列車の特徴
唯一になった夜行列車・寝台列車
JR西日本・JR東海の寝台列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は、日本でただひとつになった、毎日定期運行される夜行列車で、寝台列車です。
寝台は全て個室
「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」の寝台設備は、すべて1人用もしくは2人用の個室です。
座席車ならグリーン車に相当し、専用のシャワーも用意されたA寝台のシングルデラックス、普通車に相当するB寝台のシングルツイン、シングル、ソロ、サンライズツインがあります。
安く乗れるノビノビ座席
「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は、カーペット敷きのノビノビ座席があるのもポイントです。普通車指定席扱いのため、寝台料金不要でゴロ寝可能。リーズナブルかつ快適に夜行列車の旅を楽しめます。
岡山駅で連結・切り離し
「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」は基本的に、東京~岡山間で連結して運転。岡山駅で行われる連結、切り離しの風景は、「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」名物のひとつです。
「サンライズ瀬戸・出雲」新着ニュース
おもな運転区間
JR西日本・JR東海の寝台列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は、おもに次の区間で運転されます。
- 特急「サンライズ瀬戸」
- 東京駅(東京都千代田区)~高松駅(香川県高松市)、東海道本線・山陽本線・瀬戸大橋線経由、走行距離804.7km
- 特急「サンライズ瀬戸」(延長運転)
- 東京駅(東京都千代田区)~琴平駅(香川県仲多度郡琴平町)、東海道本線・山陽本線・瀬戸大橋線・予讃線・土讃線経由、走行距離848.7km
- 特急「サンライズ出雲」
- 東京駅(東京都千代田区)~出雲市駅(島根県出雲市)、東海道本線・山陽本線・伯備線・山陰本線経由、走行距離953.6km
行き先の人気観光地・グルメ
JR西日本・JR東海の寝台列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」の行き先には、どんな見どころ、グルメがあるのでしょうか。旅行プランの作成にお役立てください。
編成・座席表
JR西日本・JR東海の寝台列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は、それぞれ285系電車7両編成で運転されます。
- 東京~岡山間では基本的に、「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」を連結して14両編成で運転。
- 東京駅発、東京駅行きの列車とも、「サンライズ瀬戸」編成を「サンライズ出雲」編成の前側に連結。
- 車内は、一部を除いて2階建て構造。
- 現代の列車では珍しくなった喫煙可能な車両、個室を一部に用意。
車内・客席・設備
JR西日本・JR東海の寝台列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」の客席は、A寝台個室(シングルデラックス)、B寝台個室(シングル、シングルツイン、ソロ、サンライズツイン)、普通車指定席(ノビノビ座席)があります。
- ソフトドリンクの自動販売機を3、5、10、12号車に設置。
- 各個室は、カギをかけることが可能(暗証番号を設定)。
- 個室内には、枕や毛布といった寝具類、浴衣、使い捨てコップ、ハンガー、スマートフォンの充電などが可能なコンセントを用意。
シングルデラックス(A寝台1人用個室)
グリーン車に相当するA寝台の個室で、「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」それぞれの編成に6室ずつ用意(半分は喫煙室)。
室内が広く、ベッドは幅85cmと大きなもの。机、洗面台、シャンプーやせっけんなどのアメニティグッズも備えます。同じ号車にシングルデラックス乗客専用シャワー室があり、シャワーカード付きなのも特徴です。
シングル(B寝台1人用個室)
普通車に相当するB寝台の個室で、「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」の標準的な個室です。それぞれの編成に80室ずつ用意(一部は喫煙室)。
