
九州エリアを走るJR九州、西鉄、平成筑豊鉄道、島原鉄道、長崎電気軌道、南阿蘇鉄道、肥薩おれんじ鉄道の観光列車あわせて20種類について、特徴、運行日、料金、予約方法などを一覧で、写真と一緒にご紹介します。
観光列車「楽&得」に乗るには?
人気の観光列車、寝台列車へ乗るには、旅行会社が発売している「ツアーの利用」も検討の価値あり。面倒な切符の手配が不要、おまかせで楽できるほか、お得なツアーも用意されているからです。

クラブツーリズム「鉄道の旅特集」では、「寝台特急『サンライズ出雲』と観光列車『あめつち』2つの列車で紡ぐ山陰」「一度は乗りたい九州3つの観光列車『指宿のたまて箱』『36ぷらす3』『ゆふいんの森』に乗車」など、様々なプランを用意。
ひとり旅、女性限定ツアーもあるので、どんなツアーが、どのくらいの値段で予約できるのか、旅行計画の前にぜひ一度、チェックしてみてください。
上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。
ゆふいんの森
「ゆふいんの森」は、博多駅(福岡市博多区)と由布院駅(大分県由布市)、別府駅(大分県別府市)のあいだで、JR九州が運行する観光列車です。
見晴らしがよい、木のぬくもりにつつまれた車内で、客室乗務員によるサービス、ビュッフェなどを楽しみながら、非日常の時間を過ごすことができます。
「ゆふいんの森」では事前予約で、地元ならではの食材を使用したお弁当を味わうことも可能です。

車内販売では「ゆふいんの森フルーツサンド」も注目! 旬のフルーツにふわふわクリーム、それにそもそも車内販売でフルーツサンド自体、珍しいですよね~。限定品なので、ゲットできたらラッキーかも!?

運行日・時刻表
「ゆふいんの森」は、毎日3往復の運行が基本ですが、そのうち1往復を、一般の特急車両を使った特急「ゆふ」として運行する日があります。
詳しくは、JR九州「ゆふいんの森」公式サイトをご覧ください。

予約方法・料金
「ゆふいんの森」は、全車指定席の特急列車です。乗車するには、JR九州のインターネット予約サービス、JRの駅にある「みどりの窓口」などで切符を予約、購入する必要があります。
おもな区間の料金は、次の通りです(大人1人分、片道、時期により若干の変動あり)。
- 博多~由布院:6130円
- 由布院~別府:3330円
「憧れの由布院温泉と黒川温泉湯めぐり 『ゆふいんの森』に乗車 高千穂牛やあか牛も! 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
かんぱち・いちろく
「かんぱち・いちろく」は、博多駅(福岡市博多区)と別府駅(大分県別府市)のあいだを、JR九州が運行する観光列車です。
全車両がグリーン車で、コンセプトは「ゆふ高原線の風土を感じる列車」。経由するゆふ高原線(久大本線)沿線の食材を中心にした料理(お弁当)を味わいながら、あえて急がない、ぜいたくな列車の旅を楽しむことができます。

JR九州の車両は、水戸岡鋭治さん(ドーンデザイン研究所)がデザインしたものが多いですが、「かんぱち・いちろく」は鹿児島県の会社「IFOO」が担当。また違ったJR九州の旅を楽しめます!

運行日・時刻表
「かんぱち・いちろく」は、月曜日、水曜日、土曜日に別府駅行きの特急「かんぱち」、火曜日、金曜日、日曜日に博多駅行きの特急「いちろく」を、1日1本ずつ運行するのが基本です。
詳しくは、JR九州「かんぱち・いちろく」公式サイトをご覧ください。

