【夜行特急アルプス】2025年GWに信州・白馬で爽やかな朝

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「アルプス」に使用されるE257系
「アルプス」に使用されるE257系

2025年春期における夜行特急「アルプス」の運行について、JR東日本が概要を発表しました。

「アルプス」は、深夜に大都会を出て、早朝に爽やかな北アルプスの麓へ到着する臨時の夜行列車。気持ちよい空気を楽しみながら、時間の有効活用、ホテル代の節約も可能という、ある意味、お得な列車かもしれません。

夜行特急「アルプス」は、2024年夏期に初登場。2025年春期は、2024年秋季に続く3シーズン目の運転です。

2025年春期の運行概要

運行区間

JR東日本の夜行特急「アルプス」は、中峰本線の新宿駅(東京都新宿区・渋谷区)と、大糸線の白馬駅(長野県北安曇郡白馬村)のあいだで運行されます。

「アルプス」運行区間(地理院地図を元に作成)
「アルプス」運行区間(地理院地図を元に作成)

運行日

JR東日本の夜行特急「アルプス」は2025年春期、4月25日(金)、5月2日(金)に運行されます。

夜行列車のため途中で日付が変わりますが、運行日の基準は始発駅を発車する日です。

時刻表

JR東日本の夜行特急「アルプス」は、新宿駅から白馬駅へ向かう下り列車のみ運行されます。

新宿駅は、7番線からの発車です。

駅名アルプス
新宿23:58
立川0:33/33
八王子0:43/44
松本4:46/49
穂高5:06/06
信濃大町5:23/24
白馬5:50
2025年春期「アルプス」時刻表

終点の白馬駅で6時55分発の普通列車に乗り継ぐと、南小谷駅で乗り換えたのち、日本海沿岸の糸魚川駅へ8時33分に到着できます。

この普通列車は信濃大町駅始発なので、そこで乗り換えるのもアリですね。駅からちょっと行けば、コンビニもありますし。

また、途中の松本駅で6時18分発の普通列車へ乗り継ぐと、長野駅へ7時28分に到着できます。

大糸線の白馬駅
大糸線の白馬駅

使用車両・編成

JR東日本の夜行特急「アルプス」は、E257系電車の9両編成で運行されます。かつて中央本線の特急「あずさ」「かいじ」で活躍した車両です。

座席は、普通車指定席、グリーン車指定席の2種類。いずれも2人掛けのリクライニングシートです。

グリーン車も4列シートなので、普通車とくらべて段違いに快適……というほどではありませんが、フットレスト、可動式枕があるので、快適は快適でしょう。

「アルプス」に使用されるE257系普通車
「アルプス」に使用されるE257系普通車

「アルプス」は寝台ではなく、座席の夜行列車なので、よく眠れない可能性が少なからずあると思いますが、「座席夜行列車の旅」という貴重な体験、一度はしてみても面白いと思います。

あまり休めず、寝ぼけながら降りた早朝、信州の駅。そこで感じる清々しい空気は、かけがえのない思い出になるでしょう。

どこでも眠れる方は、安心して行ってらっしゃいませ。

予約方法・料金

予約方法

JR東日本の夜行特急「アルプス」は、全車指定席の特急列車です。乗車前に、きっぷを予約する必要があります。

「アルプス」への乗車に必要なきっぷは、普通車指定席利用の場合は「乗車券」「指定席特急券」、グリーン車指定席利用の場合は「乗車券」「特急券・グリーン券」です。

Suica、PASMOといった交通系ICカードは、信濃大町、白馬駅では使えません。

夜行列車「アルプス」に使用されるE257系
夜行列車「アルプス」に使用されるE257系

きっぷの予約は、乗車1か月前の同じ日(2025年春期は3月25日、4月2日)10時00分より、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」、JRの駅にある「みどりの窓口」などで行えます。

夜行列車のきっぷ予約開始日は、「その列車が始発駅を出る日」が基準です。

日付が変わった立川駅、八王子駅から乗車する場合でも、3月25日(火)、4月2日(水)の午前10時00分から、きっぷの予約、購入が行えます。

料金

「アルプス」の料金は、新宿~白馬間で普通車指定席に乗車する場合、乗車券5500円、指定席特急券2950円で、合計8450円です(大人1人、片道)。

同じく新宿~白馬間でグリーン車指定席に乗車する場合は、乗車券5500円、特急券・グリーン券6610円で、合計1万2110円です(大人1名、片道)。

子供の料金については、「電車の子供切符 何歳から何歳まで? 料金は? 半額にならない場合も」のページをご覧ください。

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