2階建て構造車両の2階にある個室、1階にある個室、平屋部分にある個室の3タイプを備えます。ベッド幅は60cmから70cm程度です。
シングルツイン(B寝台1・2人用個室)
普通車に相当するB寝台の個室で、「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」それぞれの編成に8室ずつ用意(一部は喫煙室)。
車両の平屋部分に設けられた天井が高い部屋で、補助ベッドを使えば二段ベッド構造になるため、2名での利用も可能です。車いすに対応した個室もあります。ベッド幅は60cmから70cm程度です。
ソロ(B寝台1人用個室)
普通車に相当するB寝台の個室で、「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」それぞれの編成に20室ずつ用意。
シングルにくらべて室内、ベッドがやや狭いですが、そのぶん寝台料金は安め。上段の客室、下段の客室があり、ベッド幅は56cmから70cm程度です。
サンライズツイン(B寝台2人用個室)
普通車に相当するB寝台の個室で、「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」それぞれの編成に4室ずつ用意(半分は喫煙室)。
ベッドが横に2つ並んでおり、2名で利用できます。ベッド幅は60cmから75cm程度です。
ノビノビ座席(普通車指定席)
カーペット敷きでゴロ寝が可能ながら座席扱い、寝台料金不要のため、安く利用できる席です。
「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」それぞれの編成に28席ずつ用意(上段14席、下段14席の2段構造)。各席に毛布、使い捨てコップがあります。幅は80cm程度です。
ラウンジ
「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」それぞれの編成に1か所ずつあり(3号車と10号車)、テーブル、8人分の座席が設けられています。乗客が使える共用スペースです。
共用シャワー室
シングルデラックスの乗客専用ではない、誰でも使える共用のシャワー室が、「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」それぞれの編成に、1か所ずつ用意されています(3号車と10号車)。
シャワーカードを車内の自動販売機で購入し、利用する形で、お湯を6分間出すことが可能(一時停止OK)。鏡やドライヤーを備えた脱衣所と、シャワールームに分かれた構造になっており、ボディソープ、シャンプーも備えます。
グッズ
JR西日本・JR東海の寝台列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は、グッズも発売されています。旅のお供としても、おすすめです。
グッズについて、詳しくはこちらをご覧ください。
運転日・時刻表
JR西日本・JR東海の寝台列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は例年、それぞれ1日1往復の運転が基本です。
- 運転日は、始発駅(東京、高松、出雲市)発車時点の日付が基準。
- 「サンライズ瀬戸」は下り列車のみ、週末を中心に、高松駅から琴平駅まで延長運転する日あり(琴平駅始発の東京駅行きは運転なし)。
- 「サンライズ出雲」はゴールデンウィーク、お盆期間、年末年始を中心に、91号、92号を追加運転する日あり(追加運転の列車は「サンライズ瀬戸」との連結運転なし)。
高松・琴平方面行き(下り)の運転日・時刻表
- 特急「サンライズ瀬戸」高松駅行き
- 東京駅21時50分発 → 横浜駅22時15分発 → 熱海駅23時23分発 → 沼津駅23時39分発 → 富士駅23時53分発 → 静岡駅0時20分発 → 浜松駅1時12分発 → 姫路駅5時26分発 → 岡山駅6時27分着/31分発 → 児島駅6時53分発 → 坂出駅7時10分発 → 高松駅7時27分着
- 毎日運転
- 東京~岡山間は特急「サンライズ出雲」と連結して運転
- 特急「サンライズ瀬戸」琴平駅行き(延長運転)
- 東京駅21時50分発 →(高松駅行きの場合と同じ停車駅、時刻で運転)→ 高松駅7時27分着/8時02分発 → 多度津駅8時26分発 → 善通寺駅8時33分発 → 琴平駅8時39分着
- 2023年01月:金曜日、土曜日、1日、8日運転
- 2023年02月:金曜日、土曜日、22日運転
