JR西日本の観光列車「etSETOra」
JR西日本の観光列車「etSETOra」のきっぷ予約方法、料金、運転日、時刻表、お役立ち情報をご紹介。瀬戸内海が広がるトレインバーの旅はいかがでしょうか。
情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。
観光列車の特徴
海とスイーツ・トレインバー
JR西日本の観光列車「etSETOra（エトセトラ）」は、瀬戸内海へ沿うように走行。その穏やかな海、島々を眺めながら、沿線ゆかりのスイーツや、酒どころの広島らしい「トレインバー」を楽しむことができます。
- トレインバーの営業は、午後の広島駅行き列車で実施されます。
- 午前の尾道駅行き列車でも、スイーツやドリンク（お酒を含む）などの車内販売が行われます。
観光列車「etSETOra」車窓に広がる瀬戸内海
観光列車「etSETOra」車内販売メニューの一例
おもな運転区間
JR西日本の観光列車「etSETOra」は、おもに次の区間で運転されます。
- 快速「etSETOra」
- 広島駅（広島市南区）～尾道駅（広島県尾道市）、山陽本線・呉線経由、走行距離104.9km
- 広島港～三原港を結ぶ高速クルーザー「SEA SPICA（シースピカ）」とあわせて、瀬戸内海を楽しむこともできます。
JR西日本の観光列車「etSETOra」運転区間（地理院地図を元に作成）
座席・設備・サービス
JR西日本の観光列車「etSETOra」の客席は、すべてグリーン車の指定席です。
指定席（グリーン車）
窓側を向いたカウンターシート、向かい合わせ4人掛けのボックスシート、向かい合わせ2人掛けのボックスシートがあります。
- カウンターシートはすべて海側向きで、1人利用にも向いているタイプと、4人でカウンターテーブルを囲むタイプがあります。
JR西日本の観光列車「etSETOra」1号車
JR西日本の観光列車「etSETOra」2号車
バーカウンター
オリジナルカクテルや広島の地酒、ビール、おつまみなどを販売しています。1号車です。
- バーカウンターの営業は、午後の広島駅行き列車のみです。午前の尾道駅行き列車では、スイーツやドリンク（お酒を含む）、おつまみ、お土産品などが販売されます。
JR西日本の観光列車「etSETOra」バーカウンター
観光列車「etSETOra」車内販売メニューの一例（JR西日本公式サイトより引用）
事前予約メニュー
「etSETOra」では、地元の食材を使ったスイーツを、事前予約で味わえます。
列車によって「瀬戸の小箱～和～」2000円、「瀬戸の小箱～洋～」2000円、「瀬戸の小箱～スイーツ＆セイボリー～」3700円、「瀬戸の小箱～チ～」2000円、「瀬戸の小箱～焼～」2000円といった異なるスイーツが用意されています。
予約は、JR西日本「tabiwa by WESTER」から、乗車4日前まで可能です。
- 尾道駅行きの列車（往路）、広島駅行きの列車（復路）で、予約できるメニューが異なります。
観光列車「etSETOra」で味わえるスイーツ「瀬戸の小箱～和～」
編成・座席表
JR西日本の観光列車「etSETOra」は、キハ40系ディーゼルカー2両編成で運転されます。
おすすめの席
「etSETOra」でおすすめの席は、瀬戸内海側になる尾道駅に向かって右側でしょうか。偶数番号の席が、海側にあります。とはいえ、山側の席からも海側の景色を楽しむことは可能です。
観光列車「etSETOra」シートマップ（JR西日本公式サイトより引用）
プチ情報
JR西日本の観光列車「etSETOra」に関する、役立つかもしれないプチ情報です。主観的な情報、変わりやすい情報が含まれるため、参考までにご覧ください。
- 「etSETOra」は、同様に呉線を中心に走っていた観光列車「瀬戸内マリンビュー」を改造し、2020年に誕生しました。
- 「etSETOra」の列車名には、「エトセトラ」のほか、広島弁で「たくさん」の意味がある「えっと」が引っかけられています。
- 瀬戸内海のすぐそばを走る忠海～安芸幸崎間では、速度を落として運転。「etSETOra」でしか味わえない、まるで海の上を走っているような演出を楽しめるそうです。
- 同区間では、特に絶景というビュースポットで、一時停車も行われます。
