2025年【JR・私鉄】東海・北陸の観光列車 全19種類一覧&写真で紹介

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「東海・北陸の観光列車」運行区間一覧
「東海・北陸の観光列車」運行区間一覧

東海・北陸エリアを走るJR東海、JR西日本、大井川鐵道、明知鉄道、長良川鉄道、樽見鉄道、富山地方鉄道、黒部峡谷鉄道、あいの風とやま鉄道、のと鉄道、えちぜん鉄道、福井鉄道の観光列車あわせて19種類について、特徴、運行日、料金、予約方法などを一覧で、写真と一緒にわかりやすくご紹介。「観光列車えらび」にお役立てください。

災害などで状況が変わっている場合、ツアーの募集が終了している場合があります。

飯田線秘境駅号

「飯田線秘境駅号」は、JR東海が飯田線の豊橋~飯田間で運行する観光列車です。

周辺に人家がまったくない、まともな道路もないなど、「なぜここに?」という場所にある不思議な駅。そうした駅は「秘境駅」と呼ばれ、飯田線には多く存在します。

しかし秘境駅は、秘境駅ゆえ、行きやすくはないのが難しいところ。

「飯田線秘境駅号」では、飯田線にあるそうした秘境駅たちを効率よく楽しむことが可能。途中駅では、地域の特産品販売と行ったイベントが開催されることもあります。

「秘境駅」のひとつ田本駅と観光列車「飯田線秘境駅号」
「秘境駅」のひとつ田本駅と観光列車「飯田線秘境駅号」

運行日・時刻表

「飯田線秘境駅号」は、期間限定で運行される急行列車(全車指定席)です。

例年、5月から6月の新緑シーズン、11月の紅葉シーズンの土曜日、日曜日、祝日に、1日1往復が運行されます。

予約方法・料金

「飯田線秘境駅号」へ乗車するには、JRの駅にある「みどりの窓口」などで、きっぷを予約、購入する必要があります。インターネットからの予約は、ツアーのみ可能です。

乗車に必要なきっぷは、「乗車券」「急行券」「指定席券」。

料金は、豊橋~飯田間で4170円です(大人1名分、片道)。

「にっぽん秘境鉄道ものがたり JR飯田線『秘境駅号』と大井川鐵道『南アルプスあぷとライン』 2日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

観光列車「飯田線秘境駅号」が停車する「秘境駅」の小和田駅
観光列車「飯田線秘境駅号」が停車する「秘境駅」の小和田駅

最新ニュース

JR東海が2025年春期の「飯田線秘境駅号」について、運行日、時刻表などを発表しました。詳しくは次のページをご覧ください。

SLかわね路号/SL南アルプス号

大井川鐵道公式サイト

「SLかわね路号」「SL南アルプス号」は、大井川鐵道が金谷~川根温泉笹間渡間で運行する観光列車です。

手動ドアのレトロな旧型客車を使用しており、SL列車が当たり前だった時代そのままの姿を、令和のいま、味わうことができます。

SL列車の一部車両を食堂車にし、茶畑が広がる静岡らしい車窓を眺めながら静岡の味覚も楽しめる「Train Dining オハシ」が実施されることもあります。

大井川鐵道の観光列車「SLかわね路号」「SL南アルプス号」
大井川鐵道の観光列車「SLかわね路号」「SL南アルプス号」

運行日・時刻表

「SLかわね路号」「SL南アルプス号」は、特定の日に運行される急行列車(全車指定席)です。

平日を含め比較的多くの日に、最大で1日3往復が運行されます。

大井川鐵道の観光列車「SLかわね路号」「SL南アルプス号」車内
大井川鐵道の観光列車「SLかわね路号」「SL南アルプス号」車内

予約方法・料金

「SLかわね路号」「SL南アルプス号」へ乗車するには、大井川鐵道のホームページなどで、きっぷを予約、購入する必要があります。

料金は、金谷~川根温泉笹間渡間で2420円です(大人1名分、片道)。

「静岡のグルメを一度に満喫 大井川鐵道SL列車と富士山を望む静岡絶景めぐり 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています

アプト式列車

大井川鐵道公式サイト

「アプト式列車」は、大井川鐵道が千頭~井川間で運行する観光列車です。

急坂を列車で上り下りする方法のひとつとして、機関車に取り付けられた歯車と、線路へ追加で設けられた歯形のレールをかみ合わせる「アプト式」があります。

このアプト式を使っている路線は、現在の日本では大井川鐵道の井川線が唯一。90‰(9%)という鉄道ではかなりの急坂を、小さな客車たちが上り下りします。

アプト式で坂を登った先にある奥大井湖上駅は、その名の通り湖上にある絶景の秘境駅として人気です。

アプト式区間を走る観光列車「アプト式列車」
アプト式区間を走る観光列車「アプト式列車」

運行日・時刻表

「アプト式列車」は、毎日運行される普通列車(全車自由席)です。

1日5往復が運行されるほか、10月から3月にかけては奥大井湖上駅で夜空を楽しむ「星空列車」が走る場合もあります。

予約方法・料金

「アプト式列車」は、予約不要で乗車できます(「星空列車」は要予約)。

料金は、千頭~井川間で1340円です(大人1名分、片道)。

「星空列車」の料金は、1940円です(2024年度の大人1名分)。

「神秘的な絶景『寸又峡 夢のつり橋』とトロッコ列車『南アルプスあぷとライン』 エメラルドグリーンの湖上に浮かぶ奥大井湖上駅を展望 2日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

観光列車「アプト式列車」と奥大井湖上駅
観光列車「アプト式列車」と奥大井湖上駅

きかんしゃトーマス号/きかんしゃトビー号

大井川鐵道公式サイト

「きかんしゃトーマス号」は、大井川鐵道が新金谷~川根温泉笹間渡間で運行する観光列車です。

本物のSLと客車が、『きかんしゃトーマス』の主役「トーマス」に大変身。

大井川鐵道の観光列車「きかんしゃトーマス号」
大井川鐵道の観光列車「きかんしゃトーマス号」

「きかんしゃトビー号」は、大井川鐵道が千頭~奥泉間で運行する観光列車です。

本物のディーゼル機関車と客車が、『きかんしゃトーマス』の路面機関車「トビー」に大変身。

大井川鐵道の観光列車「きかんしゃトビー号」(画像:大井川鐵道)
大井川鐵道の観光列車「きかんしゃトビー号」(画像:大井川鐵道)

これらの運行にあわせて、新金谷駅と千頭駅では「トーマスフェア」が開催されるほか、「バスのバーティー」といったキャラクターたちも登場。

『きかんしゃトーマス』の世界へ入ったかのような旅を、楽しむことができます。

運行日・時刻表

「きかんしゃトーマス号」「きかんしゃトビー号」は、期間限定で運行されるツアー専用列車(団体列車)です。

例年、4月から12月の土曜日、日曜日、祝日を中心に、「きかんしゃトーマス号」は最大で1日3便、「きかんしゃトビー号」は1日2便が運行されます(8月は毎日運行)。

大井川鐵道の観光列車「きかんしゃトーマス号」とあわせて運転される「バスのバーティー」
大井川鐵道の観光列車「きかんしゃトーマス号」とあわせて運転される「バスのバーティー」

予約方法・料金

「きかんしゃトーマス号」「きかんしゃトビー号」へ乗車するには、大井川鐵道のホームページなどで、ツアーを予約、購入する必要があります。

料金は、「きかんしゃトーマス号」が片道3000円、「きかんしゃトビー号」が2000円です(大人1名分)。

「寸又峡はガイド同行で約3時間滞在 100周年の大井川鐵道と秘境寸又峡温泉 奥大井湖上駅と南アルプスの麓を走る2つの列車 2日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

大正ロマン号

「明知鉄道」公式サイト

「大正ロマン号」は、明知鉄道が恵那~明智間で運行する観光列車です。

食堂車を連結し、季節ごとに「冷酒列車」「おばあちゃんのお弁当列車」「寒天列車」「枡酒列車」「じねんじょ列車」「きのこ列車」といったテーマで料理などを提供。

車窓と一緒に沿線の食を堪能できます。

明知鉄道の列車
明知鉄道の列車

運行日・時刻表

「大正ロマン号」は、月曜日(休日は運行)以外に運行される急行列車です。

食堂車での飲食提供は、テーマによって「火曜日から日曜日までの毎日」「土曜日のみ」などさまざまなので、注意が必要です。

予約方法・料金

「大正ロマン号」の食堂車へ乗車するには、明知鉄道のホームページなどでツアーを予約、購入する必要があります。

料金は、次の通りです(2024年度の大人1名分)。

  • 冷酒列車:5000円
  • おばあちゃんのお弁当列車:2800円
  • 寒天列車:5500円
  • 枡酒列車:5500円
  • じねんじょ列車:5000円
  • きのこ列車:6000円

「約40万株のピンクの絨毯!茶臼山芝桜公園 個人では予約が取りにくい!明知鉄道『寒天列車』」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

