2023年「SL銀河」予約・料金・運転日・時刻

JR東日本の観光列車「SL銀河」

JR東日本の観光列車「SL銀河」

運転日、時刻ほか掲載の情報は、災害などで変更の場合があります。鉄道会社の公式ホームページで、最新情報をご確認ください。

列車の特徴

『銀河鉄道の夜』の世界

JR東日本の観光列車「SL銀河」が走るのは、宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』のモチーフとされる釜石線。

そのことから「SL銀河」は、『銀河鉄道の夜』をテーマに、客車の内外を星座、宮沢賢治が生きた大正から昭和の世界観で演出。まるで物語のような、レトロなSL列車の旅を楽しめます。

  • 月と星のミュージアム、プラネタリウムを車内に設置。
  • 宮沢賢治、『銀河鉄道の夜』などに関するギャラリー、ライブラリーを車内に用意。
  • 車内のショップで、沿線ゆかりの飲食品、お土産品などを販売。
  • 郷土芸能「鹿踊」披露(花巻駅)など、停車駅でおもてなしを実施(不定期開催)。
JR東日本の観光列車「SL銀河」客車(キハ141系)

JR東日本の観光列車「SL銀河」客車(キハ141系)

観光列車「SL銀河」ショップ販売品の一例

観光列車「SL銀河」ショップ販売品の一例

「SL銀河」新着ニュース

「SL銀河」の蒸気機関車を活用 検修庫見学・乗車体験など10月開催
「鉄道の日」にあわせて開催JR東日本の盛岡支社が2023年9月15日(金)、C58形蒸気機関車239号機を活用し、10月14日の「鉄道の日」にあわせてイベントを開催すると発表しました。2023年6月に...
ラストシーズン完全保存版『ありがとう SL銀河 ずっと忘れない』発売
「SL銀河」の雄姿を収録JR東日本クロスステーションが2023年9月7日(木)、『SL銀河DVDラストシーズン完全保存版「ありがとうSL銀河ずっと忘れない」』について発表しました。東日本大震災の復興や...
SL銀河が田んぼアートに 花巻、8月中旬まで見頃
Publishedby岩手日報WebNews花巻市石鳥谷町八幡の水田で、「田んぼアート」が色鮮やかに浮かび上がっている。6月に運行を終えた観光列...
「SL銀河の運行再開を」有志が5374人分の署名を岩手県に提出 JR東日本への働きかけ求める
PublishedbyIBC岩手放送「再びSL銀河の走る姿が見たい」。鉄道ファンと沿線住民が行動を起こしました。6月に惜しまれながら運行...
緑の中駆けるSL銀河 花巻・石鳥谷 八幡田んぼアート
Publishedby岩手日日新聞社花巻市石鳥谷町八幡地内の水田で、「八幡田んぼアート」が見頃を迎えている。日を追うごとに稲の色が鮮やか...
「SL銀河」運転終了後も継続 盛岡車両センターSL検修庫見学会 7月開催
蒸気機関車を間近にJR東日本の盛岡支社が2023年7月5日(水)、「盛岡車両センターSL検修庫見学会」の継続と、その開催について発表しました。観光列車「SL銀河」として活躍した蒸気機関車C58形239...
SL銀河ラストラン「ありがとう」 ファン集結、雄姿見届ける
Publishedby岩手日報WebNews東日本大震災からの復興支援として始まったJR釜石線(花巻-釜石駅間)の観光列車「SL銀河」は11日、...
復興の象徴SL銀河、ラストラン
Publishedby共同通信東日本大震災からの復興の象徴として親しまれた岩手県のJR釜石線を走る観光列車「SL銀河」が11日、ラ...

