料金、予約方法、時刻表、停車駅、座席、個室(部屋)、よくある質問など、近鉄の観光特急「しまかぜ」について、わかりやすくお答えします。
情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。
「しまかぜ」のプレミアムシートが、生まれ変わって車内で再利用されます。詳しくは「最新ニュース」をご覧ください。
「しまかぜ」とは?
「しまかぜ」は、大阪、京都、名古屋と三重県の伊勢志摩方面を結ぶ、近鉄(近畿日本鉄道)の観光特急。リゾート感満点の雰囲気、充実した設備、サービスが特徴です。
座席は、電動リクライニングのプレミアムシートが標準で、個室も用意。アテンダントが乗務し、カフェ車両で温かいメニューを味わうこともできます。
車内・座席・個室・編成
近鉄の観光特急「しまかぜ」、その車内、座席、個室(部屋)、編成などについてご紹介します。
プレミアムシート
「しまかぜ」の標準的な座席です。2人掛けと1人掛けのゆったりしたリクライニングシートが、125cmという新幹線のグリーン車より広い前後間隔で並びます。
表皮は本革で、電動のリクライニング、レッグレスト、エアクッション、コンセントも装備。
プレミアムシートは、2号車、5号車にあわせて58席あります。一部の席は車いす対応です。
プレミアムシート(展望車両)
「しまかぜ」の先頭車両は、床を高く、窓を大きくした展望車両です。座席の配置、構造は通常のプレミアムシートと同じですが、より開放感のある車窓を楽しむことができます。
プレミアムシート(展望車両)は、1号車、6号車にあわせて54席あります。編成の両端にあるため、迫力のある列車前方の眺望を楽しめるのもポイントです。
サロン席
大型テーブルと仕切り板、コンセントを備えた、向かい合わせ6人掛けの半個室(セミコンパートメント)です。4人から6人で利用できます。
扉がなく個室感は少なめですが、「しまかぜ」の標準的な座席(プレミアムシート)と同じ値段で乗れるのが特徴です(個室券なしでOK)。
サロン席は、3号車もしくは4号車に3区画あります。
和風個室
掘りごたつ風になった、靴を脱いでくつろげる和風の個室(部屋)です。3人から4人で利用できます。
座椅子はリクライニングOK。個室内にコンセントのほか、アテンダント呼び出しボタンがあり、カフェ車両のルームサービスを受けることが可能です(一部メニューを除く)。
和風個室は、3号車もしくは4号車に1室あります。
洋風個室
窓に向かってL字型にソファーが配置された、洋風の個室(部屋)です。3人から4人で利用できます。
個室内にコンセントのほか、アテンダント呼び出しボタンがあり、カフェ車両のルームサービスを受けることが可能です(一部メニューを除く)。
洋風個室は、3号車もしくは4号車に1室あります。
カフェ車両
「しまかぜ」の3号車もしくは4号車では、温かい食事、お弁当、ドリンク、スイーツ、お土産品などを販売するカフェ車両(食堂車)が営業しています。
19席が用意されており、そこで「はまぐりのシーフードピラフ」「松阪牛カレー」「松阪牛重」「スイーツセット」「赤福銘々箱」「お菓子職人おとべ 米粉ミニリアスクーヘン」といった「しまかぜ」らしいメニューを味わうことができます。
カフェ車両は2階建て構造で、2階席は開放的、1階席は落ち着ける空間になっているのも特徴です。
ロッカー
「しまかぜ」の1号車、6号車には、乗車中に無料で使えるロッカーが用意されています。
トイレ・パウダールーム
「しまかぜ」の車内には、多目的トイレが2か所、共用トイレが1か所、男性用トイレ、パウダールームがそれぞれ3か所に用意されています。
ちなみに「しまかぜ」のデッキ(乗降口)は、床が2色の天然御影石です。
編成・座席表
「しまかぜ」は、50000系電車6両編成で運転されます。
運行日・停車駅・時刻表
近鉄の観光特急「しまかぜ」、その運行区間、運行日、停車駅、時刻表についてご紹介します。
運行区間
「しまかぜ」の運行区間は、大阪難波~賢島間、京都~賢島間、近鉄名古屋~賢島間です。
運行日・停車駅・時刻表
「しまかぜ」の運行は、大阪難波駅発着の「しまかぜ」、京都駅発着の「しまかぜ」、近鉄名古屋駅発着の「しまかぜ」、それぞれ週6日、1日1往復が基本です(例外あり)。
大阪難波駅発着「しまかぜ」
大阪難波駅発着の「しまかぜ」は、火曜日以外に運転されます。
ただし、2024年12月31日(火)、2025年2月11日(火・祝)、3月25日(火)は運転です。
