2025年版「北海道の観光列車」全10列車一覧&写真で紹介

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JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」
JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」

北海道エリアを走るJR北海道、道南いさりび鉄道、函館市交通局の観光列車あわせて10種類について、特徴、運行日、料金、予約方法などを一覧で、写真と一緒にわかりやすくご紹介。「観光列車えらび」にお役立てください。

赤い星

JR北海道が、2026年春から北海道各地で運行する予定の観光列車です。

ラグジュアリー志向の観光列車で、車内に個室、ラウンジ、茶室、展望室などを用意。クルーズトレインとしても運行されます。

観光列車「赤い星」イメージ(画像:JR北海道)
観光列車「赤い星」イメージ(画像:JR北海道)

「赤い星」は、季節ごとに運行区間を変えながら走ります。

4月下旬から7月中旬は、釧網本線の釧路~知床斜里間を走行。雄大な釧路湿原を車窓に楽しむことが可能です。

7月下旬から11月上旬は、道内各地のクルーズ運行を実施。

1月下旬から3月上旬は、札幌~網走間を走行。流氷への旅を彩ります。

観光列車「赤い星」ラウンジ・バー・ショップイメージ(画像:JR北海道)
観光列車「赤い星」ラウンジ・バー・ショップイメージ(画像:JR北海道)

「赤い星」のクルーズ運行は、ツアー専用列車(団体列車)として実施されます。乗車にはツアーの予約、購入が必要です。

そのほかの運行について、予約方法や料金はまだ発表されていません。

最新ニュース

JR北海道の新観光列車「赤い星」は、運行開始時期が変更される予定です。詳しくは次のページをご覧ください。

青い星

JR北海道が、2026年春から北海道各地で運行する予定の観光列車です。

同時期に登場する新観光列車「赤い星」と比較し、ややカジュアルな志向。全車に展望室、大型荷物置き場が設けられます。

観光列車「青い星」イメージ(画像:JR北海道)
観光列車「青い星」イメージ(画像:JR北海道)

「青い星」は、季節ごとに運行区間を変えながら走ります。

6月上旬から9月中旬は、富良野線の旭川・美瑛~富良野間を走行。花咲く丘を行く富良野、美瑛の北海道らしい景色を楽しむことが可能です。

1月下旬から3月上旬は、釧網本線の網走~知床斜里間を走行。オホーツク海の流氷を車窓に楽しむことができます。

観光列車「青い星」展望室イメージ(画像:JR北海道)
観光列車「青い星」展望室イメージ(画像:JR北海道)

「青い星」の予約方法や料金は、まだ発表されていません。

最新ニュース

JR北海道の新観光列車「青い星」は、運行開始時期が変更される予定です。詳しくは次のページをご覧ください。

花たび そうや

JR北海道が、宗谷本線の旭川~稚内間で運行する、日本最北の観光列車です。

地域の人々やご当地キャラクターによるおもてなし、特産品販売、イベントなどを停車駅や車内で楽しみながら、「最果ての春」を旅します。

JR北海道の観光列車「花たび そうや」
JR北海道の観光列車「花たび そうや」

「花たび そうや」は、期間限定で走る急行列車(全車指定席)です。

例年、道北エリアが春を迎える5月中旬から6月上旬の土曜日に稚内駅行き、日曜日に旭川駅行きが、1日1本ずつ運行されます。

観光列車「花たび そうや」に使われるキハ40系車内
観光列車「花たび そうや」に使われるキハ40系車内

「花たび そうや」へ乗車するには、JRの駅にある「みどりの窓口」、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」などで、きっぷを予約、購入する必要があります。

必要なきっぷは「乗車券」「急行券・指定席券」。料金は、旭川~稚内間の片道で8430円です(大人1名)。

「花たび そうや」に乗車するツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されます。ツアー用に座席が確保されており、きっぷの争奪戦を避けられるので、検討の価値があるでしょう。