予約方法・料金
「かんぱち・いちろく」は、ツアー専用列車(団体列車)です。乗車するには、JR九州「かんぱち・いちろく」公式サイトなどで予約する必要があります。
料金は、乗車区間にかかわらず次の通りです(大人1人分、片道)。
- ソファ席:1万9500円
- BOX席:1万9500円(1人での乗車は3万2500円)
- 畳個室:2万4500円
「『或る列車』と『特急いちろく』はクラブツーリズム貸切でご案内!『特急36ぷらす3』も乗車 3つの観光列車で巡る豪華な九州 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
或る列車
「或る列車(あるれっしゃ)」は、博多駅(福岡市博多区)と由布院駅(大分県由布市)のあいだで、JR九州が運行する観光列車です。
明治時代に製造されるも活躍の機会がなかった「幻の豪華列車」をイメージして登場。ゴージャスでロマンチック、上質で落ち着いた車内で、九州の旬の食材を使ったコース料理を味わえます。

JR九州の観光列車のなかでも、特にハイグレードなタイプです。豪華寝台列車「ななつ星in九州」に近い雰囲気を、比較的手軽に味わえる列車かもしれませんね!

運行日・時刻表
「或る列車」は、土曜日、日曜日、月曜日を中心に、1日1往復の運行が基本です。
詳しくは、JR九州「或る列車」公式サイトをご覧ください。

予約方法・料金
「或る列車」は、ツアー専用列車(団体列車)です。乗車するには、JR九州「或る列車」公式サイトなどで予約する必要があります。
料金は、次の通りです(大人1人分、片道)。
- テーブル席:3万6000円(1人での乗車は4万8000円)
- 個室:3万6000円(1人での乗車は4万2000円から4万8000円)
「『或る列車』貸切乗車・『36ぷらす3』2つの豪華列車と『さんふらわあ』クルーズ旅 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
ふたつ星4047
「ふたつ星4047(ふたつぼしよんまるよんなな)」は、武雄温泉駅(佐賀県武雄市)と長崎駅(長崎県長崎市)のあいだで、JR九州が運行する観光列車です。
コンセプトは「西九州の海めぐり列車」で、長崎駅行きの午前便では有明海と大村湾、武雄温泉駅行きの午後便では大村湾が車窓に展開。
その風景を堪能しながら、車内のビュッフェで沿線の味覚を味わったり、ラウンジでイベントを体験したり、停車駅でおもてなしを楽しんだりできます。

午前便では肥前浜駅の「HAMA BAR」で、地酒の飲み比べが可能! 午後便は、金曜日限定ですが、千綿駅で「くじら焼き」を買うことができます!

運行日・時刻表
「ふたつ星4047」は、金曜日、土曜日、日曜日、月曜日、祝日を中心に、1日1往復の運行が基本です(行楽シーズンに火曜日、木曜日も運行の場合あり)。
ただ、長崎駅行きの午前便は江北、肥前浜駅経由、武雄温泉駅行きの午後便は新大村、千綿駅経由と、運行ルートが異なります。
詳しくは、JR九州「ふたつ星4047」公式サイトをご覧ください。

予約方法・料金
「ふたつ星4047」は、全車指定席の特急列車です。乗車するには、JR九州のインターネット予約サービス、JRの駅にある「みどりの窓口」などで切符を予約、購入する必要があります。
おもな区間の料金は、次の通りです(大人1人分、片道、時期により若干の変動あり)。
- 武雄温泉~長崎(午前便):4960円
- 長崎~武雄温泉(午後便):5250円
「西九州の海めぐり列車『特急ふたつ星4047』軍艦島クルーズと呼子の朝市 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
あそぼーい!
「あそぼーい!」は、熊本駅(熊本市西区)と宮地駅(熊本県阿蘇市)のあいだで、JR九州が運行する観光列車です。
大人と子供で座れる「白いくろちゃんシート」、運転士気分のパノラマシート、豊富なフリースペース、遊び場、各所にいる犬のキャラクター「くろちゃん」など、「鉄道の旅」を子供と一緒に楽しめるよう工夫された列車になっています。

車内にビュッフェがあり、「阿蘇小国ジャージーミルクアイス」や、事前予約で「あそぼーい!弁当」「くろちゃん弁当」などを味わえるなど、大人だけで乗っても楽しい列車です!