駅名 | 賢島駅行き | 大阪難波駅行き |
---|---|---|
大阪難波 | 10:40発 | 18:25着 (18:21着) |
大阪上本町 | 10:43発 | 18:20着 (18:17着) |
鶴橋 | 10:46発 | 18:18着 (18:14着) |
大和八木 | 11:11発 | 17:49着 (17:50着) |
伊勢市 | 12:16着 | 16:43発 |
宇治山田 | 12:18着 | 16:41発 |
鳥羽 | 12:31着 | 16:30発 |
鵜方 | 12:58着 | 16:05発 |
賢島 | 13:03着 | 16:00発 |
京都駅発着「しまかぜ」
京都駅発着の「しまかぜ」は、水曜日以外に運転されます。
ただし、2025年1月1日(水)、3月26日(水)は運転です。
また、2024年11月18日(月)、22日(金)~27日(水)、2025年1月31日(金)、2月1日(土)~2月3日(月)、7日(金)、28日(金)、3月1日(土)~5日(水)、7日(金)は運休になります。
駅名 | 賢島駅行き | 京都駅行き |
---|---|---|
京都 | 10:00発 | 17:34着 (17:32着) |
近鉄丹波橋 | 10:06発 | 17:26着 (17:23着) |
大和西大寺 | 10:33発 (10:30発) | 16:58着 |
大和八木 | 10:54発 | 16:39着 |
伊勢市 | 12:00着 | 15:34発 |
宇治山田 | 12:03着 | 15:32発 |
鳥羽 | 12:14着 | 15:20発 |
鵜方 | 12:38着 | 14:55発 |
賢島 | 12:44着 | 14:50発 |
近鉄名古屋駅発着「しまかぜ」
近鉄名古屋駅発着の「しまかぜ」は、木曜日以外に運転されます。
ただし、2025年1月2日(木)、3月20日(木・祝)、27日(木)は運転です。
駅名 | 賢島駅行き | 近鉄名古屋駅行き |
---|---|---|
近鉄名古屋 | 10:25発 | 17:44着 |
近鉄四日市 | 10:53発 (10:54発) | 17:12着 (17:14着) |
伊勢市 | 11:40着 | 16:24発 (16:25発) |
宇治山田 | 11:42着 | 16:22発 (16:23発) |
鳥羽 | 11:54着 | 16:10発 (16:13発) |
鵜方 | 12:21着 | 15:45発 (15:46発) |
賢島 | 12:27着 | 15:40発 |
きっぷの予約方法
近鉄の観光特急「しまかぜ」、そのきっぷの予約方法についてご紹介します。
とにかく簡単がいい
「しまかぜ」乗車と宿泊などがセットになったツアーの予約がおすすめです。おまかせで楽できるほか、トータルではお得になる場合もあるからです。
クラブツーリズム「鉄道の旅特集」には「しまかぜ」の特集ページがあり、「弊社Aランクホテル『都シティ大阪本町』に宿泊 『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』『あをによし』4つの近鉄列車と伊勢神宮 2日間」などが発売されています。
自分で予約したい
近鉄の「インターネット予約・発売サービス」を使って、きっぷを予約、購入するのがおすすめです。スマートフォンやパソコンから予約でき、窓口や券売機でのきっぷ受け取りは不要。チケットレスで乗車できます。
必要なきっぷ
「しまかぜ」乗車に必要なきっぷは、次の通りです。
- 乗車券(運賃)
- 特急券・特別車両券(特急料金・しまかぜ特別車両料金)
- 個室券(和風個室、洋風個室を利用する場合のみ必要)
近鉄の「インターネット予約・発売サービス」で予約、購入できるきっぷは、特急券・特別車両券、個室券だけなので、乗車券は別に用意する必要があります。
乗車券は、乗る前に駅の券売機で購入してもOKですが、交通系ICカードや、クレジットカードのタッチ決済を乗車券として使えば、完全にチケットレスで手間なく、「しまかぜ」に乗車可能です。
予約・乗車の流れ
- STEP 1予約
近鉄の「インターネット予約・発売サービス」を使い、特急券・特別車両券をチケットレスで予約、購入する。
- STEP 2乗車当日
Suica、PASMO、ICOCAといった交通系ICカードで、駅の自動改札機を通る。
- STEP 3車内で
