
人気が高い近鉄の観光特急「しまかぜ」。おすすめの座席、カフェの利用、個室(部屋)や座席の種類、よくある質問について、わかりやすくお答えします。
情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。
「しまかぜ」各停車駅からの料金、プレミアムシートや個室の料金、割り引き、安く乗る方法については、次のページをご覧ください。
予約方法、予約のコツ、空き状況については、次のページをご覧ください。
時刻表、停車駅、運行日については、次のページをご覧ください。
「しまかぜ」とは?
「しまかぜ」は、大阪、京都、名古屋と三重県の伊勢志摩方面を結ぶ、近鉄(近畿日本鉄道)の観光特急。リゾート感満点の雰囲気、充実した設備、サービスが特徴です。
座席は、電動リクライニングのプレミアムシートが標準。展望車両、個室も用意されているほか、カフェ車両で温かいメニューを味わえるのも大きな魅力になっています。

運行ルート
近鉄の観光特急「しまかぜ」は、大阪難波駅(大阪市中央区)、京都駅(京都市下京区)、近鉄名古屋駅(名古屋市中村区)と、賢島駅(三重県志摩市)のあいだを1日1往復ずつ、週6日の運行が基本です。
「しまかぜ」の時刻表、停車駅、運行日については、次のページをご覧ください。

個室(部屋)・座席
近鉄の観光特急「しまかぜ」には、次の5種類の座席、個室(部屋)があります。
- プレミアムシート
- プレミアムシート(展望車両)
- サロン席
- 洋風個室
- 和風個室
6両編成で112の座席と5つの個室が用意されており、全体の定員は138人です。
プレミアムシート
「しまかぜ」の標準的な座席で、2人掛けと1人掛けのゆとりあるリクライニングシートが、125cmという新幹線のグリーン車より広い前後間隔で並びます。
電動のリクライニング、レッグレスト、エアクッション、コンセントも装備し、表皮は本革。席数は58です。

プレミアムシート(展望車両)
「しまかぜ」の先頭車両は、床を高く、窓を大きくした展望車両。座席の配置、構造は通常のプレミアムシートと同じですが、より開放感のある車窓を楽しむことができます。
編成の両端にあるため、最前列からは迫力ある列車前方の眺望を楽しめるのもポイント。席数は54です。

サロン席
大型テーブルと仕切り板、コンセントを備えた、向かい合わせ6人掛けの簡易個室(セミコンパートメント)です。4人から6人で利用できます。
扉がなく個室感は少なめですが、「しまかぜ」の標準的な座席(プレミアムシート)と同じ値段で乗ることが可能(個室券なしでOK)。室数は3です。

和風個室
掘りごたつ風になった、靴を脱いでくつろげる和風の個室(部屋)です。3人から4人で利用できます。
座椅子はリクライニングOK。個室内にコンセントのほか、アテンダント呼び出しボタンがあり、カフェ車両のルームサービスを受けることが可能(一部メニューを除く)。室数は1です。

洋風個室
窓に向かってL字型にソファーが配置された、洋風の個室(部屋)です。3人から4人で利用できます。
個室内にコンセントのほか、アテンダント呼び出しボタンがあり、カフェ車両のルームサービスを受けることが可能(一部メニューを除く)。室数は1です。

車内設備
近鉄の観光特急「しまかぜ」の車内にある設備について、ご紹介します。
カフェ車両
「しまかぜ」では、温かい食事、お弁当、ドリンク、スイーツ、お土産品などを販売するカフェ車両(食堂車)が営業しています。
「はまぐりのシーフードピラフ」「松阪牛カレー」「松阪牛重」「スイーツセット」「赤福銘々箱」「お菓子職人おとべ 米粉ミニリアスクーヘン」といった、「しまかぜ」が走る地域の味覚など楽しむことが可能。

カフェ車両は2階建て構造になっており、2階席では開放的な車窓と一緒に、1階席では落ち着いて、食事などを味わうことができます。席数は、2階が13、1階が6です。

ロッカー
「しまかぜ」の1号車、6号車には、乗車中に無料で使えるロッカーが用意されています。

トイレ・パウダールーム
「しまかぜ」の車内には、多目的トイレが2か所、共用トイレが1か所、男性用トイレ、パウダールームがそれぞれ3か所に用意されています。
ちなみに「しまかぜ」のデッキ(乗降口)は、床が2色の天然御影石です。

