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「スペーシア X」に乗ろう!【料金・予約方法を解説】

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」(画像:東武鉄道)

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」(画像:東武鉄道)

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」のきっぷ予約方法、料金、運転日、時刻表、お役立ち情報をご紹介。客席が6種類、カフェカウンターもある多彩な列車で、世界遺産や温泉の旅はいかがでしょうか。

情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。

観光列車の特徴

一度では味わいきれない列車

東武鉄道の観光列車「SPACIA X(スペーシア エックス)」は、多彩かつ上質な設備が特徴です。

プライベートジェットをイメージした個室、歴史ある日光金谷ホテルをモチーフにしたラウンジなど、6種類もの客席を用意。カフェカウンターも備え、何度も乗りたくなる列車にされています。

  • 江戸文化の組子、竹編み細工、日光東照宮の「胡粉(ごふん)」の白など、沿線の文化、歴史、伝統をイメージし、車両がデザインされています。
東武鉄道の観光列車「スペーシア X」

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」

観光列車「スペーシア X」カフェカウンターメニューの一例

観光列車「スペーシア X」カフェカウンターメニューの一例

新着情報

ブルーリボン賞を受賞

N100系電車「スペーシア X」が2024年5月23日(木)、「2024年ブルーリボン賞」を受賞しました。

「ブルーリボン賞」は、全国規模の鉄道愛好者団体である鉄道友の会が毎年審議し、「最優秀」と認めた車両に授与するもの。東武鉄道の同賞受賞は、1991年(平成3年)の100系電車「スペーシア」以来、33年ぶり2度目です。

「2024年ブルーリボン賞」を受賞した「スペーシア X」(画像:東武鉄道)

「2024年ブルーリボン賞」を受賞した「スペーシア X」(画像:東武鉄道)

今回、「スペーシア X」を同賞に選定した理由について鉄道友の会は「東武鉄道のフラグシップ車両に相応しい存在感溢れる外観フォルム、現代トレンドと江戸・日光の歴史文化を融合させた秀逸なデザイン、多彩なバリエーションを誇る機能美に優れた客室設備、最新および実績のある機器類をバランスよく配し、安定した走行・運用を実現するなど、多くのファクターが高い水準でまとめられた車両であり、(鉄道友の会)会員からも高い支持を得た」としています。

群馬・千葉エリアで初の営業運転

「スペーシア X」が初めて、群馬エリア、千葉エリアで営業運転することになりました。

2024年6月1日(土)に実施される「スペーシア X 特別運行 OTA」は、太田駅(群馬県太田市)から東武日光駅、館林駅(群馬県館林市)と、「スペーシア X」を運行。

2024年8月24日(土)に実施される「スペーシア X 特別運行 KASHIWA」は、柏駅(千葉県柏市)から東武日光駅、浅草駅と、「スペーシア X」を運行。

群馬・千葉エリアで初の営業運転を行う「スペーシア X」(画像:東武鉄道)

群馬・千葉エリアで初の営業運転を行う「スペーシア X」(画像:東武鉄道)

それぞれ乗車には、東武トップツアーズでツアーの購入が必要で、料金は大人4万4000円、子ども4万円です(税込み)。

群馬のツアーは、5月13日(月)15時から東武ファンクラブ先行販売(3名分)、5月16日(木)13時から一般販売(17名分)を開始。

千葉のツアーは、7月9日(火)12時から東武ファンクラブ先行販売(3名分)、7月11日(木)12時から一般販売(17名分)を開始。

なお両ツアーとも、招待関係者との同乗になります。

おもな運転区間

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」は、おもに次の区間で運転されます。

特急「スペーシア X」1号・2号・3号・4号・5号・6号・11号・12号
浅草駅(東京都台東区)~東武日光駅(栃木県日光市)、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)・日光線経由、走行距離135.5km
特急「スペーシア X」7号・8号・9号・10号
浅草駅(東京都台東区)~鬼怒川温泉駅(栃木県日光市)、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)・日光線・鬼怒川線経由、走行距離140.8km
東武鉄道の観光列車「スペーシア X」運転区間(地理院地図を元に作成)

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」運転区間(地理院地図を元に作成)