- 呉線は、軍事施設が多い沿岸部がよく見えてしまうことから、車窓に目隠しされた時代がありました。
- 安芸川尻～安登間には、日本で一番短い鉄道トンネルとされる川尻トンネル（8.7m）があります。
- 広島駅では、「しゃもじかきめし」「夫婦あなごめし」などの駅弁を販売しています。
- 三原駅では、「元祖珍辨たこめし」「あっぱれ多幸」などの駅弁を販売しています。
JR西日本も関わって建造された高速クルーザー「SEA SPICA」
運転日・時刻表
JR西日本の観光列車「etSETOra」は、金曜日、土曜日、日曜日、月曜日、祝日を中心に、1日1往復の運転が基本です。
- 途中停車駅の時刻は、一部の駅のみ掲載しています。
- 途中の停車駅は、呉、安芸津、竹原、忠海、三原です。
- 運転日は、すべての列車で同じです。
- 快速「etSETOra」尾道駅行き
- 広島 9:32発 → 呉 10:23発 → 竹原 11:26着／31発 → 三原 12:18発 → 尾道 12:32着
- 2024年10月：金曜日、土曜日、日曜日、月曜日運転
- 2024年11月：金曜日、土曜日、日曜日、月曜日運転
- 2024年12月：金曜日、土曜日、日曜日、月曜日運転（29日、30日を除く）
- 2025年01月：10日（金）～13日（月・祝）、17日（金）～20日（月）運転
- 2025年02月：運転日なし
- 快速「etSETOra」広島駅行き
- 尾道 14:38発 → 三原 14:54発 → 竹原 15:30発 → 呉 16:37発 → 広島 17:35着
- 平日は広島 17:22着
きっぷの予約方法・予約状況
JR西日本の観光列車「etSETOra」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。
ツアーで予約
この観光列車を簡単に予約したいなら、「ツアーの利用」もおすすめ。面倒なきっぷの手配がいらず、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。
クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
- メニューから「etSETOra」で検索すると、「2つの観光列車『ラ・マル しまなみ』と『etSETOra』 絶景の『シースピカ』と開運神社 2日間」などが発売されています。
人気の寝台列車・観光列車に乗る！
- ★いま注目★「寝台特急『サンライズ出雲』と観光列車『あめつち』2つの列車で紡ぐ山陰」「『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』『あをによし』4つの近鉄列車と伊勢神宮」などが発売されています。
上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。
通常のきっぷを予約
必要なきっぷは、「乗車券（運賃）」「グリーン券」です。
- 乗車券として、「Suica」「PASMO」「ICOCA」といった交通系ICカードを使うこともできます。
この観光列車のきっぷは、JR西日本のネット予約サービス「e5489」、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から購入できます。
予約状況は、JR西日本「e5489」で確認可能です。
JR西日本の観光列車「etSETOra」車内
きっぷの料金
JR西日本の観光列車「etSETOra」に、通常のきっぷで片道乗車した場合の、大人1名あたりの料金です（税込み）。
- 広島～竹原
- 2170円（乗車券1170円、グリーン券1000円）
- 広島～尾道
- 2520円（乗車券1520円、グリーン券1000円）
- 呉～尾道
- 2340円（乗車券1340円、グリーン券1000円）
子供の料金については、「電車の子供切符 何歳から何歳まで？ 料金は？ 半額にならない場合も」のページをご覧ください。
お得なきっぷ
「etSETOra」を利用できる、お得なきっぷの一例です。
- 広島ワイドパス
- 広島イーストパス
- 宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス
お得なきっぷの内容は、変更の場合があります。詳細はJR西日本「JRおでかけネット」をご覧ください。