運行日・時刻表
「あそぼーい!」は、毎日2往復の運行が基本ですが、車両の検査日は、後述する観光列車「かわせみ やませみ」を代わりに運行する場合があります。
詳しくは、JR九州「あそぼーい!」公式サイトをご覧ください。

予約方法・料金
「あそぼーい!」は、全車指定席の特急列車です。乗車するには、JR九州のインターネット予約サービス、JRの駅にある「みどりの窓口」などで切符を予約、購入する必要があります。
おもな区間の料金は、次の通りです(大人1人分、片道、時期により若干の変動あり)。
- 熊本~阿蘇:3080円
- 熊本~宮地:3330円
「人気の2つのD&S列車で行く 湯布院&阿蘇日帰り旅 特急『ゆふいんの森』&特急『あそぼーい!』」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
かわせみ やませみ
「かわせみ やませみ」は、熊本駅(熊本市西区)と人吉駅(熊本県人吉市)のあいだで、JR九州が運行する観光列車です。
熊本のスギやヒノキ、イグサといった自然素材を内装に使用。個室のようにも利用できるソファー席、大人と幼児で座れる「やませみベンチシート」、熊本の味覚を楽しめるビュッフェなど、多彩な設備も特徴です。

熊本の自然につつまれた車内で、「球磨焼酎」「でこぽんジュース」「阿蘇ブロンドエール」といった熊本の味を楽しみながら、熊本の旅を満喫できます!

運行日・時刻表
「かわせみ やませみ」は、毎日2往復の運行が基本ですが、臨時で1往復を追加運行する場合があります。
詳しくは、JR九州「かわせみ やませみ」公式サイトをご覧ください。

予約方法・料金
「かわせみ やませみ」は、全車指定席の特急列車です。乗車するには、JR九州のインターネット予約サービス、JRの駅にある「みどりの窓口」などで切符を予約、購入する必要があります。
おもな区間の料金は、次の通りです(大人1人分、片道、時期により若干の変動あり)。
- 熊本~人吉:4080円
「JR九州×クラブツーリズム共同企画! 特急『かわせみ やませみ』は貸切運行! 3つの観光列車を乗りつくす九州紀行 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
A列車で行こう
「A列車で行こう」は、熊本駅(熊本市西区)と三角(みすみ)駅(熊本県宇城市)のあいだで、JR九州が運行する観光列車です。
デザインのテーマは「16世紀の天草に伝わった南蛮文化」で、ステンドグラスのある車内にはジャズが流れ、バーカウンターでハイボールなどを提供。「走るジャズバー」を楽しめます。

終点の三角駅では、天草へ向かう船が接続。また、しばらく停車する途中の網田(おうだ)駅では、「季節の網田スムージー」を味わえます!

運行日・時刻表
「A列車で行こう」は、土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日2往復の運行が基本です(行楽シーズンは平日も運行の場合あり)。
詳しくは、JR九州「A列車で行こう」公式サイトをご覧ください。

予約方法・料金
「A列車で行こう」は、全車指定席の特急列車です。乗車するには、JR九州のインターネット予約サービス、JRの駅にある「みどりの窓口」などで切符を予約、購入する必要があります。
おもな区間の料金は、次の通りです(大人1人分、片道、時期により若干の変動あり)。
- 熊本~三角:2650円
「観光列車『A列車で行こう』 阿蘇と天草イルカウォッチング 露天風呂付客室で寛ぐ 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
海幸山幸
「海幸山幸(うみさちやまさち)」は、宮崎駅(宮崎県宮崎市)と南郷駅(宮崎県日南市)のあいだで、JR九州が運行する観光列車です。
沿線の特産「飫肥杉」を車内外に使用。南国リゾートの雰囲気につつまれ、日向灘を眺めながら、「海幸彦・山幸彦」神話の地を走ります。「海幸彦・山幸彦」神話について、車内で紙芝居形式で教えてもらえるびもポイントです。

車内では「宮崎マンゴー地サイダー」「青島ビール」「宮崎れもんケーキ&コーヒー」などを、また事前予約で「海幸山幸弁当」と、沿線の味覚を楽しむこともできます!