流氷物語号

JR北海道が、釧網本線の網走~知床斜里間で運行する観光列車です。

釧網本線は、車窓に流氷が見える唯一の路線。その珍しい流氷の車窓を、「流氷物語号」では地元ガイドの案内を聞きながら満喫できます。流氷が来ているかどうかは、運次第ですが……。

JR北海道の観光列車「流氷物語号」
JR北海道の観光列車「流氷物語号」

「流氷物語号」は、期間限定で走る普通列車(一部指定席)です。

例年、オホーツク海沿岸へ流氷がやってくる2月上旬から3月上旬に、1日2往復が運行されます(運休日あり)。

北浜駅に停車中の観光列車「流氷物語号」
北浜駅に停車中の観光列車「流氷物語号」

「流氷物語号」へ乗車するには、JRの駅にある「みどりの窓口」、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」などで、きっぷを予約、購入する必要があります。

座席は、海側のボックス席、並び席が指定席で、それ以外が自由席。必要なきっぷは、指定席利用の場合は「乗車券」「指定席券」、自由席利用の場合は「乗車券」です。

料金は、網走~知床斜里間の片道で、指定席利用の場合は1810円、自由席利用の場合は970円です(大人1名)。

「流氷物語号」に乗車するツアーも例年、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されます。予約をおまかせでき、楽なので、検討の価値があるでしょう。

SL冬の湿原号

JR北海道が、釧網本線の釧路~標茶間で運行する観光列車です。

釧路湿原エリアを通るSL列車で、白銀の世界を、漆黒の蒸気機関車が情緒満点に走ります。車窓にタンチョウが現れることも……。

ダルマストーブを備えたカフェカーが連結されており、スルメをあぶって味わうことも可能です。

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」
JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」

「SL冬の湿原号」は、期間限定で走る普通列車(全車指定席)です。

例年、釧路湿原がが雪で覆われる1月中旬から3月中旬の金曜日、土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日1往復が運行されます。

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」ストーブカー(カフェカー)
JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」ストーブカー(カフェカー)

「SL冬の湿原号」へ乗車するには、JRの駅にある「みどりの窓口」、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」などで、きっぷを予約、購入する必要があります。

必要なきっぷは「乗車券」「指定席券」。料金は、釧路~標茶間の片道で2970円です(大人1名)。

「SL冬の湿原号」に乗車するツアーも例年、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されます。予約をおまかせでき、楽なので、検討の価値があるでしょう。

くしろ湿原ノロッコ号

JR北海道が、釧網本線の釧路~塘路間で運行する観光列車です。

釧路湿原エリアを通るトロッコ列車で、その雄大な風景と清々しい空気を、窓が大きく開くトロッコ風車両から直接、肌で感じることができます。

釧路川を渡る「くしろ湿原ノロッコ号」
釧路川を渡る「くしろ湿原ノロッコ号」

「くしろ湿原ノロッコ号」は、期間限定で走る普通列車(全車指定席)です。

例年、釧路湿原が緑に覆われる4月下旬から10月上旬に、最大で1日2往復が運行されます。

釧路川沿いを行く「くしろ湿原ノロッコ号」
釧路川沿いを行く「くしろ湿原ノロッコ号」

「くしろ湿原ノロッコ号」は全車指定席のため、乗車するには、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」、JRの駅にある「みどりの窓口」などで、事前にきっぷを予約、購入する必要があります。

料金は、釧路~塘路間の片道で1520円です(大人1名)。

「くしろ湿原ノロッコ号」に乗車するツアーも例年、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されます。予約をおまかせでき、楽なので、検討の価値があるでしょう。

富良野・美瑛ノロッコ号

JR北海道が、富良野線の旭川・美瑛~富良野間で運行する観光列車です。

花咲く丘を行く富良野、美瑛の北海道らしい景色と、その空気を、窓のないトロッコ車両から直接、感じることができます。

JR北海道の観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」
JR北海道の観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」

「富良野・美瑛ノロッコ号」は、期間限定で走る普通列車(一部指定席)です。

例年、ラベンダーなどの花々が見ごろを迎える6月上旬から9月下旬に、1日3往復が運行されます(運休日あり)。

JR北海道の観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」車内
JR北海道の観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」車内

