2025年夏【しまかぜ】予約方法・料金・時刻表・個室・座席

「観光列車」特集記事
この記事は広告を掲載しています
近鉄の観光特急「しまかぜ」
近鉄の観光特急「しまかぜ」

予約方法、料金、時刻表、停車駅、個室(部屋)や座席の種類、よくある質問など、近鉄の観光特急「しまかぜ」について、わかりやすくお答えします。

情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。

「しまかぜ」とは?

「しまかぜ」は、大阪、京都、名古屋と三重県の伊勢志摩方面を結ぶ、近鉄(近畿日本鉄道)の観光特急。リゾート感満点の雰囲気、充実した設備、サービスが特徴です。

座席は、電動リクライニングのプレミアムシートが標準。展望車両、個室も用意されているほか、カフェ車両で温かいメニューを味わえるのもポイントです。

近鉄の観光特急「しまかぜ」
近鉄の観光特急「しまかぜ」

個室(部屋)・座席

プレミアムシート

「しまかぜ」の標準的な座席です。2人掛けと1人掛けのゆとりあるリクライニングシートが、125cmという新幹線のグリーン車より広い前後間隔で並びます。

表皮は本革で、電動のリクライニング、レッグレスト、エアクッション、コンセントも装備。

プレミアムシートは、2号車、5号車にあわせて58席あります。一部の席は車いす対応です。

近鉄の観光特急「しまかぜ」プレミアムシート
近鉄の観光特急「しまかぜ」プレミアムシート

プレミアムシート(展望車両)

「しまかぜ」の先頭車両は、床を高く、窓を大きくした展望車両。座席の配置、構造は通常のプレミアムシートと同じですが、より開放感のある車窓を楽しむことができます。

プレミアムシート(展望車両)は、1号車、6号車にあわせて54席あります。編成の両端にあるため、迫力のある列車前方の眺望を楽しめるのもポイントです。

客室までの途中に階段があるため、心配な場合は、通常のプレミアムシートがおすすめです。

近鉄の観光特急「しまかぜ」プレミアムシート(展望車両)
近鉄の観光特急「しまかぜ」プレミアムシート(展望車両)

サロン席

大型テーブルと仕切り板、コンセントを備えた、向かい合わせ6人掛けの簡易個室(セミコンパートメント)です。4人から6人で利用できます。

扉がなく個室感は少なめですが、「しまかぜ」の標準的な座席(プレミアムシート)と同じ値段で乗ることが可能(個室券なしでOK)。

サロン席は、3号車もしくは4号車に3区画あります。

近鉄の観光特急「しまかぜ」サロン席
近鉄の観光特急「しまかぜ」サロン席

和風個室

掘りごたつ風になった、靴を脱いでくつろげる和風の個室(部屋)です。3人から4人で利用できます。

座椅子はリクライニングOK。個室内にコンセントのほか、アテンダント呼び出しボタンがあり、カフェ車両のルームサービスを受けることが可能です(一部メニューを除く)。

和風個室は、3号車もしくは4号車に1室あります。

近鉄の観光特急「しまかぜ」和風個室
近鉄の観光特急「しまかぜ」和風個室

洋風個室

窓に向かってL字型にソファーが配置された、洋風の個室(部屋)です。3人から4人で利用できます。

個室内にコンセントのほか、アテンダント呼び出しボタンがあり、カフェ車両のルームサービスを受けることが可能です(一部メニューを除く)。

洋風個室は、3号車もしくは4号車に1室あります。

近鉄の観光特急「しまかぜ」洋風個室
近鉄の観光特急「しまかぜ」洋風個室

車内設備

カフェ車両

「しまかぜ」の3号車もしくは4号車では、温かい食事、お弁当、ドリンク、スイーツ、お土産品などを販売するカフェ車両(食堂車)が営業しています。

19席が用意されており、そこで「はまぐりのシーフードピラフ」「松阪牛カレー」「松阪牛重」「スイーツセット」「赤福銘々箱」「お菓子職人おとべ 米粉ミニリアスクーヘン」といった「しまかぜ」らしいメニューを味わうことが可能です。

