2025年【JR・私鉄】北陸の観光列車 全11種類一覧&写真で紹介

観光列車一覧
この記事は広告を掲載しています
「東海・北陸の観光列車」運行区間一覧
「東海・北陸の観光列車」運行区間一覧

北陸エリアを走るJR西日本、富山地方鉄道、黒部峡谷鉄道、あいの風とやま鉄道、のと鉄道、えちぜん鉄道、福井鉄道の観光列車あわせて11種類について、特徴、運行日、料金、予約方法などを一覧で、写真と一緒にわかりやすくご紹介。「観光列車えらび」にお役立てください。

災害などで状況が変わっている場合、ツアーの募集が終了している場合があります。

花嫁のれん

「花嫁のれん」公式サイト

「花嫁のれん」は、JR西日本が七尾線の金沢~和倉温泉間で運行する観光列車です。

「和と美のおもてなし」がコンセプトで、日本庭園、旅館のような空間が車内に広がります。和倉温泉の有名旅館「加賀屋」監修による和装アテンダントのおもてなし、加賀友禅のオールドコレクションがあしらわれた半個室もポイント。

「和軽食セット」「スイーツセット」などを車窓と一緒に味わうこともできます。

JR西日本の観光列車「花嫁のれん」
JR西日本の観光列車「花嫁のれん」

運行日・時刻表

「花嫁のれん」は、特定の日に運行される特急列車(全車指定席)です。

金曜日、土曜日、日曜日、月曜日、祝日を中心に、最大で1日2往復が運行されます。

現在、令和6年能登半島地震の影響により、「花嫁のれん」はツアー専用列車(団体列車)でのみの運行になっています。

JR西日本の観光列車「花嫁のれん」1号車車内
JR西日本の観光列車「花嫁のれん」1号車車内

予約方法・料金

「花嫁のれん」へ乗車するには、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」、JRの駅にある「みどりの窓口」などで、きっぷを予約、購入する必要があります。

乗車に必要なきっぷは、「乗車券」「指定席特急券」。

料金は、金沢~和倉温泉間で2900円です(大人1名分、片道、時期によって若干の変動あり)。

「クラブツーリズム貸切!観光列車『花嫁のれん』と古都金沢満喫旅 2日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~

「べるもんた」公式サイト

「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」は、JR西日本が城端線の高岡~城端間、氷見線の高岡~氷見間で運行する観光列車です。

すし職人が乗車する珍しい列車で、作りたての「ぷち富山湾鮨と富山の逸品セット」「ぷち富山湾丼セット」「白エビと紅ズワイ蟹のお造り」などを、富山湾と立山連峰、散居村で知られる砺波平野の車窓などと一緒に、味わうことができます。

JR西日本の観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」
JR西日本の観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」

運行日・時刻表

「べるもんた」は、特定の日に運行される快速列車(全車指定席)です。

土曜日は城端線、日曜日は氷見線で、1日2往復の運行が基本です。

予約方法・料金

「べるもんた」へ乗車するには、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」、JRの駅にある「みどりの窓口」などで、きっぷを予約、購入する必要があります。

乗車に必要なきっぷは、「乗車券」「指定席券」。

料金は、次の通りです(大人1名分、片道)。

  • 高岡~城端:1120円
  • 高岡~氷見:860円

「クラブツーリズムが3つの観光列車を貸切『花嫁のれん』『べるもんた』『Shu*Kura』10の列車でつなぐ北陸4県鉄道旅 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

JR西日本の観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」寿司カウンター
JR西日本の観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」寿司カウンター

黒部峡谷トロッコ電車

黒部峡谷鉄道公式サイト

「黒部峡谷トロッコ電車」は、黒部峡谷鉄道が宇奈月~欅平間で運行する観光列車です。

黒部峡谷の電源開発を目的に建設された鉄道で、民家も道路もない秘境地帯を走行。トロッコ風の車両で川風を感じながら、峡谷の絶景を楽しむことができます。

ちなみに大昔は、きっぷに「命の保証はしない」的な文言が書かれていたそうです。

新柳河原発電所付近を走る「トロッコ電車」(画像:黒部峡谷鉄道)
新柳河原発電所付近を走る「トロッコ電車」(画像:黒部峡谷鉄道)

