを操作するJR東日本の観光列車「SL銀河」

JR東日本の観光列車「SL銀河」シートマップ(JR東日本公式サイトより引用)

JR東日本の観光列車「SL銀河」シートマップ(JR東日本公式サイトより引用)

車内・客席・設備

JR東日本の観光列車「SL銀河」の客席は、すべて普通車指定席です。

普通車指定席

「SL銀河」の標準的な座席。向かい合わせ4人掛け(一部は片側2人掛け)のボックスシートです。

JR東日本の観光列車「SL銀河」普通車指定席

JR東日本の観光列車「SL銀河」普通車指定席

月と星のミュージアム・プラネタリウム

「SL銀河」の1号車にあり、無料で利用できます。プラネタリウムの鑑賞は、車内で配布する整理券が必要です。なおプラネタリウムの映像は、個人のスマートフォンでも短縮版を楽しめます。

JR東日本の観光列車「SL銀河」の「月と星のミュージアム・プラネタリウム」

JR東日本の観光列車「SL銀河」の「月と星のミュージアム・プラネタリウム」

ギャラリー

「SL銀河」の各車両には、宮沢賢治、沿線、SLに関するギャラリーがあります。無料で見学可能です。

JR東日本の観光列車「SL銀河」ギャラリー

JR東日本の観光列車「SL銀河」ギャラリー

ライブラリー

「SL銀河」の2号車には、宮沢賢治の物語や、宮沢賢治に関する本などをそろえたライブラリーがあります。無料で利用可能です。

JR東日本の観光列車「SL銀河」ライブラリー

JR東日本の観光列車「SL銀河」ライブラリー

ショップ

「SL銀河」の1号車には、沿線ゆかりの飲食品、お土産品などを販売するショップがあります。

JR東日本の観光列車「SL銀河」ショップ

JR東日本の観光列車「SL銀河」ショップ

運転日・時刻表

JR東日本の観光列車「SL銀河」は例年、4月から11月ごろの土曜日に釜石駅行き、日曜日に花巻駅行きを片道運転するのが基本です。現在、2023年6月末までの運転日が発表されています。

釜石駅行きも花巻駅行きも、途中の遠野駅で1時間から2時間ほど停車しますが、そのあいだ、駅を出て観光することも可能なようです。

釜石方面行き列車(下り)の運転日・時刻表

快速「SL銀河」釜石駅行き
花巻駅10時36分発~釜石駅15時10分着
新花巻、土沢、宮守、遠野、上有住、陸中大橋駅に停車
全車普通車指定席
2023年1月:運転日なし
2023年2月:運転日なし
2023年3月:25日運転
2023年4月:1日、8日、15日、22日、29日運転
2023年5月:3日、6日、13日、20日、27日運転
2023年6月:3日、10日運転
2023年6月10日はツアー専用列車(団体列車)として運転

花巻方面行き列車(上り)の運転日・時刻表

快速「SL銀河」花巻駅行き
釜石駅9時57分発~花巻駅15時19分着
陸中大橋、上有住、遠野、宮守、土沢、新花巻駅に停車
全車普通車指定席
2023年1月:運転日なし
2023年2月:運転日なし
2023年3月:26日運転
2023年4月:2日、9日、16日、23日、30日運転
2023年5月:4日、7日、14日、21日、28日運転
2023年6月:4日、11日運転
2023年6月11日はツアー専用列車(団体列車)として運転
快速「SL銀河」特別招待運転 遠野駅行き
釜石駅14時49分発~遠野駅16時26分着
招待された沿線住民のみ乗車可能
2023年3月:21日運転
快速「SL銀河」特別招待運転 花巻駅行き
遠野駅17時30分発~花巻駅19時16分着
招待された沿線住民のみ乗車可能
2023年3月:21日運転

きっぷの予約方法・予約状況

JR東日本の観光列車「SL銀河」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。

ツアーで予約

この観光列車へ乗るには、「ツアーの利用」も検討の価値あり。面倒なきっぷの予約が不要で、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。

クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
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「古都・奈良」イメージの新観光列車「あをによし」

「古都・奈良」イメージの新観光列車「あをによし」

上記のツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。

通常のきっぷを予約

必要なきっぷは、「乗車する区間で有効な乗車券」と「指定席券」です。

きっぷ予約の難易度は「非常に高い」です(「10時打ち」できても運次第)。
「SL銀河」は全車普通車指定席の快速列車であるため、「青春18きっぷ」でも、指定席券を購入すれば乗車できます。

この観光列車のきっぷは、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の午前10時00分から購入可能。予約状況も「えきねっと」で確認できます。

きっぷの予約・購入方法について、詳しくは次のページをご覧ください。

きっぷ予約の注意事項

  • プラネタリウムの整理券は、釜石駅行き列車(下り)では花巻駅停車中、花巻駅行き列車(上り)では釜石駅停車中に、先着順で配布されます。
  • プラネタリウムの整理券が残っている場合、適宜、車内アナウンスでその旨が案内されます。
JR東日本の観光列車「SL銀河」

JR東日本の観光列車「SL銀河」

きっぷの料金

JR東日本の観光列車「SL銀河」に、通常のきっぷを予約し、片道乗車した場合の通常料金です(おもな区間のみ掲載)。

花巻~遠野
乗車券(860円)、指定席券(840円)の合計で1700円(子ども850円)
花巻~釜石
乗車券(1690円)、指定席券(840円)の合計で2530円(子ども1260円)
遠野~釜石
乗車券(860円)、指定席券(840円)の合計で1700円(子ども850円)
子ども(小学校入学年の4月1日から卒業年の3月31日まで)の料金は基本的に、乗車券、特急券(指定席・自由席)、急行券、指定席券が、大人料金の半額になります。グリーン券、寝台券は、大人も子供も同額です。未就学児は、大人もしくは子ども1名につき2名まで、料金不要で同行できます(未就学児も指定席を1席利用する場合などを除く)。

割引きっぷ

旅のルートなどにもよりますが、JR東日本が用意している割引きっぷを使うと、観光列車の旅をお得に楽しめる場合があります。