列車の特徴・車内
多彩な車内 郵便ポストも
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」は、車内でいろいろな楽しみかたができる列車です。展望室が3か所もあるほか、1号車「オコジョ展望車両」はまるごとキッズスペース。SLの消印が押される郵便ポストも、4号車にあります。
車内販売
「SLばんえつ物語」の5号車には売店があり、沿線ゆかりの品などを購入することが可能です。
おもな運転区間
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」は、新津駅(新潟市秋葉区)と会津若松駅(福島県会津若松市)を、磐越西線経由で結びます。走行距離は111.0kmです。
編成・座席表
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」は、C57形蒸気機関車180号機と、12系客車7両での運転です。1号車はキッズスペースの「オコジョ展望車両」、4号車は展望車で、5号車に売店があります。
7号車はグリーン車。その乗客専用の「パノラマ展望室」が用意されています。
運転日・時刻表
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」は例年、4月から11月ごろの土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日1往復の運転が基本です。運転されない日もあります。
また例年12月第1週の土曜日、日曜日にも、車内にクリスマスの装飾をした、いわば特別バーションの「SLばんえつ物語」が、「SLクリスマストレイン」として運転されます(運転区間、時刻は通常の「SLばんえつ物語」と同様)。
発表されている運転日・時刻表(2023年6月まで)
- 快速「SLばんえつ物語」会津若松駅行き
- 新津駅10時03分発~会津若松駅13時35分着
- 五泉、咲花、三川、津川、日出谷、野沢、山都、喜多方、塩川駅に停車
- グリーン車指定席、普通車指定席
- 災害のため、当面のあいだ運休
- 快速「SLばんえつ物語」新津駅行き
- 会津若松駅15時27分発~新津駅18時43分着
- 喜多方、山都、野沢、日出谷、津川、三川、咲花、五泉駅に停車
- グリーン車指定席、普通車指定席
- 快速「SLばんえつ物語」会津若松駅行きと同じ日に運転
- 快速「喜多方しだれ桜満喫号」喜多方駅行き
- 新津駅10時13分発~喜多方駅12時46分着
- 五泉、咲花、三川、津川、日出谷、野沢、山都駅に停車
- グリーン車指定席、普通車指定席
- 2023年4月:16日運転
- 「SLばんえつ物語」の12系客車を、DE10形ディーゼル機関車でけん引
- 快速「喜多方しだれ桜満喫号」新津駅行き
- 喜多方駅16時06分発~新津駅18時32分着
- 山都、野沢、日出谷、津川、三川、咲花、五泉駅に停車
- グリーン車指定席、普通車指定席
- 快速「喜多方しだれ桜満喫号」喜多方駅行きと同じ日に運転
- 「SLばんえつ物語」の12系客車を、DE10形ディーゼル機関車でけん引
おすすめツアー(旅行商品)
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「古都・奈良」イメージの新観光列車「あをによし」
きっぷの予約方法
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」は全車指定席のため、乗車には予約が必要です。
この観光列車のきっぷは、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の午前10時00分から購入可能。予約状況も「えきねっと」で確認できます。
きっぷの予約・購入方法について、詳しくは次のページをご覧ください。
きっぷの料金
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」に、JRの一般的な列車と同様にきっぷを購入し、新津~会津若松間で片道乗車した場合の通常料金です。
指定席(グリーン車)利用の場合
乗車券(1980円)とグリーン券(1700円)で、合計3680円です(子ども2690円)。
指定席(普通車)利用の場合
乗車券(1980円)と指定席券(530円)で、合計2510円です(子ども1250円)。
自由席利用の場合
自由席はありません。
みんなのレビュー
- 頑張れ「SLばんえつ物語」
- 大雨で磐越西線の鉄橋が落ちたとのこと。真っ先に思い出したのは「SLばんえつ物語」だ。自然豊かな阿賀川や磐梯山の車窓が、昨日のことのように思い出される。早期の運転再開を願う。
- 急行やまだ(2022年8月4日投稿)
- 森と水とロマンのSL列車
- この「SLばんえつ物語」が走る磐越西線は、「森と水とロマンの鉄道」という愛称があります。
- 新緑の時期に乗ったんですが、まさにその通り。みずみずしい緑色と、水量豊かな阿賀野川の車窓が楽しめました。展望車は窓が上のほうまであるので、特によかった! 今度は紅葉の時期に乗ってみたいですね。
- あと、津川駅だったか、給水のために少々停まるので、ホームを散策したのですが、そのようにさわやかな空気に触れられる時間があるのもよかったです。
- 杉戸ユウト(2022年7月31日投稿)