JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」のきっぷ予約方法、料金、運転日、時刻表、お役立ち情報をご紹介。四国の険しい自然とその味覚を楽しむ旅はいかがでしょうか。
情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。
観光列車の特徴
大歩危・小歩危の峡谷と山を越え
JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」は、吉野川の峡谷「大歩危(おおぼけ)」「小歩危(こぼけ)」へ沿うように走行し、山間にある秘境のスイッチバック駅の坪尻駅(徳島県三好市)にも停車。
地元食材の料理を堪能しながら、その味を育んだ四国の自然と美しさを、車窓に楽しむことができます。地元の人々によるおもてなしも特徴です。
新着情報
「ひまわり紀行」を運転
「四国まんなか千年ものがたり」が、2024年7月6日(土)から15日(月・祝)までの運転日、「四国まんなか千年ものがたり ひまわり紀行」として走ります。
毎年7月上旬から中旬にかけて、25万本を超えるヒマワリが咲く土讃線の塩入駅(香川県まんのう町)付近。そのヒマワリを楽しもうという列車です。
この「ひまわり紀行」では、次のイベントが行われます。
- 塩入駅付近のヒマワリが見える区間で減速運転を実施。
- アテンダントがデザインした「ひまわり紀行」限定のオリジナルカードを乗客にプレゼント。
- 「ひまわり紀行」限定のドリンク、スイーツを用意。
- 「ひまわり紀行」の方向幕で運転。
車窓から見えるヒマワリは、「四国まんなか千年ものがたり」アテンダントも種まきに参加して、育てられました。
おもな運転区間
JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」は、おもに次の区間で運転されます。
- 特急「四国まんなか千年ものがたり そらの郷紀行/しあわせの郷紀行」
- 多度津駅(香川県仲多度郡多度津町)~大歩危駅(徳島県三好市)、土讃線経由、走行距離65.5km
- 大歩危駅行きの列車が「そらの郷紀行」、多度津駅行きの列車が「しあわせの郷紀行」です。
「四国まんなか千年ものがたり」の旅に!
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座席・設備・サービス
JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の客席は、すべてグリーン車の指定席です。
指定席(グリーン車)
窓側を向いたカウンターシート、向かい合わせ4人掛けのボックスシート、向かい合わせ2人掛けのボックスシート、窓側を向いた3人掛けと4人掛けのベンチソファーがあります。
- デザインのコンセプトは「日本のたたずまい」。古民家をモチーフにしたインテリアです。
事前予約メニュー
「四国まんなか千年ものがたり」では、地元の食材を使った料理やスイーツを、事前予約で味わえます。
大歩危駅行きの列車では、金刀比羅宮が運営する「カフェ&レストラン神椿」の調理長が監修した「さぬきこだわり食材の洋風料理」5600円を、多度津駅行きの列車では、三段の重箱(遊山箱)へ地元食材にこだわった料理、甘味を詰めた「おとなの遊山箱」5600円を用意。
予約は、JR西日本「tabiwa by WESTER」などから、乗車4日前まで可能です。
車内販売
「四国まんなか千年ものがたり」ではドリンクやスイーツ、おつまみ、沿線の特産品などを、車内で販売しています。
- 自分の席を担当するアテンダントへ注文し、下車前にまとめて精算する形です。
専用待合室
琴平駅(香川県仲多度郡琴平町)には、「四国まんなか千年ものがたり」乗客専用の待合室「ラウンジTaiju」が用意されています。
- 利用できる時間は、「四国まんなか千年ものがたり」運行日の9時45分から11時00分までと、16時30分から17時00分までです。
- 事前予約のメニューを予約している場合、乗車前の利用ではウェルカムドリンク、乗車後の利用ではシャーベットのサービスがあります。
編成・座席表
JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」は、キハ185系ディーゼルカー3両編成で運転されます。
おすすめの席
「四国まんなか千年ものがたり」でおすすめの席は、大歩危・小歩危の峡谷や讃岐富士(飯野山)を楽しむなら、大歩危駅に向かって左側、讃岐山脈の山越えと吉野川、坪尻駅のスイッチバックを楽しむなら、大歩危駅に向かって右側でしょうか。
プチ情報
JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」に関する、役立つかもしれないプチ情報です。主観的な情報、変わりやすい情報が含まれるため、参考までにご覧ください。
- 乗降できる途中駅は善通寺駅、琴平駅だけですが、それ以外の駅にも停車し、地元の人々によるおもてなしなどが行われます。
- 7月上旬から8月中旬にかけて、琴平駅の大歩危駅側にある塩入駅(香川県仲多度郡まんのう町)付近で、ヒマワリ畑の車窓が楽しめます。