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座席・設備・サービス

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」の客席は、6種類あります。

コックピットスイート

浅草駅側の先頭車両(6号車)の、運転席すぐ後ろに1室だけある個室。プライベートジェットをイメージし、「走るスイートルーム」をコンセプトにした「スペーシア X」最上級の客席です。

  • 定員は7名。個室の広さは11平方メートルと、私鉄特急で最大です。
  • ソファーは自由に動かせます。
  • 1号車にあるカフェカウンターで、優先的に商品を購入できます。
東武鉄道の観光列車「スペーシア X」コックピットスイート

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」コックピットスイート

コックピットラウンジ

東武日光駅側の先頭車両(1号車)の、運転席すぐ後ろに広がる客席。現存する日本最古のリゾートホテル「日光金谷ホテル」や、日光の大使館別荘などをモチーフにしており、「時を超えるラウンジ」がコンセプトです。

  • 座席は、1人掛けが2か所、テーブルを挟んだ向かい合わせ2人掛けボックス席が3か所、4人掛けボックス席が3か所の、合計20席です。
  • 同じ1号車にあるカフェカウンターで、優先的に商品を購入できます。
東武鉄道の観光列車「スペーシア X」コックピットラウンジ

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」コックピットラウンジ

コンパートメント

コの字形ソファーを備えた定員4名の個室で、歌舞伎的な色彩の壁など、色にこだわっているそうです。テーブルは折り畳み式で、広く使うことも可能。浅草駅側の先頭車両(6号車)に、4室あります。

  • 1号車にあるカフェカウンターで、優先的に商品を購入できます。
東武鉄道の観光列車「スペーシア X」コンパートメント

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」コンパートメント

ボックスシート

パーティションを備えた半個室状の客席。座席幅が約80cmと広いため、大人と乳幼児が隣同士に座ることもできます。定員は2名で、5号車に2区画を用意。

  • 乳幼児は定員に含まないため、大人2名と幼児2名の家族が、大人のきっぷだけでゆったりと乗車する、といったことが可能です。
東武鉄道の観光列車「スペーシア X」ボックスシート

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」ボックスシート

プレミアムシート

2人掛けと1人掛けの、ゆとりがある客席。バックシェルタイプのため、後ろを気にせずリクライニング(電動)できます。各席にコンセントも装備。2号車に35席あります。

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」プレミアムシート

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」プレミアムシート

スタンダードシート

「スペーシア X」の標準的な座席。コンセントを備えた2人掛けの席が2列で並びます。3号車、4号車、5号車に合計130席あります。

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」スタンダードシート

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」スタンダードシート

カフェカウンター

東武日光駅側の先頭車両(1号車)には、日光・鬼怒川エリアに関係するドリンク、スイーツ、おつまみ、お土産品などを販売するカフェカウンター「GOEN CAFÉ SPACIA X(ゴエンカフェ スペーシア エックス)」があります。

コックピットスイート、コックピットラウンジ、コンパートメントの乗客が優先で利用可能。そのほかの客席の乗客は、オンラインで整理券を取得し、指定された時間内に利用します。

  • オンライン整理券は、乗車後に座席背面ポケットなどにある二次元コードで取得できます。
  • オンライン整理券の発行枚数には限りがあり、おおむね20組程度が目安とのこと(縮小の場合あり)。
  • オンライン整理券の発行開始は、下り列車は春日部駅発車後、上り列車は下今市駅発車後が目安とのこと。
  • カフェカウンターでの支払いはクレジットカード、交通系ICカード、PayPay、d払い、J-Coin Payで行えます(現金不可)。
東武鉄道の観光列車「スペーシア X」カフェカウンター

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」カフェカウンター

観光列車「スペーシア X」カフェカウンターメニューの一例(画像:東武鉄道)

観光列車「スペーシア X」カフェカウンターメニューの一例(画像:東武鉄道)

編成・座席表

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」は、N100系電車6両編成で運転されます。

おすすめの席

「スペーシア X」は、各席でそれぞれの車窓、旅を楽しめます。東京スカイツリーがよく見えるのは、東武日光駅に向かって左側です。

観光列車「スペーシア X」シートマップ(画像:東武鉄道)

観光列車「スペーシア X」シートマップ(画像:東武鉄道)

プチ情報

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」に関する、役立つかもしれないプチ情報です。主観的な情報、変わりやすい情報が含まれるため、参考までにご覧ください。