予約した「しまかぜ」の座席を利用する(予約した席は、予約時に届くメールなどで確認可能)。
- STEP 1特急券・特別車両券を予約
近鉄の「インターネット予約・発売サービス」を使い、特急券・特別車両券をチケットレスで予約、購入する。
- STEP 2乗車券を購入
スマートフォンを使い、近鉄の「きんてつチケット Eモール」で「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“デジタルまわりゃんせ”」を購入する。
- STEP 3乗車当日
購入した「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“デジタルまわりゃんせ”」で、駅の自動改札機を通る。
- STEP 4車内で
予約した「しまかぜ」の座席を利用する(予約した席は、予約時に届くメールなどで確認可能)。
予約の注意事項
- 「しまかぜ」のきっぷは、乗車1か月前の同じ日の午前10時30分から予約、購入できます。
- 3月31日に乗車する場合など、「乗車1か月前の同じ日」がない場合は、乗車する月の1日午前10時30分から、きっぷの予約、購入ができます(3月31日乗車の場合は3月1日)。
- 予約の受け付け開始日時について、年末年始は変更される場合があります。
- サロン席、和風個室、洋風個室とも区画単位での発売で、相席にはなりません。
- サロン席は、4人から6人で利用できます。
- 和風個室、洋風個室は、3人から4人で使い、乗車区間に大和八木~伊勢市間、もしくは近鉄四日市~伊勢市間を含む場合に利用できます。
予約状況の確認方法
「しまかぜ」の予約状況、空席の有無は、次の各リンク先で確認できます。
リアルタイムで予約、空席の状況を知りたい場合、近鉄の「特急空席案内」で調べたい「しまかぜ」の日時、乗車駅、降車駅を入力することで確認可能です。
きっぷの料金
近鉄の観光特急「しまかぜ」の料金は、乗車区間の運賃(乗車券)に、特急料金・しまかぜ特別車両料金(特急券・特別車両券)をくわえた値段です。
和風個室、洋風個室を利用する場合は、そこへ個室券の金額(1室あたり1050円)もあわせた価格になります。
子供(小学生)の料金は、約半額です。詳しくは、「電車の子供切符 何歳から何歳まで? 料金は? 半額にならない場合も」をご覧ください。
大阪難波駅からの料金
大阪難波駅からプレミアムシートを利用した場合の、大人1人分の料金です。乗車駅と下車駅が逆になっても、料金は同じです。
下車駅 | 乗車券 | 特急券・特別車両券 | 合計 |
---|---|---|---|
伊勢市 | 2170円 | 2180円 | 4350円 |
宇治山田 | 2170円 | 2180円 | 4350円 |
鳥羽 | 2460円 | 2180円 | 5150円 |
鵜方 | 2770円 | 2690円 | 5460円 |
賢島 | 2770円 | 2690円 | 5460円 |
京都駅からの料金
京都駅からプレミアムシートを利用した場合の、大人1人分の料金です。乗車駅と下車駅が逆になっても、料金は同じです。
下車駅 | 乗車券 | 特急券・特別車両券 | 合計 |
---|---|---|---|
伊勢市 | 2430円 | 2690円 | 5120円 |
宇治山田 | 2430円 | 2690円 | 5120円 |
鳥羽 | 2740円 | 2690円 | 5430円 |
鵜方 | 3060円 | 3090円 | 6150円 |
賢島 | 3060円 | 3090円 | 6150円 |
近鉄名古屋駅からの料金
近鉄名古屋駅からプレミアムシートを利用した場合の、大人1人分の料金です。乗車駅と下車駅が逆になっても、料金は同じです。
下車駅 | 乗車券 | 特急券・特別車両券 | 合計 |
---|---|---|---|
伊勢市 | 1740円 | 2180円 | 3920円 |
宇治山田 | 1740円 | 2180円 | 3920円 |
鳥羽 | 2070円 | 2180円 | 4250円 |
鵜方 | 2370円 | 2690円 | 5060円 |
賢島 | 2370円 | 2690円 | 5060円 |
よくある質問
注目の質問
- Qおすすめの予約方法は?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」のきっぷを予約するにあたって、おすすめの方法は2つあります。