観光特急「しまかぜ」カフェ車両メニューの一例
観光特急「しまかぜ」カフェ車両メニューの一例

カフェ車両は2階建て構造になっており、2階席では開放的な車窓と一緒に、1階席では落ち着いて、食事などを味わうことができます。

カフェ車両の利用は、先着順です。席の予約はできません。

近鉄の観光特急「しまかぜ」カフェ車両2階席
近鉄の観光特急「しまかぜ」カフェ車両2階席

ロッカー

「しまかぜ」の1号車、6号車には、乗車中に無料で使えるロッカーが用意されています。

近鉄の観光特急「しまかぜ」ロッカー
近鉄の観光特急「しまかぜ」ロッカー

トイレ・パウダールーム

「しまかぜ」の車内には、多目的トイレが2か所、共用トイレが1か所、男性用トイレ、パウダールームがそれぞれ3か所に用意されています。

ちなみに「しまかぜ」のデッキ(乗降口)は、床が2色の天然御影石です。

近鉄の観光特急「しまかぜ」パウダールーム
近鉄の観光特急「しまかぜ」パウダールーム

編成・座席表

近鉄の観光特急「しまかぜ」は、50000系電車6両編成で運転されます。

大阪難波、京都駅発着の列車と、近鉄名古屋駅発着の列車で、号車番号が異なります。

近鉄の観光特急「しまかぜ」座席表(近鉄公式サイトより引用)
近鉄の観光特急「しまかぜ」座席表(近鉄公式サイトより引用)

グッズなど

近鉄の観光特急「しまかぜ」は、プラレール、Nゲージ、グッズ、書籍なども発売されています。

観光特急「しまかぜ」プラレール・Nゲージ(画像:Amazon)
観光特急「しまかぜ」プラレール・Nゲージ(画像:Amazon)

「しまかぜ」のプラレールは、Amazon楽天市場などで購入できます。

「しまかぜ」のNゲージも、Amazon楽天市場などで購入できます。

憧れの列車として、その旅の記念として、手元に置いてみるのもオススメです。

運行ルート

近鉄の観光特急「しまかぜ」は、大阪難波駅(大阪市中央区)、京都駅(京都市下京区)、近鉄名古屋駅(名古屋市中村区)と、賢島駅(三重県志摩市)を結びます。

近鉄の観光特急「しまかぜ」運行区間
近鉄の観光特急「しまかぜ」運行区間

運行日

近鉄の観光特急「しまかぜ」の運行は、大阪難波駅発着の「しまかぜ」、京都駅発着の「しまかぜ」、近鉄名古屋駅発着の「しまかぜ」、それぞれ週6日、1日1往復が基本です。

大阪駅発着「しまかぜ」

大阪難波駅発着の「しまかぜ」は、基本的に火曜日は運休です。

2025年5月6日(火・祝)、7月29日(火)、8月5日(火)、12日(火)、19日(火)、9月23日(火・祝)は運行されます。

京都駅発着「しまかぜ」

京都駅発着の「しまかぜ」は、基本的に水曜日は運休です。

2025年7月30日(水)、8月6日(水)、13日(水)、20日(水)は運行されます。

近鉄名古屋駅発着「しまかぜ」

近鉄名古屋駅発着の「しまかぜ」は、基本的に木曜日は運休です。

2025年5月1日(木)、7月24日(木)、31日(木)、8月7日(木)、14日(木)、21日(木)、28日(木)は運行されます。

観光特急「しまかぜ」展望車両からの眺望
観光特急「しまかぜ」展望車両からの眺望

時刻表・停車駅

近鉄の観光特急「しまかぜ」は、特急列車としての運行です。

時刻表の表記は「到着時刻/発車時刻」で、「↓」は通過、「‖」はその駅を通らないことを意味します。

時刻表の()内は、土休日ダイヤの時刻です。

大阪難波駅発着「しまかぜ」

駅名賢島駅行き大阪難波駅行き
大阪難波10:40発18:21着
(18:22着)
大阪上本町10:42/4318:17/18
(18:19/19)
鶴橋10:45/4618:15/16
(18:16/17)
大和八木11:10/11
(11:09/11)
17:49/50
(17:48/49)
伊勢市12:16/1616:42/43
宇治山田12:18/2216:39/41
鳥羽12:31/3516:29/30
鵜方12:58/5916:04/05
賢島13:03着16:00発
大阪難波駅発着「しまかぜ」時刻表