ながら

長良川鉄道公式サイト

「ながら」は、長良川鉄道が美濃太田~北濃間で運行する観光列車です。

長良川流域の味覚を堪能しながら、季節ごとに変わる長良川の車窓を楽しむことができます。

「ランチプラン」「スイーツセットプラン」のほか、乗車だけの「ビュープラン」があるのも特徴です。

長良川鉄道の観光列車「ながら」
長良川鉄道の観光列車「ながら」

運行日・時刻表

「ながら」は、特定の日に運行される列車です。

土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日1往復が運行されます。

予約方法・料金

「ながら」へ乗車するには、長良川鉄道のホームページなどで、ツアーやきっぷを予約、購入する必要があります。

食事付きプランの料金は、次の通りです(大人1名分)。

  • 1号ランチプラン:1万8000円
  • 2号スイーツプラン:6800円
  • 1号ランチ・2号スイーツセットプラン:2万2000円

乗車だけのプランの場合、料金は、美濃太田~北濃間で2230円です(大人1名分、片道)。

「船と列車の2つの貸切を愉しむ…『長良川鵜飼』と観光列車『ながら』2日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

ねおがわ

樽見鉄道公式サイト

「ねおがわ」は、樽見鉄道が本巣~樽見間で運行する観光列車です。

根尾川の絶景が楽しめる区間などで、徐行運転や観光案内を実施。可愛らしい魚型のつり革もポイントです。

樽見鉄道では、車内で薬草弁当を味わえる「薬草列車」、猪鍋を味わえる「しし鍋列車」も運行されます。

樽見鉄道の列車
樽見鉄道の列車

運行日・時刻表

「ねおがわ」は、特定の日に運行される普通列車(全車自由席)です。

土曜日、日曜日、祝日を中心に運行されます(2025年4月現在、運休中)。

予約方法・料金

「ねおがわ」は、予約不要で乗車できます。

料金は、本巣~樽見間で600円です(大人1名分、片道)。

「樽見鉄道『ホタル列車』貸切運行と長良川鉄道『清流列車』・三岐鉄道『ナローゲージ列車』2日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

花嫁のれん

「花嫁のれん」公式サイト

「花嫁のれん」は、JR西日本が七尾線の金沢~和倉温泉間で運行する観光列車です。

「和と美のおもてなし」がコンセプトで、日本庭園、旅館のような空間が車内に広がります。和倉温泉の有名旅館「加賀屋」監修による和装アテンダントのおもてなし、加賀友禅のオールドコレクションがあしらわれた半個室もポイント。

「和軽食セット」「スイーツセット」などを車窓と一緒に味わうこともできます。

JR西日本の観光列車「花嫁のれん」
JR西日本の観光列車「花嫁のれん」

運行日・時刻表

「花嫁のれん」は、特定の日に運行される特急列車(全車指定席)です。

金曜日、土曜日、日曜日、月曜日、祝日を中心に、最大で1日2往復が運行されます。

現在、令和6年能登半島地震の影響により、「花嫁のれん」はツアー専用列車(団体列車)でのみの運行になっています。

JR西日本の観光列車「花嫁のれん」1号車車内
JR西日本の観光列車「花嫁のれん」1号車車内

予約方法・料金

「花嫁のれん」へ乗車するには、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」、JRの駅にある「みどりの窓口」などで、きっぷを予約、購入する必要があります。

乗車に必要なきっぷは、「乗車券」「指定席特急券」。

料金は、金沢~和倉温泉間で2900円です(大人1名分、片道、時期によって若干の変動あり)。

「クラブツーリズム貸切!観光列車『花嫁のれん』と古都金沢満喫旅 2日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~

「べるもんた」公式サイト

「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」は、JR西日本が城端線の高岡~城端間、氷見線の高岡~氷見間で運行する観光列車です。

すし職人が乗車する珍しい列車で、作りたての「ぷち富山湾鮨と富山の逸品セット」「ぷち富山湾丼セット」「白エビと紅ズワイ蟹のお造り」などを、富山湾と立山連峰、散居村で知られる砺波平野の車窓などと一緒に、味わうことができます。

JR西日本の観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」
JR西日本の観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」

運行日・時刻表

「べるもんた」は、特定の日に運行される快速列車(全車指定席)です。

土曜日は城端線、日曜日は氷見線で、1日2往復の運行が基本です。

予約方法・料金

「べるもんた」へ乗車するには、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」、JRの駅にある「みどりの窓口」などで、きっぷを予約、購入する必要があります。