よくある質問
予約・料金について
- Qおすすめの予約方法は?
近鉄の観光特急「しまかぜ」の切符を予約するにあたって、おすすめの方法は2つあります。
ひとつは、近鉄「インターネット予約・発売サービス」でを利用する方法。スマートフォンやパソコンから予約でき、チケットレス乗車も可能です。
もうひとつは、
クラブツーリズム「鉄道の旅特集」から、宿泊などがセットになったツアーを予約、購入する方法。おまかせで楽できるほか、トータルでお得になる場合もあります。
予約方法、予約のコツ、空き状況について詳しくは、次のページをご覧ください。
- Q料金は? プレミアムシートの場合は?
近鉄の観光特急「しまかぜ」の料金は、標準的な座席(プレミアムシート)を利用した場合で、大阪難波~賢島間が5460円、京都~賢島間が6150円、近鉄名古屋~賢島間が5060円です(大人1人、片道の値段)。
「しまかぜ」各停車駅からの料金、プレミアムシートや個室の料金、割り引き、安く乗る方法については、次のページをご覧ください。
車両・車内について
- Qおすすめの座席は?
近鉄の観光特急「しまかぜ」でおすすめの座席は、車窓的な意味では、賢島駅に向かって左側でしょうか。鳥羽駅付近で海が広がります。
賢島駅に向かって左側の席は、プレミアムシートではC席側(2人掛け席側)です。個室はすべて左側にあります。サロン席は右側ですが、左側に視界が開けているため、海が見えるでしょう。
プレミアムシートに乗車する場合、数段の階段が問題なければ、1号車、6号車がおすすめです。床が高く、窓が大きくされた展望車両で、より優れた眺望を楽しめるからです。
- Q個室は何人で使える? 2人でもOK?
近鉄の観光特急「しまかぜ」の個室は、和風個室、洋風個室、簡易個室のサロン席があります。
和風個室と洋風個室は、3人から4人で乗車し、乗車区間に大和八木~伊勢市間、もしくは近鉄四日市~伊勢市間を含む場合に利用できます。
サロン席は、4人から6人で利用できます。
- Qコンセントはある?
近鉄の観光特急「しまかぜ」は、すべての席、個室にコンセントを用意。スマートフォンの充電、パソコンの電源などに使うことができます。
- Qカフェの利用方法は? 席は予約できる? 混雑する?
近鉄の観光特急「しまかぜ」は、カフェ車両(食堂車)を連結。19席あり、「はまぐりのシーフードピラフ」「松阪牛カレー」「スイーツセット」「赤福銘々箱」といったメニューを味わえます。
カフェ車両の利用は先着順で、席の予約はできません。食事メニュー以外はテイクアウト可能です。
混雑について、賢島駅行き列車では昼食時間帯にかかるため、その可能性が高いかもしれません。
賢島駅発の列車は、午後から夕方の時間帯を走るので、あまり混雑しない傾向のようです。
- Qアテンダントはいる? どんなサービスがある?
近鉄の観光特急「しまかぜ」にはアテンダントが乗務しており、カフェ車両(食堂車)の営業、ワゴンサービス、おしぼりや記念乗車証の配布などを行っています。
「しまかぜ」の和風個室、洋風個室にはアテンダント呼び出しボタンがあり、カフェ車両のルームサービスを受けることが可能です(一部メニューを除く)。
- Q車内販売はある?
近鉄の観光特急「しまかぜ」では、ワゴンサービスによる車内販売が行われるほか、カフェ車両(食堂車)で食べ物や飲み物を購入し、テイクアウトすることも可能です(食事メニューはテイクアウト不可)。
- Q車内へ持ち込みできる?
近鉄の観光特急「しまかぜ」車内への飲食物持ち込みについて、特に制限はありません。
カフェ車両へ飲食物を持ち込むのはNGです。
- Q「しまかぜ」と「ひのとり」の違いは?
「しまかぜ」は、大阪、京都、名古屋と伊勢志摩を結ぶ近鉄の観光特急で、個室があり、カフェ車両(食堂車)も連結するなど、旅行、リゾートの性格が強い列車になっています。
「ひのとり」は、大阪と津、名古屋を短時間で結ぶ近鉄の特急で、「しまかぜ」と比べると日常的、ビジネス的な性格を持つ列車になっています。
「近鉄観光特急」情報
「しまかぜ」各停車駅からの料金、プレミアムシートや個室の料金、割り引き、安く乗る方法については、次のページをご覧ください。
「しまかぜ」の予約方法、予約のコツ、空き状況については、次のページをご覧ください。
「しまかぜ」の時刻表、停車駅、運行日については、次のページをご覧ください。
奈良と京都、大阪を結ぶ近鉄の観光特急「あをによし」については、次のページをご覧ください。
大阪と吉野を結ぶ近鉄の観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」については、次のページをご覧ください。





