近鉄の観光列車「あをによし」のきっぷ予約方法、料金、運転日、時刻表、お役立ち情報をご紹介。「古都・奈良」をイメージした観光列車はいかがでしょうか。
情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。
観光列車の特徴
「古都・奈良」の観光列車
近鉄の観光列車「あをによし」は、「古都・奈良」をイメージした観光列車。それを思わせる内外装の上質感、高級感、落ち着いた「和」の雰囲気が特徴です。
ちなみに「あをによし」は、「古都・奈良」にかかる枕詞。エンブレムは、正倉院御物などにも使われている吉祥紋様「花喰鳥」です。
新着情報
「関西らしいフレーバー」新登場
大人気という「あをによし」車内限定のバターサンドに、レーズンを復刻し、さらにフルーツミックスを新フレーバーとしてくわえた「あをによしバターサンド – レーズン&フルーツミックス –」が、2024年4月22日(月)より販売されます。
バナナ、パイナップルなどのフルーツが入ったフルーツミックスは、関西らしいフレーバーとのこと。
シェラトン都ホテル大阪による製造で、価格は、コーヒーもしくは紅茶付きのセットが1100円、単品が850円(税込み)。
なお「あをによし」では今回、このほかにもスイーツやソフトドリンクのメニューを一部変更するそうです。
おもな運転区間
近鉄の観光列車「あをによし」は、おもに次の区間で運転されます。
- 特急「あをによし」第1便・第8便
- 大阪難波(大阪市中央区)~近鉄奈良(奈良県奈良市)~京都(京都市下京区)、近鉄難波線・大阪線・奈良線・京都線経由、走行距離71.8km
- 特急「あをによし」第2便~第7便
- 京都(京都市下京区)~近鉄奈良(奈良県奈良市)、近鉄京都線・奈良線経由、走行距離39.0km
- 「あをによし」は、朝に大阪から京都へ出発したのち、京都~奈良間を3往復してから、夕方に京都から大阪へ戻る形で運転されます。
座席・設備・サービス
近鉄の観光列車「あをによし」の客席は、2種類あります。
ツインシート
「あをによし」の標準的な座席。向かい合わせ2人掛けの席と、やや窓側を向いた2人掛けの席があります。
- 各席にコンセントが用意されています。
サロンシート
パーテーションで区切られた半個室。「あをによし」の2号車に3区画あり、3人から4人で利用できます。
- 各区画にコンセントが用意されています。
ライブラリー
「あをによし」の4号車には、沿線に関する書籍をそろえたライブラリーがあります。ソファーも用意されたフリースペースです。
販売カウンター
「あをによし」の2号車には、スイーツやドリンク、お土産品などを販売するカウンターがあります。
編成・座席表
近鉄の観光列車「あをによし」は、19200系電車4両編成で運転されます。
- 近鉄奈良駅側が1号車、大阪難波駅、京都駅側が4号車です。
おすすめの席
「あをによし」でおすすめの席は、大和西大寺駅付近で平城宮跡がより広く見渡せる、近鉄奈良駅に向かって左側(ツインシートではやや窓側を向いた席側〈C席とD席〉)でしょうか。大阪難波駅発着の列車では生駒山地を越えるとき、同じ向きに大阪平野を一望することもできます。
「あをによし」プチ情報
近鉄の観光列車「あをによし」」に関する、役立つかもしれないプチ情報です。主観的な情報、変わりやすい情報が含まれるため、参考までにご覧ください。
- 「あをによし」の車両は、近鉄の一般的な特急電車12200系を改造し、誕生しました。
- 「あをによし」の車両は、「あをによし」へ改造される前、昭和天皇、エリザベス2世が乗られたことがあります。
- 「あをによし」の座席は、家具メーカーが作っています。
- 朝に大阪難波駅を発車する「あをによし第1便」は人気が高く、きっぷの発売と同時に満席になることも多いようです。
運転日・時刻表
近鉄の観光列車「あをによし」は、木曜日を除く週6日、大阪難波~近鉄奈良~京都間を1日1往復、京都~近鉄奈良間を1日3往復の運転が基本です。
- 途中駅の時刻は、一部の駅のみ掲載しています。
- 運転日は、すべての列車で同じです。
大阪難波~京都間の運転日・時刻表
- 途中の停車駅は、大阪上本町、鶴橋、生駒、学園前、近鉄奈良、大和西大寺、近鉄丹波橋です。
- 特急「あをによし 第1便」京都駅行き
- 大阪難波 9:35発 → 近鉄奈良 10:13発 → 京都 10:48着
- 大阪難波 9:10発 → 近鉄奈良 9:50発 → 京都 10:26着(平日の時刻)
- 2024年04月:木曜日以外に運転(4日は運転)
- 2024年05月:木曜日以外に運転(2日は運転)
- 2024年06月:木曜日以外に運転
- 2024年07月:木曜日以外に運転
- 2024年08月:木曜日以外に運転(8日、15日は運転)