運行日・時刻表
「海幸山幸」は、土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日1往復の運行が基本です(行楽シーズンは平日も運行の場合あり)。
詳しくは、JR九州「海幸山幸」公式サイトをご覧ください。

予約方法・料金
「海幸山幸」は、全車指定席の特急列車です。乗車するには、JR九州のインターネット予約サービス、JRの駅にある「みどりの窓口」などで切符を予約、購入する必要があります。
おもな区間の料金は、次の通りです(大人1人分、片道、時期により若干の変動あり)。
- 宮崎~飫肥:2720円
- 宮崎~南郷:3140円
「九州にしか咲かないジャカランダと新緑美しき高千穂 観光列車『海幸山幸』に乗車 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
指宿のたまて箱
「指宿のたまて箱(いぶすきのたまてばこ)」は、鹿児島中央駅(鹿児島県鹿児島市)と指宿駅(鹿児島県指宿市)のあいだで、JR九州が運行する観光列車です。
海側を向いた座席の向こうに、錦江湾(鹿児島湾)と桜島の車窓が展開。そうして海を楽しんだのち、終着駅に到着すると、「煙」に見立てたミストの演出が乗降口でスタート。非日常の列車旅を、「浦島太郎」の気分で楽しめます。

車内では「いぶたまサンド」「指宿温泉サイダー」「いぶたまスイーツ」「いぶたまプリン」などを、また事前予約で「指宿のたまて箱弁当」と、沿線の味覚を楽しむこともできます!

運行日・時刻表
「指宿のたまて箱」は、毎日3往復の運行が基本です。
詳しくは、JR九州「指宿のたまて箱」公式サイトをご覧ください。

予約方法・料金
「指宿のたまて箱」は、全車指定席の特急列車です。乗車するには、JR九州のインターネット予約サービス、JRの駅にある「みどりの窓口」などで切符を予約、購入する必要があります。
おもな区間の料金は、次の通りです(大人1人分、片道、時期により若干の変動あり)。
- 鹿児島中央~指宿:2950円
「特急『ゆふいんの森』『指宿のたまて箱』 新幹線『のぞみ』『さくら』『ひかり』5つの列車でつなぐ九州縦断紀行 4日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
36ぷらす3
「36ぷらす3」は、九州各県でJR九州が運行する観光列車です。
5日間かけて九州7県を周遊。沿線各地でおもてなしや散策、味覚を楽しみながら、列車の旅ができます。一部区間だけの乗車も可能です。客席はすべてグリーン車で、個室も用意されています。

ビュッフェで「36ぷらす3オリジナル 黒いチキンカレー」「長崎・五島手延うどん『七椿』ミニうどん」「熊本・ぎょくとうハニーローザアイスクリーム」などを味わえるほか、車内イベントが開催され、「陶片体験」「九州の梅体験」といった体験を楽しめるのもポイントです!

運行日・時刻表
「36ぷらす3」は、次の日程での運行が基本です。
- 木曜日:博多駅発、鹿児島中央駅行き(熊本駅経由)
- 金曜日:鹿児島中央駅発、宮崎駅行き
- 土曜日:宮崎空港駅発、別府駅行き
- 日曜日:大分駅発、博多駅行き(門司港駅経由)
- 月曜日:博多~佐世保間を1往復
詳しくは、JR九州「36ぷらす3」公式サイトをご覧ください。