おもな運転区間

JR東日本の観光列車「SL銀河」は、おもに次の区間で運転されます。

快速「SL銀河」
花巻駅(岩手県花巻市)~釜石駅(岩手県釜石市)、釜石線経由、走行距離90.2km
JR東日本の観光列車「SL銀河」運転区間(国土地理院の地図を元に作成)

JR東日本の観光列車「SL銀河」運転区間(国土地理院の地図を元に作成)

編成・座席表

JR東日本の観光列車「SL銀河」は、1940年(昭和15年)に製造されたC58形蒸気機関車239号機と、キハ141系ディーゼルカー4両で運転されます。

キハ141系は、自走も可能な車両。SLには厳しい坂道が釜石線では続くため、連結されたキハ141系も必要に応じて自ら車輪を回し、SLを後押しします。
キハ141系にも運転士が乗務しており、SLの運転士と息をあわせて運転台を操作。ほかではなかなか見られない、珍しい運転スタイルです。
SLにあわせてディーゼルカーを操作する観光列車「SL銀河」

SLにあわせてディーゼルカーを操作する観光列車「SL銀河」

釜石駅行きの列車は4号車、花巻駅行きの列車は1号車の前に、SLが連結されます。
窓側はA席とD席、通路側はB席とC席です。隣り合わせになるのはA席とB席、C席とD席です。
JR東日本の観光列車「SL銀河」シートマップ(JR東日本公式サイトより引用)

JR東日本の観光列車「SL銀河」シートマップ(JR東日本公式サイトより引用)

車内・客席・設備

JR東日本の観光列車「SL銀河」の客席は、すべて普通車指定席です。

普通車指定席

向かい合わせ4人掛け(一部は片側2人掛け)のボックス席。

JR東日本の観光列車「SL銀河」普通車指定席

JR東日本の観光列車「SL銀河」普通車指定席

月と星のミュージアム・プラネタリウム

「SL銀河」の1号車にあり、無料で利用できます。プラネタリウムの鑑賞は、車内で配布する整理券が必要です。プラネタリウムの映像は、個人のスマートフォンでも短縮版を楽しめます。

JR東日本の観光列車「SL銀河」月と星のミュージアム・プラネタリウム

JR東日本の観光列車「SL銀河」月と星のミュージアム・プラネタリウム

ギャラリー

「SL銀河」の各車両には、宮沢賢治、『銀河鉄道の夜』、沿線、SLに関するギャラリーがあります。無料で見学可能です。

JR東日本の観光列車「SL銀河」ギャラリー

JR東日本の観光列車「SL銀河」ギャラリー

ライブラリー

「SL銀河」の2号車には、宮沢賢治の物語や、宮沢賢治に関する本などをそろえたライブラリーがあります。無料で利用可能です。

JR東日本の観光列車「SL銀河」ライブラリー

JR東日本の観光列車「SL銀河」ライブラリー

ショップ

「SL銀河」の4号車には、沿線ゆかりの飲食品、お土産品などを販売するショップがあります。

JR東日本の観光列車「SL銀河」ショップ

JR東日本の観光列車「SL銀河」ショップ

運転日・時刻表

JR東日本の観光列車「SL銀河」は、2023年6月11日(日)で運転を終了しました。このページの内容は、運転終了時のものです。

JR東日本の観光列車「SL銀河」は例年、4月から11月ごろの土曜日に釜石駅行き、日曜日に花巻駅行きを片道運転するのが基本です。

現在、2023年6月末までの運転日が発表されています。

列車は、遠野駅で1時間から2時間ほど停車。そのあいだ、駅を出て観光することも可能なようです。遠野駅には売店もあります。

釜石方面行き(下り)の運転日・時刻表

快速「SL銀河」釜石駅行き
花巻駅10時36分発 → 新花巻駅10時47分着/50分発 → 土沢駅11時00分着/04分発 → 宮守駅11時27分着/39分発 → 遠野駅12時12分着/13時31分発 → 上有住駅14時15分着/20分発 → 陸中大橋駅14時35分着/42分発 → 釜石駅15時10分着
全車普通車指定席
2023年1月:運転日なし
2023年2月:運転日なし
2023年3月:25日運転
2023年4月:1日、8日、15日、22日、29日運転
2023年5月:3日、6日、13日、20日、27日運転
2023年6月:3日運転
快速「SL銀河」釜石駅行き(最終運行)
通常の快速「SL銀河」釜石駅行きと同じ時刻で運転
ツアー専用列車(団体列車)として運転
2023年6月:10日運転
宮守川橋梁(めがね橋)を渡る観光列車「SL銀河」