  • 「スペーシア X」が発着する浅草駅の5番ホームは、2023年7月の「スペーシア X」運転開始にあわせて、日光の自然や荘厳さを感じさせる木目調の装飾と光の演出を多用したデザインにされました。
  • コックピットラウンジがある1号車、プレミアムシートの2号車、コックピットスイートとコンパートメントがある6号車は、フルアクティブサスペンションを搭載。特に揺れの低減が図られています。
  • カフェカウンターでは、そこに設置された4本のドラフトタワーを舞台に全国各地のブルワリーとコラボレーションする「クロスビアプロジェクト」が実施されており、さまざまなクラフトビールが味わえます。
  • 「スペーシア X」車内で販売されたコーヒーの売り上げの一部は、日光の自然、歴史、文化を守るガイドの育成、利用促進の支援として活用されます。
  • 2025年3月29日までの毎週土曜日、「スペーシア X 1号」の春日部駅から東武日光駅まで、ガイドが乗車して旅の案内を行います(実施しない場合もあり)。
東武鉄道の観光列車「スペーシア X」

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」

運転日・時刻表

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」は、浅草~東武日光間を1日4往復、浅草~鬼怒川温泉間を1日2往復の運転が基本です。

  • 途中駅の時刻は、一部の駅のみ掲載しています。
  • 途中の停車駅は、とうきょうスカイツリー、北千住、春日部、栃木、新鹿沼、下今市です。鬼怒川温泉駅発着の列車は、東武ワールドスクウェア駅にも停車します。
  • すべての列車が、毎日運転です(注意書きのある列車を除く)。

東武日光方面の時刻表

特急「スペーシア X 1号」東武日光駅行き
浅草 7:50発 → 北千住 8:03発 → 東武日光 9:39着
特急「スペーシア X 3号」東武日光駅行き
浅草 9:00発 → 北千住 9:13発 → 東武日光 10:50着
特急「スペーシア X 909号」東武日光駅行き
浅草 9:09発 → 北千住 9:22発 → 東武日光 11:06着
2024年07月:13日(土)以降の土曜日、日曜日、祝日運転
2024年08月:土曜日、日曜日、祝日運転(24日を除く)
特急「スペーシア X 5号」東武日光駅行き
浅草 10:00発 → 北千住 10:12発 → 東武日光 11:47着
特急「スペーシア X 11号」東武日光駅行き
浅草 15:00発 → 北千住 15:12発 → 東武日光 16:49着
特急「スペーシア X 2号」浅草駅行き
東武日光 10:25発 → 北千住 12:02着 → 浅草 12:15着
特急「スペーシア X 4号」浅草駅行き
東武日光 11:55発 → 北千住 13:32着 → 浅草 13:45着
特急「スペーシア X 6号」浅草駅行き
東武日光 12:55発 → 北千住 14:32着 → 浅草 14:45着
特急「スペーシア X 62号」浅草駅行き
東武日光 15:26発 → 北千住 17:02着 → 浅草 17:15着
2024年07月:13日(土)以降の土曜日、日曜日、祝日運転
2024年08月:土曜日、日曜日、祝日運転(24日を除く)
特急「スペーシア X 12号」浅草駅行き
東武日光 17:44発 → 北千住 19:21着 → 浅草 19:35着
東武鉄道の観光列車「スペーシア X」洗面所

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」洗面所

鬼怒川温泉方面の時刻表

特急「スペーシア X 7号」鬼怒川温泉駅行き
浅草 12:30発 → 北千住 12:42発 → 鬼怒川温泉 14:32着
特急「スペーシア X 9号」鬼怒川温泉駅行き
浅草 14:00発 → 北千住 14:12発 → 鬼怒川温泉 16:03着
特急「スペーシア X 8号」浅草駅行き
鬼怒川温泉 15:21発 → 北千住 17:21着 → 浅草 17:35着
特急「スペーシア X 10号」浅草駅行き
鬼怒川温泉 16:40発 → 北千住 18:32着 → 浅草 18:45着

きっぷの予約方法・予約状況

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です

ツアーで予約

この観光列車へ乗るには、「ツアーの利用」も検討の価値あり。面倒なきっぷの手配が不要で、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。