京都駅発着「しまかぜ」

駅名賢島駅行き京都駅行き
京都10:00発17:31着
(17:30着)
近鉄丹波橋10:06/0617:24/24着
(17:22/23)
大和西大寺10:29/3217:00/01
(16:58/00)
大和八木10:52/5416:39/41
(16:39/40)
伊勢市12:00/0115:33/34
宇治山田12:03/0415:30/32
鳥羽12:14/1615:19/20
鵜方12:38/3914:54/55
賢島12:44着14:50発
京都駅発着「しまかぜ」時刻表

近鉄名古屋駅発着「しまかぜ」

駅名賢島駅行き近鉄名古屋駅行き
近鉄名古屋10:25発17:44着
近鉄四日市10:51/53
(10:52/54)
17:12/14
(17:14/17)
伊勢市11:40/4016:23/24
(16:25/25発)
宇治山田11:42/4416:20/22
(16:22/23)
鳥羽11:54/5816:09/10
(16:12/13)
鵜方12:21/2215:44/45
(15:44/46)
賢島12:27着15:40発
近鉄名古屋駅発着「しまかぜ」時刻表

切符の予約方法

近鉄の観光特急「しまかぜ」は、全車指定席の特急列車として運行されます。乗車には予約が必要です。

とにかくカンタンに予約したい

「しまかぜ」乗車と宿泊などがセットになった「ツアーの予約」がおすすめです。

プラチナチケット争奪戦を回避できるうえ、面倒な手配をおまかせできるため、カンタンお手軽です。

おすすめ

近鉄グループの旅行会社であるクラブツーリズム「鉄道の旅特集」には「しまかぜ」の特集ページがあり、「『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』『あをによし』4つの近鉄列車と伊勢神宮 2日間」などが発売されています。

楽でお得な列車旅

列車の旅なら、切符の手配をおまかせでき、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」はオススメです。「寝台特急『サンライズ出雲』と観光列車『あめつち』2つの列車で紡ぐ山陰」「一度は乗りたい九州3つの観光列車『指宿のたまて箱』『36ぷらす3』『ゆふいんの森』に乗車」など様々なプランがあるので、旅行計画の前にぜひ一度、チェックしてみてください

東武鉄道の観光特急「スペーシア X」
東武鉄道の観光特急「スペーシア X」

上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。

自分で予約したい

近鉄「インターネット予約・発売サービス」を使って、切符を予約、購入するのがおすすめです。

すべての切符を自分で手配する必要がありますが、スマートフォンやパソコンから予約、購入できます。

必要な切符

「しまかぜ」乗車に必要なきっぷは、次の通りです。

  • 乗車券(運賃)
  • 特急券・特別車両券(特急料金・しまかぜ特別車両料金)
  • 個室券(和風個室、洋風個室を利用する場合のみ必要)

近鉄「インターネット予約・発売サービス」で予約、購入できるきっぷは、「特急券・特別車両券」「個室券」だけなので、「乗車券」は別に用意する必要があります。

「乗車券」として、Suica、PASMO、ICOCAといった交通系ICカード、クレジットカードのタッチ決済を使うことも可能です。

「乗車券」として、「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“まわりゃんせ”」「伊勢神宮参拝きっぷ」「志摩スペイン村 パルケエスパーニャ・フリーきっぷ」「近鉄週末フリーパス」といったお得な切符を利用することもできます。詳しくは近鉄「お得なきっぷ一覧」をご覧ください。

予約・乗車の流れ

交通系ICカードを使う場合
  • STEP 1
    予約

    近鉄「インターネット予約・発売サービス」を使い、「特急券・特別車両券」をチケットレスで予約、購入。

  • STEP 2
    乗車当日

    Suica、PASMO、ICOCAといった交通系ICカードで、駅の自動改札機を通る。

  • STEP 3
    車内で

    予約した「しまかぜ」の座席を利用する(予約した席は、予約時に届くメールなどで確認可能)。

「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“デジタルまわりゃんせ”」を使う場合
  • STEP 1
    特急券・特別車両券を予約

    近鉄「インターネット予約・発売サービス」を使い、特急券・特別車両券をチケットレスで予約、購入。

  • STEP 2
    乗車券を購入

    スマートフォンを使い、近鉄「きんてつチケット Eモール」で「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“デジタルまわりゃんせ”」を購入。