宮守川橋梁(めがね橋)を渡る観光列車「SL銀河」

花巻方面行き(上り)の運転日・時刻表

快速「SL銀河」花巻駅行き
釜石駅9時57分発 → 陸中大橋駅10時29分着/40分発 → 上有住駅10時58分着/11時03分発 → 遠野駅11時46分着/13時53分発 → 宮守駅14時26分着/33分発 → 土沢駅14時53分着/56分発 → 新花巻駅15時06分着/08分発 → 花巻駅15時19分着
全車普通車指定席
2023年1月:運転日なし
2023年2月:運転日なし
2023年3月:26日運転
2023年4月:2日、9日、16日、23日、30日運転
2023年5月:4日、7日、14日、21日、28日運転
2023年6月:4日運転
快速「SL銀河」花巻駅行き(最終運行)
釜石駅14時40分発 → 陸中大橋駅15時13分着/21分発 → 上有住駅15時39分着/15時44分発 → 遠野駅16時26分着/19時08分発 → 花巻駅21時07分着
ツアー専用列車(団体列車)として運転
2023年6月:11日運転

きっぷの予約方法・予約状況

JR東日本の観光列車「SL銀河」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。

ツアーで予約

この観光列車へ乗るには、「ツアーの利用」も検討の価値あり。面倒なきっぷの予約が不要で、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。

クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
メニューから「SL銀河」で検索すると、「2023年で運行終了『SL銀河』と『三陸鉄道』 2日間」などが発売されています。
新観光列車「ふたつ星4047」「あをによし」に乗る!
★いま注目★ 新観光列車「ふたつ星4047」「あをによし」のツアーが登場。「『36ぷらす3』『ふたつ星4047』西九州新幹線『かもめ』3つの列車でめぐる九州鉄道紀行 3日間」「近鉄観光特急『あをによし』近鉄特急『ひのとり』嵯峨野トロッコ列車 信楽 日帰り」などが発売されています。
「古都・奈良」イメージの新観光列車「あをによし」

「古都・奈良」イメージの新観光列車「あをによし」

上記のツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。

通常のきっぷを予約

必要なきっぷは、乗車する区間で有効な「乗車券」「指定席券」です。

きっぷ予約の難易度は「非常に高い」です(「10時打ち」できても運次第)。
運転終了をひかえ、「SL銀河」の注目度が大変高まっています。一部の席は、一般発売前からツアー用に確保されているため、ツアー利用での乗車も一考の余地ありです。
「SL銀河」は全車普通車指定席の快速列車であるため、「青春18きっぷ」でも、指定席券を購入すれば乗車できます。

この観光列車のきっぷは、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から購入できます。

予約状況は、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」で確認可能です。

きっぷの予約・購入方法について、詳しくは次のページをご覧ください。

きっぷ予約の注意事項

  • プラネタリウムの整理券は、釜石駅行き列車では花巻駅停車中、花巻駅行き列車では釜石駅停車中から、1号車のプラネタリウム付近で先着順に無料配布。
  • プラネタリウムの整理券が残っている場合、適宜、車内アナウンスでその旨を案内。
プラネタリウムの整理券入手は、始発駅の花巻駅、釜石駅で迅速に動かないと難しいようです。
JR東日本の観光列車「SL銀河」

JR東日本の観光列車「SL銀河」

きっぷの料金

JR東日本の観光列車「SL銀河」に、通常のきっぷを予約し、大人1名で片道乗車した場合の通常料金です(おもな区間のみ掲載)。

花巻~遠野
乗車券(860円)+指定席券(840円)=1700円
花巻~釜石
乗車券(1690円)+指定席券(840円)=2530円
遠野~釜石
乗車券(860円)+指定席券(840円)=1700円

子どもの料金について、詳しくは次のページをご覧ください。

割引きっぷ

旅のルートなどにもよりますが、JR東日本が用意している割引きっぷを使うと、観光列車の旅をお得に楽しめる場合があります。