- 2024年09月:木曜日以外に運転
- 特急「あをによし 第8便」大阪難波駅行き
- 京都 16:40発 → 近鉄奈良17:17着 → 大阪難波 17:59着
- 京都 16:20発 → 近鉄奈良16:55着 → 大阪難波 17:35着(平日の時刻)
京都~近鉄奈良間の運転日・時刻表
- 途中の停車駅は、近鉄丹波橋、大和西大寺です。
- 特急「あをによし第2便」近鉄奈良駅行き
- 京都 11:00発 → 近鉄奈良 11:34着
- 特急「あをによし第3便」京都駅行き
- 近鉄奈良 11:50発 → 京都 12:25着
- 特急「あをによし第4便」近鉄奈良駅行き
- 京都 13:00発 → 近鉄奈良 13:34着
- 特急「あをによし第5便」京都駅行き
- 近鉄奈良 13:50発 → 京都 14:25着
- 特急「あをによし第6便」近鉄奈良駅行き
- 京都 15:00発 → 近鉄奈良 15:34着
- 京都 14:40発 → 近鉄奈良 15:14着(平日の時刻)
- 特急「あをによし第7便」京都駅行き
- 近鉄奈良 15:50発 → 京都 16:25着
- 近鉄奈良 15:30発 → 京都 16:05着(平日の時刻)
きっぷの予約方法・予約状況
近鉄の観光列車「あをによし」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。
ツアーで予約
この観光列車へ乗るには、「ツアーの利用」も検討の価値あり。面倒なきっぷの手配が不要で、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。
- クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
- 「あをによし」の特集ページがあり、「『あをによし』に乗車!『かぎろひ』『しまかぜ』『青の交響曲』『ひのとり』5つの近鉄列車で結ぶ関西鉄道旅 2日間」などが発売されています。
- 人気の寝台列車・観光列車に乗る!
- ★いま注目★「寝台特急『サンライズ出雲』と観光列車『あめつち』2つの列車で紡ぐ山陰」「『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』『あをによし』4つの近鉄列車と伊勢神宮」などが発売されています。
※上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。
通常のきっぷを予約
必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」「特急券」「特別車両券」です。
- 乗車券として、「Suica」「PASMO」「ICOCA」といった交通系ICカードを使うこともできます。
- サロンシートは、3人から4人で利用できます。
- 「あをによし」には1人用の座席がないため、1人で乗車する場合は、別に子ども1人分の特急券、特別車両券も購入し、ツインシート2席を利用する形になります(子どもの乗車券は不要)。
この観光列車のきっぷは、近鉄「インターネット予約・発売サービス」、近鉄の駅窓口、特急券自動券売機、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の同じ日の午前10時30分から購入できます。
予約状況は、近鉄「特急空席案内」で確認可能です。
きっぷの料金
近鉄の観光列車「あをによし」に、通常のきっぷを予約し、大人2名でツインシートへ片道乗車した場合の、1人分の通常料金です(税込み)。
- 大阪難波~近鉄奈良
- 1410円(乗車券680円、特急券520円、特別車両券210円)
- 京都~近鉄奈良
- 1490円(乗車券760円、特急券520円、特別車両券210円)
- 大阪難波~京都
- 2140円(乗車券1140円、特急券790円、特別車両券210円)
- サロンシートは、ツインシートと同じ料金で利用できます(乗車券、特急券、特別車両券でOK)。
- 子ども(小学校入学年の4月1日から卒業年の3月31日まで)の料金は、乗車券、特急券、特別車両券が、大人の半額になります。未就学児は、大人もしくは子ども1名につき2名まで、料金不要で同行可能です(未就学児も1席利用する場合などを除く)。
お得なきっぷ
「あをによし」を利用できる、お得なきっぷの一例です。
- 奈良世界遺産フリーきっぷ[奈良・斑鳩(1日・2日)コース]
- 奈良世界遺産フリーきっぷ[奈良・斑鳩・吉野コース]
- 奈良・斑鳩 1dayチケット
- 近鉄週末フリーパス
お得なきっぷの内容は、変更の場合があります。詳細は近鉄「お得なきっぷ一覧」をご覧ください。
かんたん予約!観光列車ツアーの料金もチェック