列車の特徴
プレミアムシートが標準仕様
近鉄の観光列車「しまかぜ」は、本革張り電動リクライニングのプレミアムシートが標準座席。個室やカフェ車両も備えるほか、専属アテンダントが乗務し、個室ではルームサービスも行われるなど、高い快適性と非日常性、充実したサービスが特徴です。
- 運転席のすぐ後ろで車窓を楽しめる展望車両。
- グループで、靴を脱いでくつろげる和風個室。
- グループで、リビングのようにくつろげる洋風個室。
- 大型テーブルを備えた半個室のサロン席。
- 車内に無料で使えるロッカー、パウダールーム。
- カフェ車両で、「はまぐりのシーフードピラフ」「松阪牛カレー」「スイーツセット」「五ヶ所のみかんジュース[志摩]」、クラフトビールなどを販売(商品は変更の場合あり)。
「しまかぜ」新着ニュース
おもな運転区間
近鉄の観光列車「しまかぜ」は、おもに次の区間で運転されます。
- 特急「しまかぜ」(大阪難波駅発着)
- 大阪難波駅(大阪市中央区)と賢島駅(三重県志摩市)を、近鉄難波線、大阪線、山田線、鳥羽線、志摩線経由で結びます。走行距離は176.6kmです。
- 特急「しまかぜ」(京都駅発着)
- 京都駅(京都市下京区)と賢島駅(三重県志摩市)を、近鉄京都線、橿原線、大阪線、山田線、鳥羽線、志摩線経由で結びます。走行距離は195.2kmです。
- 特急「しまかぜ」(近鉄名古屋駅発着)
- 近鉄名古屋駅(名古屋市中村区)と賢島駅(三重県志摩市)を、近鉄名古屋線、山田線、鳥羽線、志摩線経由で結びます。走行距離は144.8kmです。
編成・座席表
近鉄の観光列車「しまかぜ」は、50000系電車6両編成で運転されます。
車内・客席・設備
近鉄の観光列車「しまかぜ」の客席は、プレミアムシート(一部は展望車両)、和風個室、洋風個室、サロン席があります。
プレミアムシート
「しまかぜ」の標準的な座席。2人掛けと1人掛けのゆったりした座席が、125cmという広い前後間隔で並びます。表皮は本革。電動のリクライニング、レッグレスト、エアクッションも備えます。
プレミアムシート(展望車両)
運転席のある1号車と6号車は、床を72cm高くしたハイデッカー構造の展望車両。大きなガラス越しに開放的な車窓、迫力のある列車前方の眺望が楽しめます。座席の構造などは、通常のプレミアムシートと同じです。
和風個室
掘りごたつ風で、靴を脱いでくつろげる和風の個室です。「しまかぜ」の3号車もしくは4号車に1室あり、3人から4人で利用できます。
洋風個室
窓に向かってL字型にソファーが配置された、洋風の個室です。「しまかぜ」の3号車もしくは4号車に1室あり、3人から4人で利用できます。
サロン席
大型テーブルと仕切り板を備えた、6人向かい合わせの半個室(セミコンパートメント)です。「しまかぜ」の3号車もしくは4号車に3区画あり、4人から6人で利用できます。
カフェ車両
「しまかぜ」の3号車もしくは4号車には、食事やドリンク、スイーツ、お土産品などを販売するカフェ車両があります。2階建て構造で、2階席は開放的、1階席は落ち着ける空間になっているのもポイントです。
カフェ車両のメニュー
「しまかぜ」カフェ車両で提供されている食事やドリンク、スイーツ、お土産品などのメニューです。なお、内容は変更されている場合があります。
運転日・時刻表
近鉄の観光列車「しまかぜ」は例年、週6日、大阪難波~賢島間、京都~賢島間、近鉄名古屋~賢島間、それぞれ1日1往復の運転が基本です。現在、2023年7月末までの運転日が発表されています。
大阪難波駅発着列車の運転日・時刻表
- 特急「しまかぜ」賢島駅行き
- 大阪難波駅10時40分発~賢島駅13時03分着
- 大阪上本町、鶴橋、大和八木、伊勢市、宇治山田、鳥羽、鵜方駅に停車
- プレミアムシート、和風個室、洋風個室、サロン席
- 2023年1月:火曜日以外に運転(3日は運転)
- 2023年2月:火曜日以外に運転
- 2023年3月:火曜日以外に運転(21日、28日は運転)
- 2023年4月:火曜日以外に運転(25日は運転)
- 2023年5月:火曜日以外に運転(2日は運転)
- 2023年6月:火曜日以外に運転
- 2023年7月:火曜日以外に運転(25日は運転)
- 特急「しまかぜ」大阪難波駅行き
- 賢島駅16時00分発~大阪難波駅18時21分着
- 鵜方、鳥羽、宇治山田、伊勢市、大和八木、鶴橋、大阪上本町駅に停車
- プレミアムシート、和風個室、洋風個室、サロン席
- 大阪難波駅発の特急「しまかぜ」と同じ日に運転
京都駅発着列車の運転日・時刻表
- 特急「しまかぜ」賢島駅行き
- 京都駅10時00分発~賢島駅12時47分着
