
昔懐かしい風景のなか、のんびりと、鉄道の旅を楽しめる「みまさかスローライフ列車」。JR西日本が2025年3月21日(金)、この春期にも運転すると発表しました。
「みまさかスローライフ列車」は、2007年(平成19年)の「岡山デスティネーションキャンペーン」にあわせて、JR西日本とみまさかローカル鉄道観光実行委員会が連携し、登場した列車。例年、春と秋の運転です。
運転区間に、特に目立つ車窓や絶景があるわけではないですが、いい意味でのどかな、「昔ながらな日本の田舎」らしい風景、雰囲気が味わえます。
途中、映画『男はつらいよ』シリーズのロケも行われた、昔ながらの風情がいまなお残る美作滝尾駅(岡山県津山市)の見学も可能です。
「みまさかスローライフ列車」が発着する津山駅近くには、昔ながらの扇形庫を活用した「津山まなびの鉄道館」もあります。

2025年春期の運転概要
運転日
「みまさかスローライフ列車」は、5月10日(土)、11日(日)に運転されます。
運転区間
「みまさかスローライフ列車」の運転区間は、因美線の津山駅(岡山県津山市)と那岐駅(鳥取県智頭町)のあいだ。全車指定席の普通列車として走ります。
ただし、那岐駅と智頭駅(鳥取県智頭町)のあいだも連続的に、全車自由席の普通列車として運転されます。
時刻表
「みまさかスローライフ列車」の運転時刻は、次の通りです。「/」の左側は着時刻、右側は発時刻を意味します。
駅名 | 那岐(智頭)駅行き | 津山駅行き |
---|---|---|
津山 | 11:50 | 16:35 |
美作滝尾 | 12:21/55 | 16:10/11 |
美作加茂 | 13:08/44 | 15:41/58 |
美作河井 | 13:58/14:15 | 15:27/28 |
那岐 | 14:32/34 | 15:06/08 |
智頭 | 14:45 | 14:53 |
時刻表にはおもな駅のみ掲載していますが、「みまさかスローライフ列車」は津山~那岐間の各駅に停車します。
途中のおもな駅では「おもてなしイベント」が開催される予定です。詳細は今後、JR西日本中国統括本部岡山支社の公式X(旧Twitter)「くまなく・たびにゃん(JR岡山支社)」で発表されます。
使用車両
使用車両は、キハ40系ディーゼルカー「ノスタルジー車両」3両編成です。いずれもクリーム色と朱色の塗装で、うち1両は窓付近がクリーム色の国鉄一般色、2両は窓付近が朱色の国鉄急行色です。

予約方法・料金
「みまさかスローライフ列車」は、全車指定席の普通列車として運転されます(那岐~智頭間は全車自由席)。
乗車には、乗車区間の運賃と、指定席券(530円)が必要。津山~那岐間で乗車した場合、必要な料金は乗車券680円、指定席券530円の合計で、1210円です。
指定席券は、乗車1か月前の午前10時00分から、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」、JRの駅にある「みどりの窓口」などで予約、購入できます。
「みまさかスローライフ列車」車内での指定席券発売はありません。当日、もし空席があっても、事前に指定席券を購入していなければ、乗車できません。