- 坪尻駅は、急坂の途中に駅を設けるため、スイッチバック構造になっています。四国のスイッチバック駅は、坪尻駅と、同じ土讃線の新改駅(高知県香美市)だけです。
- 坪尻駅は、周囲に人家などがなく、徒歩でしかアクセスできない秘境駅としても有名です。「四国まんなか千年ものがたり」は坪尻駅にしばらく停車するため、その雰囲気を楽しむこともできます。
- お茶やお水を除き、車内への食事やアルコール類の持ち込みはできません。
- クッション、ブランケット、スマートフォン用充電コード、絵本の貸し出しサービスがあります。
- 「四国まんなか千年ものがたり」は、平日に貸切での運行も可能です。
- 「四国まんなか千年ものがたり」では、席へ花束、メッセージを届けるサービスも行っています(有料)。
運転日・時刻表
JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」は、金曜日、土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日1往復の運転が基本です。
- 途中停車駅の時刻は、一部の駅のみ掲載しています。
- 途中の停車駅は、善通寺、琴平です。
- 運転日は、すべての列車で同じです。
- 特急「四国まんなか千年ものがたり そらの郷紀行」大歩危駅行き
- 多度津 10:19発 → 琴平 10:34着/48発 → 大歩危 12:47着
- 2024年10月:金曜日、土曜日、日曜日、月曜日、祝日運転
- 2024年11月:金曜日、土曜日、日曜日、月曜日、祝日運転
- 2024年12月:金曜日、土曜日、日曜日、2日(月)運転(27日~29日を除く)
- 2025年01月:18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)運転
- 2025年02月:土曜日、日曜日、祝日運転
- 2025年03月:金曜日、土曜日、日曜日、月曜日、祝日運転(21日を除く)
- 特急「四国まんなか千年ものがたり しあわせの郷紀行」多度津駅行き
- 大歩危 14:21発 → 琴平 16:31着/50発 → 多度津 17:14着
きっぷの予約方法・予約状況
JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。
ツアーで予約
この観光列車を簡単に予約したいなら、「ツアーの利用」もおすすめ。面倒なきっぷの手配がいらず、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。
- クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
- メニューから「四国まんなか」で検索すると、「伊予灘ものがたり・志国土佐 時代の夜明けのものがたり・四国まんなか千年ものがたり 3日間」などが発売されています。
- 人気の寝台列車・観光列車に乗る!
- ★いま注目★「寝台特急『サンライズ出雲』と観光列車『あめつち』2つの列車で紡ぐ山陰」「『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』『あをによし』4つの近鉄列車と伊勢神宮」などが発売されています。
上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。
通常のきっぷを予約
必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」「特急券」「グリーン券」です。
- 「Suica」「PASMO」「ICOCA」といった交通系ICカードを使うことはできません。
- 特急券、グリーン券は、大歩危駅で下車、乗車する場合のみ購入できます。
- ベンチソファー席は、3人以上で予約できます。
- 3号車の4人掛けボックスシートは、3人以上で予約できます。
この観光列車のきっぷは、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から購入できます。
インターネットでの予約は、乗車と⾷事などがセットになったJR四国の「駅長推薦 あじな散歩道 ものがたり列車きっぷ」、JR四国ツアーの通販で「バースデイきっぷ」などを購入する場合に行えます。
予約状況は、JR四国「空席情報」で確認可能です。
きっぷの料金
JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」に、通常のきっぷで片道乗車した場合の、大人1名あたりの料金です(税込み)。
- 多度津~大歩危
- 4330円(乗車券1430円、特急券1200円、グリーン券1700円)
- 琴平~大歩危
- 4140円(乗車券1240円、特急券1200円、グリーン券1700円)
子供の料金については、「電車の子供切符 何歳から何歳まで? 料金は? 半額にならない場合も」のページをご覧ください。
お得なきっぷ
「四国まんなか千年ものがたり」を利用できる、お得なきっぷの一例です。
- 四国グリーン紀行
- バースデイきっぷ(グリーン車用)
お得なきっぷの内容は、変更の場合があります。詳細は「JR四国ツアー」をご覧ください。