- 近鉄丹波橋、大和西大寺、大和八木、伊勢市、宇治山田、鳥羽、鵜方駅に停車
- プレミアムシート、和風個室、洋風個室、サロン席
- 2023年1月:水曜日以外に運転
- 2023年2月:火曜日、木曜日に運転(23日を除く)
- 2023年3月:2日、7日、9日~14日、16日~21日、23日~31日運転
- 2023年4月:水曜日以外に運転
- 2023年5月:水曜日以外に運転(3日は運転)
- 2023年6月:水曜日以外に運転
- 2023年7月:水曜日以外に運転(26日は運転)
- 特急「しまかぜ」京都駅行き
- 賢島駅14時50分発~京都駅17時32分着
- 賢島駅14時50分発~京都駅17時33分着(平日の時刻)
- 鵜方、鳥羽、宇治山田、伊勢市、大和八木、大和西大寺、近鉄丹波橋駅に停車
- プレミアムシート、和風個室、洋風個室、サロン席
- 京都駅発の特急「しまかぜ」と同じ日に運転
近鉄名古屋駅発着列車の運転日・時刻表
- 特急「しまかぜ」賢島駅行き
- 近鉄名古屋駅10時25分発~賢島駅12時27分着
- 近鉄四日市、伊勢市、宇治山田、鳥羽、鵜方駅に停車
- プレミアムシート、和風個室、洋風個室、サロン席
- 2023年1月:木曜日以外に運転(5日は運転)
- 2023年2月:木曜日以外に運転(23日は運転)
- 2023年3月:木曜日以外に運転(30日は運転)
- 2023年4月:木曜日以外に運転(6日は運転)
- 2023年5月:木曜日以外に運転(4日は運転)
- 2023年6月:木曜日以外に運転
- 2023年7月:木曜日以外に運転(27日は運転)
- 特急「しまかぜ」近鉄名古屋駅行き
- 賢島駅15時40分発~近鉄名古屋駅17時44分着
- 鵜方、鳥羽、宇治山田、伊勢市、近鉄四日市駅に停車
- プレミアムシート、和風個室、洋風個室、サロン席
- 京都駅発の特急「しまかぜ」と同じ日に運転
きっぷの予約方法・予約状況
近鉄の観光列車「しまかぜ」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。
ツアーで予約
この観光列車へ乗るには、「ツアーの利用」も検討の価値あり。面倒なきっぷの予約が不要で、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。
- クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
- 「しまかぜ」の特集ページがあり、「橿原神宮・伊勢神宮・内宮の参拝にご案内『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』の3つの列車に乗車する列車旅 2日間」などが発売されています。
- 新観光列車「ふたつ星4047」「あをによし」に乗る!
- ★いま注目★ 新観光列車「ふたつ星4047」「あをによし」のツアーが登場。「『36ぷらす3』『ふたつ星4047』西九州新幹線『かもめ』3つの列車でめぐる九州鉄道紀行 3日間」「近鉄観光特急『あをによし』近鉄特急『ひのとり』嵯峨野トロッコ列車 信楽 日帰り」などが発売されています。

「古都・奈良」イメージの新観光列車「あをによし」
通常のきっぷを予約
必要なきっぷは、乗車する区間で有効な「乗車券」「特急券」「しまかぜ特別車両券」です。
この観光列車のきっぷは、近鉄「インターネット予約・発売サービス」、近鉄の駅窓口、特急券自動券売機、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の10時30分から購入可能。予約状況は、近鉄「特急空席案内」で確認できます。
きっぷ予約の注意事項
- 和風個室、洋風個室は、3人もしくは4人で使い、乗車区間に大和八木~伊勢市間、または近鉄四日市~伊勢市間を含む場合に利用できます。
- サロン席は、4人から6人で利用できます。
きっぷの料金
近鉄の観光列車「しまかぜ」に、通常のきっぷを予約し、プレミアムシートへ片道乗車した場合の通常料金です(おもな区間のみ掲載)。
- 大阪難波~賢島
- 乗車券(2770円)、特急券(1640円)、しまかぜ特別車両券(1050円)の合計で5460円(子ども2740円)
- 京都~賢島
- 乗車券(3060円)、特急券(1930円)、しまかぜ特別車両券(1160円)の合計で6150円(子ども3080円)
- 近鉄名古屋~賢島
- 乗車券(2370円)、特急券(1640円)、しまかぜ特別車両券(1050円)の合計で5060円(子ども2540円)
割引きっぷ
旅のルートなどにもよりますが、近鉄が用意している割引きっぷを使うと、観光列車の旅をお得に楽しめる場合があります。