- 2023年03月:金曜日、土曜日、20日運転
- 2023年04月:金曜日、土曜日運転
- 2023年05月:金曜日、土曜日、2日~4日運転
- 2023年06月:金曜日、土曜日運転
- 2023年07月:金曜日、土曜日、16日運転
- 2023年08月:金曜日、土曜日、10日運転
- 2023年09月:金曜日、土曜日、17日運転
- 2023年10月:金曜日、土曜日、8日運転
- 2023年11月:金曜日、土曜日、2日、22日運転
- 2023年12月:―
- 東京~岡山間は特急「サンライズ出雲」と連結して運転
出雲市方面行き(下り)の運転日・時刻表
- 特急「サンライズ出雲」出雲市駅行き
- 東京駅21時50分発 →(「サンライズ瀬戸」と同じ停車駅、時刻で運転)→ 岡山駅6時27分着/6時34分発 → 倉敷駅6時47分発 → 備中高梁駅7時14分発 → 新見駅7時44分発 → 米子駅9時05分発 → 安来駅9時13分発 → 松江駅9時31分発 → 宍道駅9時46分発 → 出雲市駅9時58分着
- 毎日運転
- 東京~岡山間は特急「サンライズ瀬戸」と連結して運転
- 特急「サンライズ出雲91号」出雲市駅行き
- 東京駅22時21分発 → 横浜駅22時44分発 → 大阪駅6時04分発 → 三ノ宮駅6時28分発 → 姫路駅7時21分発 → 岡山駅8時48分着/51分発 → 倉敷駅9時07分発 → 備中高梁駅9時48分発 → 新見駅10時25分発 → 米子駅12時07分発 → 安来駅12時17分発 → 松江駅12時38分発 → 宍道駅12時55分発 → 出雲市駅13時07分着
- 東京駅発8月16日は、姫路駅7時22分発
- 2023年08月:10日、16日運転
東京方面行き(上り)の運転日・時刻表
- 特急「サンライズ瀬戸」東京駅行き
- 高松駅21時26分発 → 坂出駅21時44分発 → 児島駅22時01分発 → 岡山駅22時23分着/34分発 → 姫路駅23時33分発 → 三ノ宮駅0時11分発 → 大阪駅0時33分発 → 静岡駅4時40分発 → 富士駅5時10分発 → 沼津駅5時27分発 → 熱海駅5時45分発 → 横浜駅6時45分発 → 東京駅7時08分着
- 毎日運転
- 岡山~東京間は特急「サンライズ出雲」と連結して運転
- 特急「サンライズ出雲」東京駅行き
- 出雲市駅18時55分発 → 宍道駅19時10分発 → 松江駅19時25分着/28分発 → 安来駅19時48分発 → 米子駅19時56分着/20時01分発 → 新見駅21時20分発 → 備中高梁駅21時48分発 → 倉敷駅22時14分発 → 岡山駅22時30分着/34分発 →(「サンライズ瀬戸」と同じ停車駅、時刻で運転)→ 東京駅7時08分着
- 毎日運転
- 岡山~東京間は特急「サンライズ瀬戸」と連結して運転
- 特急「サンライズ出雲92号」東京駅行き
- 出雲市駅14時37分発 → 宍道駅14時56分着/15時00分発 → 松江駅15時16分着/21分発 → 安来駅15時44分発 → 米子駅15時55分発 → 新見駅18時18分発 → 備中高梁駅18時50分発 → 倉敷駅19時18分発 → 岡山駅19時36分着/39分発 → 姫路駅21時04分発 → 三ノ宮駅21時52分発 → 大阪駅22時15分着/29分発 → 横浜5時57分発 → 東京駅6時23分着
- 2023年08月:9日、15日運転
きっぷの予約方法・予約状況
JR西日本・JR東海の寝台列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。
ツアーで予約
「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」へ乗るには、「ツアーの利用」も検討の価値あり。面倒なきっぷの予約が不要で、ホテル、新幹線とのセット購入も可能。条件にあえば、この方法が楽でお得かもしれません。
近畿日本ツーリスト「観光列車・寝台列車の旅特集」
- 「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」とホテル、行き帰りの新幹線などを組み合わせた、いわゆるフリープランのツアーを購入できます。
クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
- メニューから「サンライズ」で検索すると、「寝台特急『サンライズ出雲』・観光列車『あめつち』『あまつぼし』列車で紡ぐ山陰 3日間」などが発売されています。
新観光列車「ふたつ星4047」「あをによし」に乗る!