予約方法・料金
「36ぷらす3」は、全車指定席の特急列車です。乗車するには、「グリーン席プラン」か「ランチプラン」を予約する必要があります。
「グリーン席プラン」は、「36ぷらす3」乗車のみのプランです。一般的な特急列車と同様に、JR九州のインターネット予約サービス、JRの駅にある「みどりの窓口」などで切符を予約、購入して乗車します。
おもな区間の料金は、次の通りです(大人1人分、片道、時期により若干の変動あり)。
- 博多~鹿児島中央:1万8320円
- 鹿児島中央~宮崎:7960円
- 宮崎空港~別府:1万3220円
- 大分~博多:1万680円
- 博多~佐世保:7520円
「ランチプラン」は、「36ぷらす3」乗車と車内での食事がセットになったプランです。JR九州「36ぷらす3」公式サイトから予約して、乗車します。
おもな区間の料金は、次の通りです(大人1人分、片道、時期により若干の変動あり)。
- 博多~鹿児島中央:3万1200円
- 鹿児島中央~宮崎:2万100円
- 宮崎空港~別府:2万4400円
- 大分~博多:2万3500円
- 博多~佐世保:2万800円
「豪華列車『36ぷらす3』の全ルート走破 優雅なる九州鉄道旅 6日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
THE RAIL KITCHEN CHIKUGO
「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO(ザ レイルキッチン チクゴ」は、西鉄福岡(天神)駅(福岡市中央区)と花畑駅(福岡県久留米市)、大牟田駅(福岡県大牟田市)のあいだなどで、西鉄(西日本鉄道)が運行する観光列車です。
オープンキッチン車両へ「窯」が設置されており、それを生かしたできたての、温かい料理に舌鼓を打ちながら、鉄道の旅を楽しめます。
コンセプトは「地域を味わう観光列車」。料理には九州の旬の食材を使用しているほか、八女の竹を使用した竹編みの天井、「家具のまち」大川の家具など、インテリアも沿線を感じられる内容です。

手を振って「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」を歓迎してくれる人が、沿線のいろいろな場所にいるのも、この列車の魅力です!

運行日・時刻表
「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日、祝日を中心に、最大で1日2本の運行が基本です。
詳しくは、西鉄「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」公式サイトをご覧ください。

予約方法・料金
「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」へ乗車するには、西鉄「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」公式サイトなどで予約する必要があります。
料金は、各コースとも1万1800円です(大人1人分)。
「食事を愉しむ観光列車『THE RAIL KITCHEN CHIKUGO』優雅にランチ&太宰府・柳川 春の川下り」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
水都
「水都(すいと)」は、西鉄福岡(天神)駅(福岡市中央区)と大牟田駅(福岡県大牟田市)のあいだで、西鉄(西日本鉄道)が運行する観光列車です。
「水の都」と呼ばれる福岡県柳川市をテーマにした観光列車で、その伝統行事や花などをデザイン。柳川藩主「立花家」の文化財レプリカ展示、乗車記念スタンプ、乗車記念カードなども用意され、柳川への旅を彩ってくれます。

徳川家康が賞賛し、徳川秀忠の御伽衆を務めたという初代柳川藩主、立花宗茂ゆかりの品(レプリカ)を車内に展示。歴史好きの人にもオススメできる観光列車です!

運行日・時刻表
「水都」は、西鉄の特急列車して運行されるのが基本です。
どの列車が「水都」かは、西鉄「水都」公式サイトで確認できます。
予約方法・料金
「水都」は、予約不要で乗車できます。別料金も不要です。
おもな区間の料金は、次の通りです(大人1人分、片道)。
- 西鉄福岡(天神)~西鉄柳川:870円
- 西鉄福岡(天神)~大牟田:1050円
「水都」に乗るお手軽なツアーが、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などで発売されている場合があります。ぜひチェックしてみてください。
旅人
「旅人(たびと)」は、太宰府駅(福岡県福岡市)と西鉄二日市駅(福岡県筑紫野市)、西鉄福岡(天神)駅(福岡市中央区)のあいだなどで、西鉄(西日本鉄道)が運行する観光列車です。
太宰府をテーマにした観光列車で、日本画の世界、「和」の雰囲気で車内外を演出。縁起物のデザイン、縁結びの神様として知られる竈門神社とタイアップした祈願箱の設置、開運カードの配布など、乗るだけで御利益がありそうな列車になっています。

「旅人」という列車名は、飛鳥時代から奈良時代に活躍し、太宰府で多くの歌を詠んだとされる歌人の大伴旅人が由来です!