運行日・時刻表

「黒部峡谷トロッコ電車」は、期間限定で運行される列車(定員制)です。

例年、4月下旬から11月末まで、最大で1日11往復が運行されます。

現在、令和6年能登半島地震の影響により、「黒部峡谷トロッコ電車」は宇奈月~猫又間の運行になっています。

黒部峡谷鉄道の観光列車「トロッコ電車」普通客車
黒部峡谷鉄道の観光列車「トロッコ電車」普通客車

予約方法・料金

「黒部峡谷トロッコ電車」へ乗車するには、黒部峡谷鉄道のホームページなどで、きっぷを予約、購入する必要があります。

料金は、宇奈月~猫又間で2820円です(大人1名分、往復)。

「3つの絶景をお楽しみ 立山黒部アルペンルートと黒部峡谷トロッコ電車・上高地 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

アルプスエキスプレス

「アルプスエキスプレス」公式サイト

「アルプスエキスプレス」は、富山地方鉄道が宇奈月温泉~立山間などで運行する観光列車です。

元西武鉄道の特急「レッドアロー」車両が、水戸岡鋭治氏の手によって観光列車に変身。木のぬくもりに包まれた車内、額縁のような窓から、立山連峰の風景などを楽しむことができます。

富山地鉄の観光列車「アルプスエキスプレス」
富山地鉄の観光列車「アルプスエキスプレス」

運行日・時刻表

「アルプスエキスプレス」の車両は現在、観光列車としてではなく、富山地方鉄道の特急「アルペン」(全車自由席)などで運行されています。

予約方法・料金

「アルプスエキスプレス」は、予約不要で乗車できます。

料金は、次の通りです(大人1名分、宇奈月温泉~立山間の片道)。

  • 普通列車:2460円
  • 特急列車:2860円

「アルプスエキスプレス」に乗るお手軽なツアーが、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などで発売されている場合があります。ぜひチェックしてみてください。

ダブルデッカーエキスプレス

「ダブルデッカーエキスプレス」公式サイト

「ダブルデッカーエキスプレス」は、富山地方鉄道が電鉄富山~宇奈月温泉間などで運行する観光列車です。

元京阪電鉄の特急電車で、2階建て車両の2階席からは、日本海や立山連峰の車窓がよりダイナミックに見える、かもしれません。

富山地鉄の観光列車「ダブルデッカーエキスプレス」(Rsa - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=105360505による)
富山地鉄の観光列車「ダブルデッカーエキスプレス」(Rsa – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=105360505による)

運行日・時刻表

「ダブルデッカーエキスプレス」の車両は現在、観光列車としての運行を休止しています。

富山地鉄レトロ電車

「富山地鉄レトロ電車」公式サイト

「富山地鉄レトロ電車」は、富山地方鉄道が富山駅~南富山駅前、南富山駅前~大学前間で運行する、路面電車の観光列車です。

レトロな路面電車が、水戸岡鋭治氏の手によって観光列車に変身。木のぬくもりに包まれた車内から、富山の街を楽しめます。

富山地鉄の観光列車「レトロ電車」(あみでん - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=32533893による)
富山地鉄の観光列車「レトロ電車」(あみでん – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=32533893による)

運行日・時刻表

「富山地鉄レトロ電車」は、富山市内を走る路面電車(全車自由席)として運行されています。

予約方法・料金

「富山地鉄レトロ電車」は、予約不要で乗車できます。

料金は、乗車区間にかかわらず240円です(大人1名分)。

「レストラン列車『一万三千尺物語』と水戸岡鋭治氏デザイン『貸切レトロ電車』富山湾の宝石『白海老料理』2日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

一万三千尺物語

「一万三千尺物語」公式サイト

「一万三千尺物語」は、あいの風とやま鉄道が富山~泊、富山~黒部~高岡~富山間で運行する観光列車です。

「一万三千尺」は、高さ3000m級の立山連峰と、深さ約1000mの富山湾の標高差、およそ4000mを「尺」で現したもの。その眺望を楽しみながら、「富山湾鮨」「越中懐石」を車内で味わうことができます。

あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」(SONIC BLOOMING - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=79061007による)
あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」(SONIC BLOOMING – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=79061007による)

運行日・時刻表

「一万三千尺物語」は、特定の日に運行されるツアー専用列車(団体列車)です。

土曜日、日曜日、祝日を中心に、最大で1日2便が運行されます。

予約方法・料金

「一万三千尺物語」へ乗車するには、あいの風とやま鉄道のホームページなどでツアーを予約、購入する必要があります。

料金は、いずれのコースも1万9800円です(大人1名分)。

「『ながら』『雪月花』『一万三千尺物語』信州・越後3つの観光列車旅 3日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

のと里山里海号(震災語り部観光列車)

のと鉄道公式サイト

「のと里山里海号」は、のと鉄道が七尾~穴水間で運行する観光列車です。

能登の食材を車内で味わいながら、七尾湾の車窓、貴重な郵便車の見学などを楽しめる列車でしたが、令和6年能登半島地震で被災。

以降は、そのときの経験を語り継ぎ、役立ててもらう「震災語り部観光列車」として運行されています。

のと鉄道の観光列車「のと里山里海号」
のと鉄道の観光列車「のと里山里海号」

運行日・時刻表

「震災語り部観光列車」は、特定の日に運行される列車です(全車指定席)です。

観光シーズンの土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日3往復が運行されます。

予約方法・料金

「震災語り部観光列車」へ乗車するには、のと鉄道のホームページで、きっぷを予約、購入する必要があります。

料金は、七尾~穴水間で1780円です(大人1名分、片道)。

「『のと鉄道・震災語り部観光列車』と『一万三千尺物語』では美食を!北陸2つの観光列車旅 2日間」といったツアーも、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などから発売されています。

恐竜列車

「恐竜列車」公式サイト

「恐竜列車」は、えちぜん鉄道が福井~勝山間で運行する観光列車です。

車外、車内にたくさんの恐竜たちが配置され、乗務員は探検隊の姿。1両目は「ジュラシックゾーン」、2両目は「化石発掘ゾーン」と、内装も異なります。

「恐竜王国」として知られる福井県。その勝山市にある福井県立恐竜博物館へのアクセスに便利で、気分も盛り上げてくれる列車です。

えちぜん鉄道の観光列車「恐竜列車」(えちぜん鉄道公式サイトより引用)
えちぜん鉄道の観光列車「恐竜列車」(えちぜん鉄道公式サイトより引用)

運行日・時刻表

「恐竜列車」は、特定の日に運行される列車です。

土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日1往復の運行が基本。夏休み期間中は平日も走るほか、冬期は運休になります。

予約方法・料金

「恐竜列車」へ乗車するには、えちぜん鉄道のホームページなどできっぷ、ツアーを予約、購入する必要があります。

料金は、恐竜博物館の観覧料などがセットになったプランで4900円、乗車だけのプランで2320円です(大人1名分、福井~勝山間の片道)。

「恐竜列車」に乗るお手軽なツアーが、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などで発売されている場合があります。ぜひチェックしてみてください。

レトラム

福井鉄道公式サイト

「レトラム」は、福井鉄道が福井駅~たけふ新間で運行する観光列車です。

元々はドイツのシュツットガルトで走っていた路面電車で、1990年(平成2年)、高知県の土佐電気鉄道(現とさでん交通)へやってきました。

その後、福井鉄道へやってきて、2014年(平成26年)から営業運転を始めています。

福井鉄道の観光列車「レトラム」
福井鉄道の観光列車「レトラム」

運行日・時刻表

「レトラム」は、特定の日に運行される列車です。

土曜日、日曜日、祝日を中心に、月に数日程度、1日1往復が運行されます。

予約方法・料金

「レトラム」は、予約不要で乗車できます。

料金は、福井駅~たけふ新間で450円です(大人1名分、片道)。

「レトラム」に乗るお手軽なツアーが、クラブツーリズム「鉄道の旅特集」などで発売されている場合があります。ぜひチェックしてみてください。