東武トップツアーズ「新型特急『スペーシア X』で行く日光・鬼怒川」
東武鉄道グループの旅行会社が発売する、「スペーシア X」乗車ツアーです。添乗員同行プランのほか、コックピットスイートなどの個室も選択できる自由度の高いフリープランも発売されています。
人気の寝台列車・観光列車に乗る!
★いま注目★「寝台特急『サンライズ出雲』と観光列車『あめつち』2つの列車で紡ぐ山陰」「『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』『あをによし』4つの近鉄列車と伊勢神宮」などが発売されています。
東武鉄道の観光列車「スペーシア X」

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」

上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。

通常のきっぷを予約

スタンダードシート利用の場合
必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」、スタンダードシート特急料金の「特急券」です。
プレミアムシート利用の場合
必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」、プレミアムシート特急料金の「特急券」です。
コックピットスイート・コックピットラウンジ・コンパートメント・ボックスシート利用の場合
必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」、スタンダードシート特急料金+特別座席料金の「特急券」です。
  • 乗車券として、「Suica」「PASMO」「ICOCA」といった交通系ICカードを使うこともできます。
  • コックピットラウンジの4人掛けボックス席は、2人以上で利用できます。

「スペーシア X」のきっぷは、東武鉄道「特急券インターネット購入・予約サービス」「特急チケットレスサービス」、東武鉄道の駅窓口もしくは券売機(押上、みなみ寄居、寄居、無人駅を除く)、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の午前9時00分から購入できます。

予約状況は、「特急券インターネット購入・予約サービス」で確認可能です。

観光列車「スペーシア X」コックピットラウンジからの前面展望

観光列車「スペーシア X」コックピットラウンジからの前面展望

きっぷの料金

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」に、通常のきっぷで片道乗車した場合の、大人1名あたりの料金です(税込み)。

浅草・北千住~東武日光
プレミアムシート利用の場合は3920円(乗車券1400円、特急券2520円)、スタンダートシート利用の場合は3340円(乗車券1400円、特急券1940円)。
浅草~鬼怒川温泉
プレミアムシート利用の場合は4110円(乗車券1590円、特急券2520円)、スタンダートシート利用の場合は3530円(乗車券1590円、特急券1940円)。
北千住~鬼怒川温泉
プレミアムシート利用の場合は3920円(乗車券1400円、特急券2520円)、スタンダートシート利用の場合は3340円(乗車券1400円、特急券1940円)。
  • コックピットスイート乗車の場合、1室あたり1万8000円の特別座席料金が、スタンダードシート利用時の料金に加算されます。7名で浅草~東武日光間を乗車した場合、合計の料金は4万1380円、1名あたり約5910円です。
  • コックピットラウンジ乗車の場合、1区画あたり1人用席は500円、2人用席は1000円、4人用席は2000円の特別座席料金が、スタンダードシート利用時の料金に加算されます。4名で浅草~東武日光間を乗車した場合、合計の料金は1万5360円、1名あたり3840円です。
  • コンパートメント乗車の場合、1室あたり8000円の特別座席料金が、スタンダードシート利用時の料金に加算されます。4名で浅草~東武日光間を乗車した場合、合計の料金は2万1360円、1名あたり5340円です。
  • ボックスシート乗車の場合、1区画あたり400円の特別座席料金が、スタンダードシート利用時の料金に加算されます。2名で浅草~東武日光間を乗車した場合、合計の料金は7080円、1名あたり3540円です。
  • 子ども(小学校入学年の4月1日から卒業年の3月31日まで)の料金は、乗車券、特急券(特別座席料金を除く)が、大人料金の半額になります。未就学児は、大人もしくは子ども1名につき2名まで、料金不要で同行可能です(未就学児も1席利用する場合などを除く)。

お得なきっぷ

「スペーシア X」を利用できる、お得なきっぷの一例です。

  • デジタル日光世界遺産フリーパス
  • デジタル鬼怒川温泉フリーパス
  • デジタル中禅寺・奥日光フリーパス
  • デジタル日光・足尾ルートパス
  • まるごと日光・鬼怒川 東武フリーパス

お得なきっぷの内容は、変更の場合があります。詳細は東武鉄道「お得なきっぷ情報」をご覧ください。

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