ひとつは、近鉄の「インターネット予約・発売サービス」を利用する方法。スマートフォンやパソコンから予約でき、チケットレス乗車も可能です。
もうひとつは、宿泊などがセットになったツアーを利用する方法。おまかせで楽できるほか、トータルでお得になる場合もあります。
「しまかぜ」の予約方法について、詳しくはこのページ「きっぷの予約方法」の項目をご覧ください。
- Q料金は? プレミアムシートの場合は?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」の料金は、標準的な座席(プレミアムシート)を利用した場合で、大阪難波~賢島間が5460円、京都~賢島間が6150円、近鉄名古屋~賢島間が5060円です(大人1人、片道の値段)。
「しまかぜ」の料金について、詳しくはこのページ「きっぷの料金」の項目をご覧ください。
- Qカフェの利用方法は? 席は予約できる? 混雑する?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」は、カフェ車両(食堂車)を連結。19席あり、「はまぐりのシーフードピラフ」「松阪牛カレー」「スイーツセット」「赤福銘々箱」といったメニューを味わえます。
カフェ車両の利用は先着順で、席の予約はできません。食事メニュー以外はテイクアウト可能です。
混雑について、賢島駅行き列車では昼食時間帯にかかるため、その可能性が高いかもしれません。賢島駅発の列車は、午後から夕方の時間帯を走るため、あまり混雑しない傾向のようです。
「しまかぜ」のカフェ車両について、詳しくはこのページ「車内・座席・個室・編成」の項目をご覧ください。
- Qいつから予約できる?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」のきっぷは、乗車1か月前の同じ日の午前10時30分から予約できます。
3月31日に乗車する場合など、「乗車1か月前の同じ日」がない場合は、乗車する月の1日午前10時30分から、きっぷの予約が可能です(3月31日乗車の場合は3月1日)。
ただ年末年始は、予約の受け付け開始日時が変更される場合があります。詳しくはこのページ「きっぷの予約方法」の項目をご覧ください。
- Q予約状況・空席の確認方法は?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」の予約状況は、大阪難波駅発着の「しまかぜ」、京都駅発着の「しまかぜ」、近鉄名古屋駅発着の「しまかぜ」、それぞれのリンク先で確認可能です。
空席がどのくらいあるか、リアルタイムの予約状況を知りたい場合、近鉄の「特急空席案内」で調べたい「しまかぜ」の日時、乗車駅、降車駅を入力することで確認できます。
- Q予約が取れない! 予約のコツは?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」のきっぷは、プレミアムシート、サロン席であれば、予約の受け付けが開始されるタイミング(通常は乗車1か月前の同じ日の午前10時30分)に、近鉄の「インターネット予約・発売サービス」で申し込めば、たいていの場合で取れそうです。
ただ和風個室、洋風個室は部屋数が少ないため、近鉄の駅に行き、予約の受け付けが開始されるタイミングで窓口の係員に予約してもらうほうが、取れる可能性が高いかもしれません。
「しまかぜ」の予約方法について、詳しくはこのページ「きっぷの予約方法」の項目をご覧ください。
- Q停車駅は? どこからどこまで走ってる?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」は、大阪難波~賢島間、京都~賢島間、近鉄名古屋~賢島間での運行です。
全列車が伊勢市駅、宇治山田駅、鳥羽駅、鵜方駅、賢島駅に停車するほか、大阪難波駅発着の「しまかぜ」は大阪上本町駅、鶴橋駅、大和八木駅、京都駅発着の「しまかぜ」は近鉄丹波橋駅、大和西大寺駅、大和八木駅、近鉄名古屋駅発着の「しまかぜ」は近鉄四日市駅にも停車します。
「しまかぜ」の停車駅について、詳しくはこのページ「運行日・停車駅・時刻表」の項目をご覧ください。
- Q時刻表・ダイヤは?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」は、大阪難波~賢島間、京都~賢島間、近鉄名古屋~賢島間、それぞれ週6日、1日1往復の運転が基本。運休日があることに注意が必要です。