運行日・時刻表
「旅人」は、おもに西鉄太宰府線の普通列車として運行されるのが基本です。
どの列車が「旅人」かは、西鉄「旅人」公式サイトで確認可能です。
予約方法・料金
「旅人」は、予約不要で乗車できます。別料金も不要です。
おもな区間の料金は、次の通りです(大人1人分、片道)。
- 西鉄福岡(天神)~太宰府:420円
- 西鉄二日市~太宰府:170円
「旅人」に乗るお手軽なツアーが、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などで発売されている場合があります。ぜひチェックしてみてください。
潮風号
「潮風号」は、九州鉄道記念館駅(北九州市門司区)と関門海峡めかり駅(同)のあいだで、平成筑豊鉄道が運行する観光列車です。「北九州銀行レトロライン『潮風号』」という名前で運行されています。
門司港にあった貨物線を再利用した観光列車で、関門橋やその海を眺めながら、交通、物流の要衝として長い歴史を持つ海峡の空気を、肌で感じることが可能です。

関門海峡めかり駅は、関門トンネル人道入り口の近くにあり、そこから海底トンネルを歩いて、本州へ行くこともできます!

運行日・時刻表
「潮風号」は、土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日11往復の運行が基本です。
詳しくは、平成筑豊鉄道「潮風号」公式サイトをご覧ください。
予約方法・料金
「潮風号」は、予約不要で乗車できます。
料金は、乗車区間にかかわらず300円です(大人1人分、片道)。
「潮風号」に乗るお手軽なツアーが、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などで発売されている場合があります。ぜひチェックしてみてください。
ことこと列車
「ことこと列車」は、直方駅(福岡県直方市)と行橋駅(福岡県行橋市)のあいだで、平成筑豊鉄道が運行する観光列車です。
映画の舞台にもなった香春岳など、筑豊の車窓をに眺めながら、その沿線の食材を使ったフランス料理をゆっくり、のんびり味わうことが可能。途中駅でマルシェ、腕木式信号機の操作体験なども開催されます。

車両のデザインは、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」などを手がけた水戸岡鋭治氏(ドーンデザイン研究所)によるものです!

運行日・時刻表
「ことこと列車」は、土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日1本の運行が基本です。
詳しくは、平成筑豊鉄道「ことこと列車」公式サイトをご覧ください。
予約方法・料金
「ことこと列車」へ乗車するには、平成筑豊鉄道「ことこと列車」公式サイトなどで予約する必要があります。
料金は、1万9800円です(大人1人分)。
「特急『かんぱち』号貸切運行とレストラン列車『ことこと』 別府温泉『竹と椿のお宿 花べっぷ』2日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
しまてつカフェトレイン
「しまてつカフェトレイン」は、諫早駅(長崎県諫早市)と島原駅(長崎県島原市)のあいだで、島原鉄道が運行する観光列車です。
雄々しい雲仙岳、穏やかな有明海の車窓を楽しみながら、その地ゆかりの食材を使ったランチ、スイーツなどを味わうことができます。
通常の「しまてつカフェトレイン」とあわせて、「和」をテーマにした「しまてつカフェトレイン和日旅(わびたび)」が運行されているのも特徴です。

「日本一海に近い駅」とされる大三東(おおみさき)駅に、しばらく停車。青い海を背景に黄色いハンカチが揺れるホームで、記念撮影などができます!

運行日・時刻表
「しまてつカフェトレイン」は、土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日1本の運行が基本です。
詳しくは、島原鉄道「しまてつカフェトレイン」公式サイトをご覧ください。
予約方法・料金
「しまてつカフェトレイン」へ乗車するには、島原鉄道「しまてつカフェトレイン」公式サイトなどで予約する必要があります。
料金は、次の通りです(大人1人分)。
- カフェトレイン:6000円
- カフェトレイン和日旅:6500円
「貸切列車『しまてつカフェトレイン』で地元グルメ 春の御船山楽園20万本のツツジ・春もみじと島原城」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
みなと
「みなと」は、蛍茶屋停留場(長崎県長崎市)と赤迫停留場(同)のあいだなどで、長崎電気軌道が運行する観光列車です。
レトロな路面電車が、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」などを手がけた水戸岡鋭治氏(ドーンデザイン研究所)により、観光列車へ大変身。木のぬくもりに包まれた車内から、長崎の街を楽しめます。

ステンドグラス、船舶用の伝統が使われているなど、港町の雰囲気、異国情緒が漂う、長崎らしい車内になっています!