乗車に必要なきっぷは、「乗車券」「指定席券」。

料金は、次の通りです(大人1名分、片道)。

  • 高岡~城端:1120円
  • 高岡~氷見:860円

「クラブツーリズムが3つの観光列車を貸切『花嫁のれん』『べるもんた』『Shu*Kura』10の列車でつなぐ北陸4県鉄道旅 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

JR西日本の観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」寿司カウンター
JR西日本の観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」寿司カウンター

黒部峡谷トロッコ電車

黒部峡谷鉄道公式サイト

「黒部峡谷トロッコ電車」は、黒部峡谷鉄道が宇奈月~欅平間で運行する観光列車です。

黒部峡谷の電源開発を目的に建設された鉄道で、民家も道路もない秘境地帯を走行。トロッコ風の車両で川風を感じながら、峡谷の絶景を楽しむことができます。

ちなみに大昔は、きっぷに「命の保証はしない」的な文言が書かれていたそうです。

新柳河原発電所付近を走る「トロッコ電車」(画像:黒部峡谷鉄道)
新柳河原発電所付近を走る「トロッコ電車」(画像:黒部峡谷鉄道)

運行日・時刻表

「黒部峡谷トロッコ電車」は、期間限定で運行される列車(定員制)です。

例年、4月下旬から11月末まで、最大で1日11往復が運行されます。

現在、令和6年能登半島地震の影響により、「黒部峡谷トロッコ電車」は宇奈月~猫又間の運行になっています。

黒部峡谷鉄道の観光列車「トロッコ電車」普通客車
黒部峡谷鉄道の観光列車「トロッコ電車」普通客車

予約方法・料金

「黒部峡谷トロッコ電車」へ乗車するには、黒部峡谷鉄道のホームページなどで、きっぷを予約、購入する必要があります。

料金は、宇奈月~猫又間で2820円です(大人1名分、往復)。

「3つの絶景をお楽しみ 立山黒部アルペンルートと黒部峡谷トロッコ電車・上高地 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

アルプスエキスプレス

「アルプスエキスプレス」公式サイト

「アルプスエキスプレス」は、富山地方鉄道が宇奈月温泉~立山間などで運行する観光列車です。

元西武鉄道の特急「レッドアロー」車両が、水戸岡鋭治氏の手によって観光列車に変身。木のぬくもりに包まれた車内、額縁のような窓から、立山連峰の風景などを楽しむことができます。

富山地鉄の観光列車「アルプスエキスプレス」
富山地鉄の観光列車「アルプスエキスプレス」

運行日・時刻表

「アルプスエキスプレス」の車両は現在、観光列車としてではなく、富山地方鉄道の特急「アルペン」(全車自由席)などで運行されています。

予約方法・料金

「アルプスエキスプレス」は、予約不要で乗車できます。

料金は、次の通りです(大人1名分、宇奈月温泉~立山間の片道)。

  • 普通列車:2460円
  • 特急列車:2860円

「アルプスエキスプレス」に乗るお手軽なツアーが、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などで発売されている場合があります。ぜひチェックしてみてください。

ダブルデッカーエキスプレス

「ダブルデッカーエキスプレス」公式サイト

「ダブルデッカーエキスプレス」は、富山地方鉄道が電鉄富山~宇奈月温泉間などで運行する観光列車です。

元京阪電鉄の特急電車で、2階建て車両の2階席からは、日本海や立山連峰の車窓がよりダイナミックに見える、かもしれません。

富山地鉄の観光列車「ダブルデッカーエキスプレス」(Rsa - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=105360505による)
富山地鉄の観光列車「ダブルデッカーエキスプレス」(Rsa – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=105360505による)

運行日・時刻表

「ダブルデッカーエキスプレス」の車両は現在、観光列車としての運行を休止しています。

富山地鉄レトロ電車

「富山地鉄レトロ電車」公式サイト

「富山地鉄レトロ電車」は、富山地方鉄道が富山駅~南富山駅前、南富山駅前~大学前間で運行する、路面電車の観光列車です。

レトロな路面電車が、水戸岡鋭治氏の手によって観光列車に変身。木のぬくもりに包まれた車内から、富山の街を楽しめます。

富山地鉄の観光列車「レトロ電車」(あみでん - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=32533893による)
富山地鉄の観光列車「レトロ電車」(あみでん – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=32533893による)

運行日・時刻表

「富山地鉄レトロ電車」は、富山市内を走る路面電車(全車自由席)として運行されています。

予約方法・料金

「富山地鉄レトロ電車」は、予約不要で乗車できます。

料金は、乗車区間にかかわらず240円です(大人1名分)。

「レストラン列車『一万三千尺物語』と水戸岡鋭治氏デザイン『貸切レトロ電車』富山湾の宝石『白海老料理』2日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