  • STEP 3
    乗車当日

    購入した「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“デジタルまわりゃんせ”」で、駅の自動改札機を通る。

  • STEP 4
    車内で

    予約した「しまかぜ」の座席を利用する(予約した席は、予約時に届くメールなどで確認可能)。

「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“まわりゃんせ”」には、デジタル版と紙の切符があり、紙の切符(特急券あり)を使うと安くなる場合がありますが、「しまかぜ」へ乗るには事前に近鉄の駅などへ行かねばならない、といった制約があります。

予約の注意事項

  • 「しまかぜ」の切符は、乗車1か月前の同じ日の午前10時30分から予約、購入できます。
  • 3月31日に乗車する場合など、「乗車1か月前の同じ日」がない場合は、乗車する月の1日午前10時30分から、切符の予約、購入ができます(3月31日乗車の場合は3月1日)。
  • 予約の受け付け開始日時について、年末年始は変更される場合があります。

2024年12月31日(火)から2025年1月5日(日)に乗車する切符は、2024年12月1日(日)午前10時30分から予約、購入が可能でした。

  • サロン席、和風個室、洋風個室とも区画単位での発売で、相席にはなりません。
  • サロン席は、4人から6人で利用できます。
  • 和風個室、洋風個室は、3人から4人で使い、乗車区間に大和八木~伊勢市間、もしくは近鉄四日市~伊勢市間を含む場合に利用できます。

予約状況の確認方法

「しまかぜ」の予約状況、空席の有無は、次の各リンク先で確認できます。

リアルタイムで予約、空席の状況を知りたい場合、近鉄「特急空席案内」で調べたい「しまかぜ」の乗車日、時間、乗車駅、降車駅を入力することで確認可能です。

切符の料金

近鉄の観光特急「しまかぜ」の料金は、「乗車券」「特急券・しまかぜ特別車両券」の料金をあわせた値段になります。

和風個室、洋風個室を利用する場合は、そこへ「個室券」の金額(1室あたり1050円)をくわえた価格になります。

プレミアムシート、プレミアムシート(展望車両)、サロン席は、どの席も同じ値段です(「乗車券」「特急券・しまかぜ特別車両券」でOK)。

子供の料金について、詳しくは次のページをご覧ください。

料金表

大人1人、片道の値段です。個室を利用する場合は、1室あたり1050円の追加になります。

乗車駅と下車駅が逆になっても、料金は同じです。

大阪難波駅から

下車駅乗車券特急券・特別車両券合計
伊勢市217021804350
宇治山田217021804350
鳥羽246021805150
鵜方277026905460
賢島277026905460
「しまかぜ」大阪難波駅からの料金

京都駅から

下車駅乗車券特急券・特別車両券合計
伊勢市243026905120
宇治山田243026905120
鳥羽274026905430
鵜方306030906150
賢島306030906150
「しまかぜ」京都駅からの料金

近鉄名古屋駅から

下車駅乗車券特急券・特別車両券合計
伊勢市174021803920
宇治山田174021803920
鳥羽207021804250
鵜方237026905060
賢島237026905060
「しまかぜ」近鉄名古屋駅からの料金

よくある質問

特に多い質問

おすすめの予約方法は?

近鉄の観光特急「しまかぜ」の切符を予約するにあたって、おすすめの方法は2つあります。

ひとつは、近鉄「インターネット予約・発売サービス」でを利用する方法。スマートフォンやパソコンから予約でき、チケットレス乗車も可能です。

もうひとつは、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」から、宿泊などがセットになったツアーを予約、購入する方法。おまかせで楽できるほか、トータルでお得になる場合もあります。

料金は? プレミアムシートの場合は?

近鉄の観光特急「しまかぜ」の料金は、標準的な座席(プレミアムシート)を利用した場合で、大阪難波~賢島間が5460円、京都~賢島間が6150円、近鉄名古屋~賢島間が5060円です(大人1人、片道の値段)。

カフェの利用方法は? 席は予約できる? 混雑する?

近鉄の観光特急「しまかぜ」は、カフェ車両(食堂車)を連結。19席あり、「はまぐりのシーフードピラフ」「松阪牛カレー」「スイーツセット」「赤福銘々箱」といったメニューを味わえます。

カフェ車両の利用は先着順で、席の予約はできません。食事メニュー以外はテイクアウト可能です。

混雑について、賢島駅行き列車では昼食時間帯にかかるため、その可能性が高いかもしれません。賢島駅発の列車は、午後から夕方の時間帯を走るので、あまり混雑しない傾向のようです。

いつから予約できる?