運行日・時刻表
「みなと」は、長崎市内を走る一般の路面電車として運行されます。
詳しくは、長崎電気軌道「みなと」公式サイトをご覧ください。

予約方法・料金
「みなと」は、予約不要で乗車できます。
料金は、乗車区間にかかわらず150円です(大人1人分、片道)。
「みなと」に乗るお手軽なツアーが、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などで発売されている場合があります。ぜひチェックしてみてください。
あかり
「あかり」は、崇福寺停留場(長崎県長崎市)と蛍茶屋停留場(同)のあいだなどで、長崎電気軌道が運行する路面電車の観光列車です。
飲食を楽しめるよう、テーブルやカウンター席を車内に設置。船旅を思わせる落ち着いたインテリア、ステンドグラスなど、長崎らしさもあふれています。

テーブルにはステンドグラス調のランプが設置されており、長崎の夜景と相乗効果を発揮。雰囲気満点です!

運行日・時刻表
「あかり」は例年、夏は「納涼ビール電車」、冬は「長崎おでん電車」として運行されます。
詳しくは、長崎電気軌道公式サイトをご覧ください。
予約方法・料金
「ビール電車」「おでん電車」へ乗車するには、ライブポケットなどで予約する必要があります。
料金は、次の通りです(2024年度の大人1人分)。
- 納涼ビール電車:4950円
- 長崎おでん電車:5500円
「あかり」に乗るお手軽なツアーが、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などで発売されている場合があります。ぜひチェックしてみてください。
ゆうすげ号
「ゆうすげ号」は、立野駅(熊本県南阿蘇村)と高森駅(熊本県高森町)のあいだで、南阿蘇鉄道が運行する観光列車です。
阿蘇山の南側を、その雄大な姿を楽しみながらゆっくり走る、小さなトロッコ列車。立野~長陽間で渡る第一白川橋梁は川からの高さが64.5mもあり、「ゆうすげ号」における見どころのひとつになっています。

第一白川橋梁は、2016年(平成28年)に発生した熊本地震で被災。2023年(令和5年)まで、不通が続いていました。窓がないトロッコ車両から楽しむその高さは、絶景です!

運行日・時刻表
「ゆうすげ号」は例年、3月中旬から11月下旬の土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日2往復の運行が基本です(行楽シーズンは平日も運行の場合あり)。
詳しくは、南阿蘇鉄道「ゆうすげ号」公式サイトをご覧ください。
予約方法・料金
「ゆうすげ号」へ乗車するには、南阿蘇鉄道「ゆうすげ号」公式サイトなどで予約する必要があります。
おもな区間の料金は、次の通りです(大人1人分、片道)。
- 立野~高森:1500円
「南阿蘇鉄道トロッコ列車全線乗車! 九州のパワースポット! 高千穂峡 宮崎名物チキン南蛮も! 郷土料理の昼食付」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。
おれんじ食堂
「おれんじ食堂」は、新八代駅(熊本県八代市)と川内駅(鹿児島県薩摩川内市)のあいだで、肥薩おれんじ鉄道が運行する観光列車です。
その名の通り「食事」を前面に押し出した観光列車で、沿線の食材を使った料理を車内で楽しむことが可能。不知火海(八代海)、東シナ海の絶景を車窓に眺めながら味わえるのも、大きな魅力です。

停車駅では「駅マルシェ」が開催されることがあり、そこでも沿線の味、買い物を楽しめます!

運行日・時刻表
「おれんじ食堂」は、運転士不足により2025年4月から運休中です。
詳しくは、肥薩おれんじ鉄道「おれんじ食堂」公式サイトをご覧ください。
予約方法・料金
「おれんじ食堂」へ乗車するには、肥薩おれんじ鉄道「おれんじ食堂」公式サイトなどで予約する必要があります。
「観光列車『THE RAIL KITCHEN CHIKUGO』と肥薩おれんじ鉄道を愉しむ 2日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。