賢島駅行きの「しまかぜ」は、大阪難波駅を10時43分、京都駅を10時06分、近鉄名古屋駅を10時25分に発車します。
大阪難波駅行きの「しまかぜ」は16時00分、京都駅行きの「しまかぜ」は14時50分、近鉄名古屋駅行きの「しまかぜ」は15時40分に、賢島駅を発車します。
「しまかぜ」の時刻表(ダイヤ)、運行日について、詳しくはこのページ「運行日・停車駅・時刻表」の項目をご覧ください。
- Qどんな個室がある? 料金は?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」には、靴を脱いでくつろげる和風個室、ソファーでくつろげる洋風個室があります。大人4人で大阪難波駅から賢島駅まで片道乗車した場合の料金は、合計で2万2890円です(1人あたり約5720円)。
このほか「しまかぜ」には、簡易個室のサロン席も用意されています。料金は、「しまかぜ」の標準的な座席(プレミアムシート)を利用した場合と同じです。
「しまかぜ」の個室について、詳しくはこのページ「車内・座席・個室・編成」の項目をご覧ください。
- Qおすすめの座席は?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」でおすすめの座席は、車窓的な意味では、賢島駅に向かって左側でしょうか。鳥羽駅付近で海が広がります。
賢島駅に向かって左側の席は、プレミアムシートではC席側(2人掛け席側)です。個室はすべて左側にあります。サロン席は右側ですが、左側に視界が開けているため、海が見えるでしょう。
また、プレミアムシートに乗車する場合、数段の階段が問題なければ、1号車、6号車がおすすめです。床が高く、窓が大きくされた展望車両で、より優れた眺望を楽しめるからです。
「しまかぜ」の座席について、詳しくはこのページ「車内・座席・個室・編成」の項目をご覧ください。
車内・座席・個室・編成について
- Qどんな席がある? 座席表は?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」には、個室をふくめて4種類の座席があります。
JRのグリーン車と同等以上の空間を確保したプレミアムシート、和風個室、洋風個室、そしてグループ向けの簡易個室であるサロン席です。
「しまかぜ」の座席、座席表について、詳しくはこのページ「車内・座席・個室・編成」の項目をご覧ください。
- Q個室は何人で使える? 2人でもOK?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」の個室は、和風個室、洋風個室、簡易個室のサロン席があります。
和風個室と洋風個室は、3人から4人で乗車し、乗車区間に大和八木~伊勢市間、もしくは近鉄四日市~伊勢市間を含む場合に利用できます。
サロン席は、4人から6人で利用できます。
「しまかぜ」の個室について、詳しくはこのページ「車内・座席・個室・編成」の項目をご覧ください。
- Qサロン席はどんな席? 料金は?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」には、簡易個室のサロン席があります。
大型のテーブル、仕切り壁を備えたセミコンパートメントで、4人から6人で利用可能。特別な料金はいらず、「しまかぜ」の標準的な座席(プレミアムシート)と同じ値段で乗ることができます。
「しまかぜ」のサロン席について、詳しくはこのページ「車内・座席・個室・編成」の項目をご覧ください。
- Q車内販売はある?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」では、ワゴンサービスによる車内販売が行われるほか、カフェ車両(食堂車)で食べ物や飲み物を購入し、テイクアウトすることも可能です(食事メニューは不可)。
「しまかぜ」の車内販売について、詳しくはこのページ「車内・座席・個室・編成」の項目をご覧ください。
- Qコンセントはある?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」は、すべての席、個室にコンセントを用意。スマートフォンの充電、パソコンの電源などに使うことができます。
「しまかぜ」の車内について、詳しくはこのページ「車内・座席・個室・編成」の項目をご覧ください。
