列車の特徴
『銀河鉄道の夜』の世界
JR東日本の観光列車「SL銀河」が走る釜石線は、宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』のモチーフとされる路線です。そのことから「SL銀河」は、『銀河鉄道の夜』をテーマに、客車の内外を星座、宮沢賢治が生きた大正から昭和の世界観で演出。まるで物語のような、レトロなSL列車の旅を楽しめます。
- 車内にプラネタリウムを設置。
- 宮沢賢治や『銀河鉄道の夜』などに関するギャラリー、ライブラリーを車内に用意。
- 車内のショップで、沿線ゆかりの飲食品、お土産品などを販売。
- 花巻駅での郷土芸能「鹿踊」披露といったおもてなし(不定期開催)。
「SL銀河」新着ニュース
おもな運転区間
JR東日本の観光列車「SL銀河」は、おもに次の区間で運転されます。
- 快速「SL銀河」
- 花巻駅(岩手県花巻市)と釜石駅(岩手県釜石市)を、釜石線経由で結びます。走行距離は90.2kmです。
編成・座席表
JR東日本の観光列車「SL銀河」は、C58形蒸気機関車239号機と、キハ141系ディーゼルカー4両で運転されます。
車内・客席・設備
JR東日本の観光列車「SL銀河」の客席は、すべて普通車指定席です。
普通車指定席
「SL銀河」の標準的な座席。向かい合わせ4人掛け(一部は片側2人掛け)のボックスシートです。
月と星のミュージアム・プラネタリウム
「SL銀河」の1号車にあり、無料で利用できます。プラネタリウムの鑑賞は、車内で配布する整理券が必要です。なおプラネタリウムの映像は、個人のスマートフォンでも短縮版を楽しめます。
ギャラリー
「SL銀河」の各車両には、宮沢賢治、沿線、SLに関するギャラリーがあります。無料で見学可能です。
ライブラリー
「SL銀河」の2号車には、宮沢賢治の物語や、宮沢賢治に関する本などをそろえたライブラリーがあります。無料で利用可能です。
ショップ
「SL銀河」の1号車には、沿線ゆかりの飲食品、お土産品などを販売するショップがあります。
運転日・時刻表
JR東日本の観光列車「SL銀河」は例年、4月から11月ごろの土曜日に釜石駅行き、日曜日に花巻駅行きを片道運転するのが基本です。現在、2023年6月末までの運転日が発表されています。
釜石方面行き列車(下り)の運転日・時刻表
- 快速「SL銀河」釜石駅行き
- 花巻駅10時36分発~釜石駅15時10分着
- 新花巻、土沢、宮守、遠野、上有住、陸中大橋駅に停車
- 全車普通車指定席
- 2023年1月:運転日なし
- 2023年2月:運転日なし
- 2023年3月:25日運転
- 2023年4月:1日、8日、15日、22日、29日運転
- 2023年5月:3日、6日、13日、20日、27日運転
- 2023年6月:3日、10日運転
- 2023年6月10日はツアー専用列車(団体列車)として運転
花巻方面行き列車(上り)の運転日・時刻表
- 快速「SL銀河」花巻駅行き
- 釜石駅9時57分発~花巻駅15時19分着
- 陸中大橋、上有住、遠野、宮守、土沢、新花巻駅に停車
- 全車普通車指定席
- 2023年1月:運転日なし
- 2023年2月:運転日なし
- 2023年3月:26日運転
- 2023年4月:2日、9日、16日、23日、30日運転
- 2023年5月:4日、7日、14日、21日、28日運転
- 2023年6月:4日、11日運転
- 2023年6月11日はツアー専用列車(団体列車)として運転
- 快速「SL銀河」特別招待運転 遠野駅行き
- 釜石駅14時49分発~遠野駅16時26分着
- ―
- 招待された沿線住民のみ乗車可能
- 2023年3月:21日運転
- 快速「SL銀河」特別招待運転 花巻駅行き
- 遠野駅17時30分発~花巻駅19時16分着
- ―
- 招待された沿線住民のみ乗車可能
- 2023年3月:21日運転
きっぷの予約方法・予約状況
JR東日本の観光列車「SL銀河」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。
ツアーで予約
この観光列車へ乗るには、「ツアーの利用」も検討の価値あり。面倒なきっぷの予約が不要で、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。
- クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
- メニューから「SL銀河」で検索すると、「2023年で運行終了『SL銀河』と『三陸鉄道』 2日間」などが発売されています。
- 新観光列車「ふたつ星4047」「あをによし」に乗る!
- ★いま注目★ 新観光列車「ふたつ星4047」「あをによし」のツアーが登場。「『36ぷらす3』『ふたつ星4047』西九州新幹線『かもめ』3つの列車でめぐる九州鉄道紀行 3日間」「近鉄観光特急『あをによし』近鉄特急『ひのとり』嵯峨野トロッコ列車 信楽 日帰り」などが発売されています。


「古都・奈良」イメージの新観光列車「あをによし」
通常のきっぷを予約
必要なきっぷは、「乗車する区間で有効な乗車券」と「指定席券」です。
この観光列車のきっぷは、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の午前10時00分から購入可能。予約状況も「えきねっと」で確認できます。
きっぷの予約・購入方法について、詳しくは次のページをご覧ください。
きっぷ予約の注意事項
- プラネタリウムの整理券は、釜石駅行き列車(下り)では花巻駅停車中、花巻駅行き列車(上り)では釜石駅停車中に、先着順で配布されます。
- プラネタリウムの整理券が残っている場合、適宜、車内アナウンスでその旨が案内されます。
きっぷの料金
JR東日本の観光列車「SL銀河」に、通常のきっぷを予約し、片道乗車した場合の通常料金です(おもな区間のみ掲載)。
- 花巻~遠野
- 乗車券(860円)、指定席券(840円)の合計で1700円(子ども850円)
- 花巻~釜石
- 乗車券(1690円)、指定席券(840円)の合計で2530円(子ども1260円)
- 遠野~釜石
- 乗車券(860円)、指定席券(840円)の合計で1700円(子ども850円)
割引きっぷ
旅のルートなどにもよりますが、JR東日本が用意している割引きっぷを使うと、観光列車の旅をお得に楽しめる場合があります。