近鉄の観光特急「しまかぜ」の切符は、乗車1か月前の同じ日の午前10時30分から予約できます。

3月31日に乗車する場合など、「乗車1か月前の同じ日」がない場合は、乗車する月の1日午前10時30分から、切符の予約が可能です(3月31日乗車の場合は3月1日)。

ただ年末年始は、予約の受け付け開始日時が変更される場合があります。

予約状況・空席の確認方法は?

近鉄の観光特急「しまかぜ」の予約状況は、大阪難波駅発着の「しまかぜ」京都駅発着の「しまかぜ」近鉄名古屋駅発着の「しまかぜ」、それぞれのリンク先で確認可能です。

空席がどのくらいあるか、リアルタイムの予約状況を知りたい場合、近鉄「特急空席案内」で調べたい「しまかぜ」の乗車日、時間、乗車駅、降車駅を入力することで確認できます。

予約が取れない! 予約のコツは?

近鉄の観光特急「しまかぜ」の切符は、プレミアムシート、サロン席であれば、予約の受け付けが開始されるタイミング(通常は乗車1か月前の同じ日の午前10時30分)に、近鉄の「インターネット予約・発売サービス」で申し込めば、たいていの場合で取れそうです。

ただ和風個室、洋風個室は部屋数が少ないため、近鉄の駅に行き、予約の受け付けが開始されるタイミングで窓口の係員に予約してもらうほうが、取れる可能性が高いかもしれません。

停車駅は? どこからどこまで走ってる?

近鉄の観光特急「しまかぜ」は、大阪難波~賢島間、京都~賢島間、近鉄名古屋~賢島間での運行です。

全列車が伊勢市、宇治山田、鳥羽、鵜方、賢島駅に停車するほか、大阪難波駅発着の「しまかぜ」は大阪上本町、鶴橋、大和八木駅、京都駅発着の「しまかぜ」は近鉄丹波橋、大和西大寺、大和八木駅、近鉄名古屋駅発着の「しまかぜ」は近鉄四日市駅にも停車します。

時刻表・ダイヤは?

近鉄の観光特急「しまかぜ」は、大阪難波~賢島間、京都~賢島間、近鉄名古屋~賢島間、それぞれ週6日、1日1往復の運行が基本。運休日があることに注意が必要です。

賢島駅行きの「しまかぜ」は、大阪難波駅を10時40分、京都駅を10時00分、近鉄名古屋駅を10時25分に発車します。

大阪難波駅行きの「しまかぜ」は16時00分、京都駅行きの「しまかぜ」は14時50分、近鉄名古屋駅行きの「しまかぜ」は15時40分に、賢島駅を発車します。

どんな個室がある? 料金は?

近鉄の観光特急「しまかぜ」には、靴を脱いでくつろげる和風個室、ソファーでくつろげる洋風個室があります。

これら個室に、大人4人で大阪難波駅から賢島駅まで片道乗車した場合の料金は、合計で2万2890円(1人あたり約5720円)。「しまかぜ」の標準的な座席(プレミアムシート)を利用した場合とくらべ、1人あたり約260円の追加で乗車できます。

「しまかぜ」はこのほか、簡易個室のサロン席も用意。料金は、「しまかぜ」の標準的な座席(プレミアムシート)を利用した場合と同じです。

おすすめの座席は?

近鉄の観光特急「しまかぜ」でおすすめの座席は、車窓的な意味では、賢島駅に向かって左側でしょうか。鳥羽駅付近で海が広がります。

賢島駅に向かって左側の席は、プレミアムシートではC席側(2人掛け席側)です。個室はすべて左側にあります。サロン席は右側ですが、左側に視界が開けているため、海が見えるでしょう。

プレミアムシートに乗車する場合、数段の階段が問題なければ、1号車、6号車がおすすめです。床が高く、窓が大きくされた展望車両で、より優れた眺望を楽しめるからです。

個室(部屋)・座席・車内・編成について

どんな席がある? 座席表は?