- ★いま注目★ 新観光列車「ふたつ星4047」「あをによし」のツアーが登場。「『36ぷらす3』『ふたつ星4047』西九州新幹線『かもめ』3つの列車でめぐる九州鉄道紀行 3日間」「近鉄観光特急『あをによし』近鉄特急『ひのとり』嵯峨野トロッコ列車 信楽 日帰り」などが発売されています。

「古都・奈良」イメージの新観光列車「あをによし」
通常のきっぷを「e5489」で予約
「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」のきっぷは、JR西日本のネット予約サービス「e5489」で、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から購入できます。
ただ「e5489」の事前申込サービスでは、ノビノビ座席のみ予約可能です。
なお、通常のきっぷを予約する場合に必要なきっぷは、どの予約方法でも次のとおりです。
- A寝台(シングルデラックス)利用
- 乗車する区間で有効な「乗車券」と「特急券・A寝台券」
- B寝台(シングル、シングルツイン、ソロ、サンライズツイン)利用
- 乗車する区間で有効な「乗車券」と「特急券・B寝台券」
- 普通車指定席(ノビノビ座席)利用
- 乗車する区間で有効な「乗車券」と「指定席特急券」
通常のきっぷを「えきねっと」で予約
「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」のきっぷは、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」でも、ノビノビ座席に限り、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から購入できます。
ただ「えきねっと」の事前受付サービスでは、JR東海区間(熱海~米原)を含むきっぷはNG。利用は現実的ではなさそうです。
通常のきっぷを「みどりの窓口」や旅行会社で予約
「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」のきっぷは、JR駅の「みどりの窓口」(JR東海の駅では「JR全線きっぷうりば」)、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から購入できます。
通常のきっぷを指定席券売機で予約
JR西日本の駅にある「みどりの券売機プラス」、JR東日本の駅にある「話せる指定席券売機」など、オペレーターと通話できるタイプの券売機であれば、その方法(オペレーターと通話)で、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から、「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」のきっぷを購入できるようです。
利用者が機械を操作するだけの指定席券売機では、ノビノビ座席のきっぷに限り、乗車1か月前の同じ日の午前10時10分から購入できるようです。
「通常のきっぷ」予約方法 詳しくは…
通常のきっぷを予約、購入する方法について、詳しくは次のページをご覧ください。
予約状況
「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」の予約状況は、JR西日本のネット予約サービス「e5489」で乗車日時、乗車区間などを入力することで確認できます。
「サンライズ瀬戸・出雲」は予約がとれない?