一万三千尺物語

「一万三千尺物語」公式サイト

「一万三千尺物語」は、あいの風とやま鉄道が富山~泊、富山~黒部~高岡~富山間で運行する観光列車です。

「一万三千尺」は、高さ3000m級の立山連峰と、深さ約1000mの富山湾の標高差、およそ4000mを「尺」で現したもの。その眺望を楽しみながら、「富山湾鮨」「越中懐石」を車内で味わうことができます。

あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」(SONIC BLOOMING - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=79061007による)
あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」(SONIC BLOOMING – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=79061007による)

運行日・時刻表

「一万三千尺物語」は、特定の日に運行されるツアー専用列車(団体列車)です。

土曜日、日曜日、祝日を中心に、最大で1日2便が運行されます。

予約方法・料金

「一万三千尺物語」へ乗車するには、あいの風とやま鉄道のホームページなどでツアーを予約、購入する必要があります。

料金は、いずれのコースも1万9800円です(大人1名分)。

「『ながら』『雪月花』『一万三千尺物語』信州・越後3つの観光列車旅 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

のと里山里海号(震災語り部観光列車)

のと鉄道公式サイト

「のと里山里海号」は、のと鉄道が七尾~穴水間で運行する観光列車です。

能登の食材を車内で味わいながら、七尾湾の車窓、貴重な郵便車の見学などを楽しめる列車でしたが、令和6年能登半島地震で被災。

以降は、そのときの経験を語り継ぎ、役立ててもらう「震災語り部観光列車」として運行されています。

のと鉄道の観光列車「のと里山里海号」
のと鉄道の観光列車「のと里山里海号」

運行日・時刻表

「震災語り部観光列車」は、特定の日に運行される列車です(全車指定席)です。

観光シーズンの土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日3往復が運行されます。

予約方法・料金

「震災語り部観光列車」へ乗車するには、のと鉄道のホームページで、きっぷを予約、購入する必要があります。

料金は、七尾~穴水間で1780円です(大人1名分、片道)。

「『のと鉄道・震災語り部観光列車』と『一万三千尺物語』では美食を!北陸2つの観光列車旅 2日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

恐竜列車

「恐竜列車」公式サイト

「恐竜列車」は、えちぜん鉄道が福井~勝山間で運行する観光列車です。

車外、車内にたくさんの恐竜たちが配置され、乗務員は探検隊の姿。1両目は「ジュラシックゾーン」、2両目は「化石発掘ゾーン」と、内装も異なります。

「恐竜王国」として知られる福井県。その勝山市にある福井県立恐竜博物館へのアクセスに便利で、気分も盛り上げてくれる列車です。

えちぜん鉄道の観光列車「恐竜列車」(えちぜん鉄道公式サイトより引用)
えちぜん鉄道の観光列車「恐竜列車」(えちぜん鉄道公式サイトより引用)

運行日・時刻表

「恐竜列車」は、特定の日に運行される列車です。

土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日1往復の運行が基本。夏休み期間中は平日も走るほか、冬期は運休になります。

予約方法・料金

「恐竜列車」へ乗車するには、えちぜん鉄道のホームページなどできっぷ、ツアーを予約、購入する必要があります。

料金は、恐竜博物館の観覧料などがセットになったプランで4900円、乗車だけのプランで2320円です(大人1名分、福井~勝山間の片道)。

「恐竜列車」に乗るお手軽なツアーが、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などで発売されている場合があります。ぜひチェックしてみてください。

レトラム

福井鉄道公式サイト

「レトラム」は、福井鉄道が福井駅~たけふ新間で運行する観光列車です。

元々はドイツのシュツットガルトで走っていた路面電車で、1990年(平成2年)、高知県の土佐電気鉄道(現とさでん交通)へやってきました。

その後、福井鉄道へやってきて、2014年(平成26年)から営業運転を始めています。

福井鉄道の観光列車「レトラム」
福井鉄道の観光列車「レトラム」

運行日・時刻表

「レトラム」は、特定の日に運行される列車です。

土曜日、日曜日、祝日を中心に、月に数日程度、1日1往復が運行されます。

予約方法・料金

「レトラム」は、予約不要で乗車できます。

料金は、福井駅~たけふ新間で450円です(大人1名分、片道)。

「レトラム」に乗るお手軽なツアーが、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などで発売されている場合があります。ぜひチェックしてみてください。