- Qトイレはある?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」は、2号車と5号車に多目的トイレと男性用トイレ、3号車もしくは4号車に共用トイレと男性用トイレがあります。
「しまかぜ」の車内について、詳しくはこのページ「車内・座席・個室・編成」の項目をご覧ください。
運行日・停車駅・時刻表について
- Q運行日は? 運休日はある?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」は、週6日の運行が基本です。
大阪難波駅発着の「しまかぜ」は火曜日、京都駅発着の「しまかぜ」は水曜日、近鉄名古屋駅発着の「しまかぜ」は木曜日に運休します。
ただ、それら運休日でも運行する場合、運休日以外にも運休する場合があるため、注意が必要です。詳しくはこのページ「運行日・停車駅・時刻表」の項目をご覧ください。
きっぷの料金について
- Qキャンセル料は?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」のきっぷをキャンセルする場合、乗車券と特急券・特別車両券、それぞれに手数料が必要です。
乗車券のキャンセルは、「きっぷの使用開始前で有効期間内または有効期間開始前」であれば可能で、きっぷ1枚あたり180円の手数料を差し引いた額が払い戻されます。
特急券・特別車両券のキャンセルは、「予約した列車の発車時刻前」であれば可能で、きっぷ1枚あたり220円の手数料を差し引いた額が払い戻されます。
そのほかについて
- Q車内へ持ち込みできる?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」車内への飲食物持ち込みについて、特に制限はありません(カフェ車両を除く)。
- Q伊勢神宮に行ける? 日帰りは可能?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」は、伊勢神宮(外宮)まで歩ける伊勢市駅、宇治山田駅に停車。「お伊勢参り」にも使えます。
「しまかぜ」に往復乗車し伊勢神宮を日帰り参拝しようと考えた場合、伊勢市駅で、大阪難波駅発着「しまかぜ」は約4時間30分、京都駅発着「しまかぜ」は約3時間30分、近鉄名古屋駅発着「しまかぜ」は約4時間40分、時間があります。
そのため日帰り参拝は不可能ではありませんが、近鉄特急はほかにも多く走っているので、帰りは遅い時間の別の特急にすると、旅がより充実するかもしれません。
「しまかぜ」の時刻表について、詳しくはこのページ「運行日・停車駅・時刻表」の項目をご覧ください。
- Qアテンダントはいる? どんなサービスがある?
- A
近鉄の観光特急「しまかぜ」にはアテンダントが乗務しており、カフェ車両(食堂車)の営業、ワゴンサービス、おしぼりや記念乗車証の配布などを行っています。
また、「しまかぜ」の和風個室、洋風個室にはアテンダント呼び出しボタンがあり、カフェ車両のルームサービスを受けることが可能です(一部メニューを除く)。
「しまかぜ」の車内、サービスについて、詳しくはこのページ「車内・座席・個室・編成」の項目をご覧ください。
- Q「しまかぜ」と「ひのとり」の違いは?
- A
「しまかぜ」は、大阪、京都、名古屋と伊勢志摩を結ぶ近鉄の観光特急で、個室があり、カフェ車両(食堂車)も連結するなど、旅行、リゾートの性格が強い列車になっています。
「ひのとり」は、大阪と津、名古屋を短時間で結ぶ近鉄の特急で、「しまかぜ」と比べると日常的、ビジネス的な性格を持つ列車になっています。
最新ニュース
プレミアムシートを再利用
近鉄が2024年11月22日(金)、観光特急「しまかぜ」で、車掌が車内巡視時に使うカバンを一新すると発表しました。
新しいカバンは、「しまかぜ」のプレミアムシートで使われていた皮革を再利用したもので、座席と同じ明るい黄色。また、デザインや裁断、縫製、カバン前面のポケット部分に使用する「しまかぜ」ロゴ刻印入りボタンの製造などでは、近鉄沿線の東大阪、八尾エリアの企業から協力を得たといいます。
近鉄は、こうして沿線企業と連携し、本来であれば廃棄されてしまう皮革をカバンとしてアップサイクルする取り組みは、地場産業の活性化や持続可能な資源利用など、SDGsへの貢献になると考えているとのこと。
新しいカバンは、2024年12月1日(日)から当面のあいだ、使用されます。ちなみに現在のところ、一般販売の予定はないそうです。