JR西日本・JR東海の寝台列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は人気列車のため、特に室数が少ないA寝台のシングルデラックス、B寝台のサンライズツイン、シングルツインは、予約がとれないという声も多いようです。
駅で「10時打ち」
「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」のプラチナチケットを入手するための必勝法、最も確実な方法は、予約開始のタイミングちょうどに、JR駅の「みどりの窓口」などできっぷを購入する方法、いわゆる「10時打ち」でしょう。
素早く「e5489」
「10時打ち」の次に「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」のきっぷを予約しやすいのは、JR西日本のネット予約サービス「e5489」でしょうか。
乗車1か月前の同じ日の午前10時00分になると申込みできるようになるので、そこで素早く入力していけば、予約できる可能性があります。
ノビノビ座席利用であれば「e5489」の事前申込サービスも使えますが、必ず有利になるわけではないため、注意が必要です。
粘りの「キャンセル待ち」
満席でも、諦めるのは早いかもしれません。キャンセルが出ることも珍しくないからです。
「閑散期」をねらう
旅行シーズンから外れた、乗客が少ない閑散期のきっぷをねらうのも、プラチナチケットをゲットするひとつの方法でしょう。JRがいつを閑散期としているかは、次のカレンダーをご覧ください(2023年度の場合)。
シャワーカード入手方法
シングルデラックスの乗客専用ではない、共用のシャワー室を利用したい場合、「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」へ乗車したのち、その共用シャワー室付近にある自動販売機で、330円のシャワーカードを購入する必要があります。
- タオル類の車内販売はなし。
- シャワーカードの購入は、1人1枚まで。
- シャワー室の利用は、1人30分まで。
- シャワーカード自動販売機で使える紙幣は、1000円札のみ。
共用シャワー室のシャワーカードは、始発駅で即完売の場合もあるなど、入手は容易ではないようです。
共用シャワー室を使いたい場合、始発駅で、発車時刻の前から余裕を持って、シャワーカード自動販売機の設置場所が近い乗車口(「サンライズ瀬戸」は4号車、「サンライズ出雲」は11号車)に並ぶと、シャワーカードを入手できる可能性が高まるかもしれません。
きっぷの料金
JR西日本・JR東海の寝台列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」に、通常のきっぷを予約し、大人1名で片道乗車した場合の通常料金です(おもな区間のみ掲載)。料金は、時期などによって変動することがあります。
「サンライズ瀬戸」に東京~高松間で乗車
- シングルデラックス(1人用A寝台個室)利用
- 乗車券(1万1540円)+特急券(3300円)+シングルデラックスのA寝台券(1万3980円)=2万8820円
- シングル(1人用B寝台個室)利用
- 乗車券(1万1540円)+特急券(3300円)+シングルのB寝台券(7700円)=2万2540円
- シングルツイン(1人用B寝台個室)利用
- 乗車券(1万1540円)+特急券(3300円)+シングルツインのB寝台券(9600円)=2万4440円(5500円の追加で、補助ベッドを使い2人用個室としても利用可能〈2人分の乗車券と特急券が必要〉)
- ソロ(1人用B寝台個室)利用
- 乗車券(1万1540円)+特急券(3300円)+ソロのB寝台券(6600円)=2万1440円
- サンライズツイン(2人用B寝台個室)利用
- 乗車券(1万1540円)+特急券(3300円)+サンライズツインのB寝台券(7700円)=2万2540円(1名でも利用可能で、その場合は特急券、サンライズツインのB寝台券が2名分必要〈乗車券は1名分でOK〉)
- ノビノビ座席(普通車指定席)利用
- 乗車券(1万1540円)+指定席特急券(3830円)=1万5370円
「サンライズ出雲」に東京~出雲市間で乗車
- シングルデラックス(1人用A寝台個室)利用
- 乗車券(1万2210円)+特急券(3300円)+シングルデラックスのA寝台券(1万3980円)=2万9490円
- シングル(1人用B寝台個室)利用
- 乗車券(1万2210円)+特急券(3300円)+シングルのB寝台券(7700円)=2万3210円
- シングルツイン(1人用B寝台個室)利用
- 乗車券(1万2210円)+特急券(3300円)+シングルツインのB寝台券(9600円)=2万5110円(5500円の追加で、補助ベッドを使い2人用個室としても利用可能〈2人分の乗車券と特急券が必要〉)
- ソロ(1人用B寝台個室)利用
- 乗車券(1万2210円)+特急券(3300円)+ソロのB寝台券(6600円)=2万2110円
