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忍者・歴史の里へ「観光実証列車」名古屋~伊賀上野で2月運転

「全車指定席 名古屋発専用臨時列車で行く 関西本線の旅」ツアー(画像:JR西日本)
「全車指定席 名古屋発専用臨時列車で行く 関西本線の旅」ツアー(画像:JR西日本)

普段は直通列車が走っていない関西本線の名古屋駅(名古屋市中村区)と、宿場町で知られる関駅(三重県亀山市)、忍者や伊賀牛などで知られる伊賀上野駅(三重県伊賀市)のあいだで、「実証列車」が運行されます。

現在、関西本線活性化利用促進三重県会議(三重県、亀山市、伊賀市、JR西日本)が、関西本線亀山~加茂間の活性化、利用促進を目的とした取り組みをすすめており、その一環として運行されるものです。

名古屋~伊賀上野間でこの「実証列車」を運行し、沿線地域外からの観光を目的とした移動の潜在需要取り込みについて検証するといいます。

その結果次第では今後、関西本線に何らかの形で観光列車が誕生するかもしれませんね。

停車駅でおもてなし・試食・試飲も予定

「実証列車」は、2025年2月16日(日)と22日(土)に1日1往復ずつ、快速「みえ」に使われているJR東海のキハ75形ディーゼルカー2両編成で運転されます。

ちなみにキハ75形はかつて、名古屋~伊賀上野~奈良間を関西本線経由で結ぶ急行「かすが」に使われていました(急行「かすが」は2006年〈平成18年〉廃止)。

今回走る「実証列車」の運転時刻は、往路が名古屋駅8時51分発、関駅10時09分着、伊賀上野駅10時45分着で、復路が伊賀上野駅15時34分発、関駅16時18分発、名古屋駅17時44分着。この各駅以外で、列車のドアは開きません。

「実証列車」の運行にあわせて、停車駅でのお出迎え、おもてなし、試食、試飲体験などの実施を予定しているそうです。

JR東海のキハ75形ディーゼルカー
JR東海のキハ75形ディーゼルカー

乗車だけ・宿場観光・車庫見学・伊賀牛

この「実証列車」は、ツアー専用列車(団体専用列車)としての運転。乗車には「全車指定席 名古屋発専用臨時列車で行く 関西本線の旅」ツアーの予約、購入が必要です。駅の券売機や窓口で通常のきっぷを購入する形では、乗車できません。

ツアー内容は4種類あり、往復乗車のみの「フリープラン」が7900円(関駅下車、乗車の場合は7600円)、「ガイドが案内する関宿歴史観光プラン」が8400円、「伊賀牛グルメ満喫プラン」が1万9800円(子供1万3800円)、「伊賀鉄道車庫見学プラン」が1万3800円。

添乗員同行で、全プランに店舗や観光施設などで使える1000円分のクーポンが付属します。

ツアーは抽選販売で、申し込みは1月16日(木)17時00分までの受け付け。1月17日(金)に当選発表を実施し、このとき空席が出たプランについて、1月22日(水)15時00分から2月3日(月)17時00分まで、先着順で販売するそうです。

ツアーの申し込みは、日本旅行のホームページから行えます。