「富良野・美瑛ノロッコ号」へ乗車するには、JRの駅にある「みどりの窓口」、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」などで、きっぷを予約、購入する必要があります。

必要なきっぷは、指定席利用の場合は「乗車券」「指定席券」、自由席利用の場合は「乗車券」です。

料金は、美瑛~富良野間の片道で、指定席利用の場合は1640円、自由席利用の場合は800円です(大人1名)。

「富良野・美瑛ノロッコ号」に乗車するツアーも例年、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されます。予約をおまかせでき、楽なので、検討の価値があるでしょう。

フラノラベンダーエクスプレス

JR北海道が、函館本線・根室本線の札幌~富良野間で運行する観光列車です。

1両まるまるのフリースペース、全席コンセントなど充実した車内設備が特徴で、富良野・美瑛エリアへ快適にアクセスできます。

JR北海道の観光列車「フラノラベンダーエクスプレス」
JR北海道の観光列車「フラノラベンダーエクスプレス」

「フラノラベンダーエクスプレス」は、期間限定で走る特急列車(一部指定席)です。

例年、ラベンダーなどの花々が見ごろを迎える6月上旬から9月下旬に、1日1往復が運行されます(運休日あり)。

JR北海道の観光列車「フラノラベンダーエクスプレス」ラベンダーラウンジ
JR北海道の観光列車「フラノラベンダーエクスプレス」ラベンダーラウンジ

「フラノラベンダーエクスプレス」へ乗車するには、JRの駅にある「みどりの窓口」、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」などで、きっぷを予約、購入する必要があります。

必要なきっぷは、指定席利用の場合は「乗車券」「指定席特急券」、自由席利用の場合は「乗車券」「自由席特急券」です。

料金は、札幌~富良野間の片道で、指定席利用の場合は5440円、自由席利用の場合は4910円です(大人1名)。

「フラノラベンダーエクスプレス」に乗車するツアーも例年、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されます。予約をおまかせでき、楽なので、検討の価値があるでしょう。

ながまれ海峡号

道南いさりび鉄道が、函館~木古内間で運行する観光列車です。

車窓に津軽海峡の夕景、夜景を楽しみながら、地元食材を使った料理、スイーツなどを味わうことができます。

茂辺地駅ホームで行うバーベキュー「いさりび焼」も魅力です。

道南いさりび鉄道の観光列車「ながまれ海峡号」
道南いさりび鉄道の観光列車「ながまれ海峡号」

「ながまれ海峡号」は、期間限定で走るツアー専用列車(団体列車)です。

例年、過ごしやすい時期である5月下旬から10月中旬の土曜日に月2回、1日1往復が運行されます。

11月と3月にも、「ながまれ海峡号おでん列車」として運行される場合があります。

函館山を眺めながら走る道南いさりび鉄道
函館山を眺めながら走る道南いさりび鉄道

「ながまれ海峡号」へ乗車するには、北海道オプショナルツアーズ「ほっとバス」でツアーを予約、購入する必要があります。

料金は、函館~木古内間の往復乗車、飲食代などを含んで、1万5900円からです(大人1名)。

箱館ハイカラ號

函館市交通局が、駒場車庫前~谷地頭・函館どつく前間で運行する観光列車です。

大正時代から函館の街を走り、その後、除雪車に改造された路面電車を、1992年(平成4年)に大正時代の姿へ復元。タイムスリップしたかのような旅を楽しめます。

函館市電の観光列車「箱館ハイカラ號」
函館市電の観光列車「箱館ハイカラ號」

「箱館ハイカラ號」は、期間限定で走る路面電車です。

例年、過ごしやすい時期である4月中旬から10月中旬の土曜日、日曜日、祝日に運行されます。

函館市電の観光列車「箱館ハイカラ號」
函館市電の観光列車「箱館ハイカラ號」

「箱館ハイカラ號」へ乗車するにあたって、特に予約はいりません。

通常の路面電車と同じ方法、運賃(大人210円から260円)で乗車できます。