近鉄の観光特急「しまかぜ」には、個室をふくめて4種類の座席があります。

JRのグリーン車と同等以上の空間を確保したプレミアムシート、和風個室、洋風個室、そしてグループ向けの簡易個室であるサロン席です。

個室は何人で使える? 2人でもOK?

近鉄の観光特急「しまかぜ」の個室は、和風個室、洋風個室、簡易個室のサロン席があります。

和風個室と洋風個室は、3人から4人で乗車し、乗車区間に大和八木~伊勢市間、もしくは近鉄四日市~伊勢市間を含む場合に利用できます。

サロン席は、4人から6人で利用できます。

サロン席はどんな席? 料金は?

近鉄の観光特急「しまかぜ」には、簡易個室のサロン席があります。

大型のテーブル、仕切り壁を備えたセミコンパートメントで、4人から6人で利用可能。特別な料金はいらず、「しまかぜ」の標準的な座席(プレミアムシート)と同じ値段で乗ることができます。

車内販売はある?

近鉄の観光特急「しまかぜ」では、ワゴンサービスによる車内販売が行われるほか、カフェ車両(食堂車)で食べ物や飲み物を購入し、テイクアウトすることも可能です(食事メニューはテイクアウト不可)。

コンセントはある?

近鉄の観光特急「しまかぜ」は、すべての席、個室にコンセントを用意。スマートフォンの充電、パソコンの電源などに使うことができます。

トイレはある?

近鉄の観光特急「しまかぜ」は、2号車と5号車に多目的トイレと男性用トイレ、3号車もしくは4号車に共用トイレと男性用トイレがあります。

そのほかについて

運行日は? 運休日はある?

近鉄の観光特急「しまかぜ」は、週6日の運行が基本です。

大阪難波駅発着の「しまかぜ」は火曜日、京都駅発着の「しまかぜ」は水曜日、近鉄名古屋駅発着の「しまかぜ」は木曜日に運休します。

ただ、それら運休日でも運行する場合、運休日以外に運休する場合があるため、注意が必要です。

キャンセル料は?

近鉄の観光特急「しまかぜ」の切符をキャンセルする場合、「乗車券」と「特急券・特別車両券」、それぞれに手数料が必要です。

「乗車券」のキャンセルは、「きっぷの使用開始前で有効期間内または有効期間開始前」であれば可能で、切符1枚あたり180円の手数料を差し引いた額が払い戻されます。

「特急券・特別車両券」のキャンセルは、「予約した列車の発車時刻前」であれば可能で、切符1枚あたり220円の手数料を差し引いた額が払い戻されます。

車内へ持ち込みできる?

近鉄の観光特急「しまかぜ」車内への飲食物持ち込みについて、特に制限はありません。

カフェ車両へ飲食物を持ち込むのはNGです。

伊勢神宮に行ける? 日帰りは可能?

近鉄の観光特急「しまかぜ」は、伊勢神宮(外宮)まで歩ける伊勢市、宇治山田駅に停車。「お伊勢参り」にも使えます。

「しまかぜ」に往復乗車して伊勢神宮を日帰り参拝しようと考えた場合、大阪難波駅発着「しまかぜ」は約4時間30分、京都駅発着「しまかぜ」は約3時間30分、近鉄名古屋駅発着「しまかぜ」は約4時間40分、伊勢市駅で時間があります。

そのため日帰り参拝は不可能ではありませんが、近鉄特急はほかにも多く走っているので、帰りは遅い時間の別の特急にすると、旅がより充実するかもしれません。

アテンダントはいる? どんなサービスがある?

近鉄の観光特急「しまかぜ」にはアテンダントが乗務しており、カフェ車両(食堂車)の営業、ワゴンサービス、おしぼりや記念乗車証の配布などを行っています。

「しまかぜ」の和風個室、洋風個室にはアテンダント呼び出しボタンがあり、カフェ車両のルームサービスを受けることが可能です(一部メニューを除く)。

「しまかぜ」と「ひのとり」の違いは?

「しまかぜ」は、大阪、京都、名古屋と伊勢志摩を結ぶ近鉄の観光特急で、個室があり、カフェ車両(食堂車)も連結するなど、旅行、リゾートの性格が強い列車になっています。

「ひのとり」は、大阪と津、名古屋を短時間で結ぶ近鉄の特急で、「しまかぜ」と比べると日常的、ビジネス的な性格を持つ列車になっています。