
JR西日本が2025年2月21日(金)、大阪~尾道間で運行する観光列車「はなあかり」のおもてなし(イベント)などについて、発表しました。
「瀬戸内エリアへのご旅行や大阪・関西万博に合わせたプラスワントリップでのおでかけに、ぜひご利用ください」とのことです。
食のサービス
大阪~尾道間で運行する観光列車「はなあかり」では、地元ならではの食材を使ったお弁当などを、事前予約限定で味わうことができます。
尾道駅行きの列車で味わえるのは、「播磨の国 はなあかり特製弁当(仮称)」と、「岡山スイーツ3種セット(仮称)」。
「播磨の国 はなあかり特製弁当(仮称)」は、姫路駅の「えきそば」などで知られるまねき食品が、姫路駅で提供。お茶と「はなあかり」乗車記念グッズのセットになっています。
「岡山スイーツ3種セット(仮称)」は、「くだもの王国おかやま」として有名な岡山産モモなどを使用した、華やかで贅沢なスイーツセット。岡山駅でスミヨシが提供します。
大阪駅行きの列車で味わえるのは、「福つまみ はなあかり弁当(お茶付)」と、「岡山スイーツ3種セット(仮称)」。
「福つまみ はなあかり弁当(お茶付)」は、、特産食材を調理した「福つまみ」に郷土料理「鯛めし」「ばら巻き寿司」と、旬の福がつまったお弁当。福山城の目の前にある福山ニューキャッスルホテルが、福山駅で提供します。

予約・購入方法
これら食のサービスは、「はなあかり」のきっぷを確保したあとに、JR西日本の観光ナビ「tabiwa by WESTER」から乗車4日前までに購入が必要です。
購入は、商品の提供駅を含む区間を乗車する場合のみ可能。提供駅で下車する場合は、購入できません。
料金はいずれも、今後発表されます。
駅でのおもてなし
大阪~尾道間で運行する観光列車「はなあかり」では、途中駅でおもてなし(イベント)が行われます。
尾道駅行き列車では、31分停車する倉敷駅で「お出迎え」「地産品物販・体験」を、すべての土曜日に実施。
また終点の尾道駅では、現地オプショナルプランとして「尾道ガイドウォーク(仮称)」を全日程で、「学芸員がご案内する平山郁夫美術館(仮称)」をすべての日曜日で用意。「tabiwaトラベル」からの事前予約、別料金で楽しむことが可能です。


大阪駅行き列車では、40分停車する福山駅で「福山城ガイドによる福山、福山城の解説」が行われます。
このほか尾道駅行き、大阪駅行き列車とも、約15分停車する岡山駅の改札内でお土産などの買い物を楽しめるそうです。

車内でのおもてなし
大阪~尾道間で運行する観光列車「はなあかり」では、車内でもおもてなしが行われます。
尾道駅行き列車では、倉敷市観光課によるVRゴーグル体験、倉敷市の株式会社テオリによる竹循環社会のストーリー解説、今川玉香園茶舗による尾道のお茶と料理の解説などが、一部日程で行われる予定です。

大阪駅行き列車では、今川玉香園茶舗による尾道のお茶と料理の解説などが、一部日程で行われる予定です。

このほか、アテンダントによる車内販売を神戸~福山間で実施。地域ならではのお土産品、飲み物、お酒、おつまみなどを楽しむことができます。

一般発売前に限定ツアーも用意
大阪~尾道間で運行する観光列車「はなあかり」は、4月から6月の土曜日に大阪駅発の尾道駅行き、日曜日に尾道駅発の大阪駅行きが運転されます(5月3日、4日を除く)。
きっぷの予約は、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」などで、乗車1か月前の午前10時00分から可能です。
また、「はなあかり」片道乗車と車内での食事、宿泊をセットにしたツアー「大阪~尾道間運行! 観光列車「はなあかり」に乗車 せとうちの旅 尾道・福山・倉敷 2日間」も、2025年4月5日(土)から6月28日(土)の土曜日出発限定で発売されます。
一般発売前に予約できるのもポイントで、申し込みは2025年2月28日(金)から、tabiwaトラベル「鉄道ファンの宝箱」ページで可能。詳細は今後、そのページで発表される予定です。
2024年秋に登場した観光列車「はなあかり」は注目度が高く、敦賀~城崎温泉間を走った最初の運行は予約が困難でした。
大阪~尾道間の運行も高い注目が予想されるため、ツアーの予約も一考の余地ありかもしれません。