
大正ロマンを感じながら、函館の街を時間旅行できる路面電車の観光列車「箱館ハイカラ號」。
例年、4月中旬から10月の土曜日、日曜日、祝日に運行されてきましたが、2025年度の定期運行は実施されないことになりました。
「箱館ハイカラ號」とは?
「箱館ハイカラ號」は、1910年(明治43)年に千葉県成田市で運行を始めたのち、1918年(大正7年)に函館市へやってきた車両をベースにして登場した、路面電車の観光列車です。
成田市から函館市へやってきてから、しばらくは客車として運行されましたが、1937年(昭和12年)にササラ電車(除雪車)へ改造。
それから長い時間を経たのち、1992年(平成4年)、函館市制70周年における記念事業のひとつとして、ササラ電車時代のブリル社(アメリカ)製台車をそのまま使いつつ、往時の図面を元に、車体を新しく製造。
そうして1993年(平成5年)から運行を始めたのが、「箱館ハイカラ號」です。
経歴が少し複雑ですが、そのルーツが115年前にもなる路面電車になります。

なぜ定期運行中止?
運行する函館市によると、「箱館ハイカラ號」を安全、安定的に走らせるため、定期検査にくわえて消耗品の交換を行っているなか、一部の部品について、手配にとても多くの時間を要しているとのこと。
このため、運行シーズン中に部品が不足する可能性があることから、2025年度の定期運行は中止。4月15日(火)以降の貸し切り運行のみ、実施するといいます。
貸し切りも意外と安い?
ちなみに「箱館ハイカラ號」の貸し切り運行は、7日前まで申し込みが可能。貸し切り料金は2万円です(小学校や幼稚園、保育園などで利用する場合は1万円)。
雨天時、悪天候時は別の車両での運行になります。