- サンライズツイン(2人用B寝台個室)利用
- 乗車券(1万2210円)+特急券(3300円)+サンライズツインのB寝台券(7700円)=2万3210円(1名でも利用可能で、その場合は特急券、サンライズツインのB寝台券が2名分必要〈乗車券は1名分でOK〉)
- ノビノビ座席(普通車指定席)利用
- 乗車券(1万2210円)+指定席特急券(3830円)=1万6040円
子どもと一緒に乗車する場合
子ども(小学校入学年の4月1日から卒業年の3月31日まで)の料金は、乗車券、特急券が大人料金の半額(10円未満の端数は切り捨て)、寝台券は大人料金と同じです。
ひとつの寝台(個室)を、大人1名と子ども1名、もしくは子ども2名で使用することもでき、このとき、寝台券は1名分でOKです。
未就学児は、大人もしくは子ども1名につき2名まで、料金不要で同行できます。ただ、未就学児が1名で個室1室、もしくはノビノビ座席1席を利用する場合は、子どもと同じ扱いになります。
割引きっぷ
JR西日本・JR東海の寝台列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」で利用できる割引きっぷは、特にありません。通常のきっぷを購入するか、ツアー利用での乗車が一般的です。
「サンライズ瀬戸・出雲」プチ情報
JR西日本・JR東海の寝台列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」に関する、お役に立つかもしれないプチ情報です。
- 「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は時刻表上、下り列車は浜松駅から姫路駅まで、上り列車は大阪駅から静岡駅まで止まりませんが、実は乗務員交代といった理由で、豊橋駅や米原駅などにも停車。こうした運行上の理由による停車を「運転停車」と呼びます。ドアは開きません。
- 深夜帯を走るため、下り列車は横浜駅発車後から岡山駅到着前まで、上り列車は岡山駅発車後から横浜駅到着前まで、車内放送が行われません。途中駅で降りる場合、寝過ごし注意です。
- 乗車前に、飲み物と多少の食料、お菓子などを用意しておくとよいかもしれません。トラブルが発生して列車が遅れた場合に、喉の渇き、空腹と闘うことのないように……。車内にソフトドリンクの自動販売機が設置されていますが、売り切れの場合もあります。
- 東京駅はもちろん、高松駅、出雲市駅とも、駅ナカもしくは駅近にコンビニなどがあり、乗車前に食料や飲み物の確保が可能です。ただ「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は出発時刻が遅いため、弁当類の入手は難しいかもしれません。
- 岡山駅での連結、切り離し作業中に買物へ行くことは、停車時間が長い出雲市駅行きの「サンライズ出雲」、東京駅行きの「サンライズ瀬戸」であれば、そう難しくはなさそうですが、オススメはしません。なお岡山駅では、2階在来線改札内の「セブン-イレブン ハートイン岡山駅在来線改札内店」が、6時00分から23時00分まで営業しています。
- 岡山駅で切り離しを見学し、乗り遅れた人は、実際にいるようです。その6分後に発車する快速「マリンライナー5号」を使えば、寝台特急「サンライズ瀬戸」から6分遅れで、高松駅に着くことはできます。
- 2階の個室は音が静かめで揺れは大きめ、1階の個室は音が大きめで揺れは少なめ、とされます。
- ソロの個室がある3号車、10号車、ノビノビ座席の5号車、12号車は、床下に走行用のモーターとその関連機器を搭載。それらを搭載しないほかの車両と比べ、音がやや大きいようです。
- 車内の温度が、人によっては適温に感じられない場合もあるようです。個室なら暑ければ脱げますが、ノビノビ座席ではそうもいかないため、温度調節しやすい服装だとよいかもしれません。
- 「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」に、Wi-Fiはありません。携帯電話の電波は、トンネル内でなければ、たいていの区間で届くようです。
- ノビノビ座席に、コンセントはありません。業務用(?)のコンセントはありますが……。
- 「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は、1998年(平成10年)7月10日に運転開始。それから四半世紀がたちますが、人気があるため、なるべく長く運転したい(場合によっては新型車両にして?)とJR西日本は考えているそうです(JR西日本の2023年の株主総会で、そうした考えが同社から出たとのこと)。
- 「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」に使われる285系電車は、2014年(平成26年)から2016年(平成28年)にかけて、車内などがリニューアルされています。廃止の可能性は、しばらくなさそうです。