JR四国の観光列車「しまんトロッコ」のきっぷ予約方法、料金、運転日、時刻表、お役立ち情報をご紹介。肌で感じる「日本最後の清流」はいかがでしょうか。
情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。
観光列車の特徴
肌で感じる「日本最後の清流」
JR四国の観光列車「しまんトロッコ」は、「日本最後の清流」といわれる四万十川へ沿うように走行。窓のない車両で、その川風を感じながら旅を楽しめます。
また「しまんトロッコ」は、現在では珍しくなった貨車を改造したトロッコ風車両を使っているのも特徴。より「トロッコらしさ」があります。
新着情報
夏休みキャンペーン開催
「しまんトロッコ」に乗車するとプレゼントがもらえるキャンペーンが、夏休み限定で実施されます。
対象期間は、2024年7月13日(土)から8月31日(土)までの運転日。この期間に乗車すると、「しまんトロッコ」のロゴが描かれたオリジナルのショルダーバッグがプレゼントされます。
おもな運転区間
JR四国の観光列車「しまんトロッコ」は、おもに次の区間で運転されます。
- 普通「しまんトロッコ」
- 宇和島駅(愛媛県宇和島市)~窪川駅(高知県高岡郡四万十町)、予讃線・予土線・土佐くろしお鉄道線経由、走行距離82.2km
座席・設備・サービス
JR四国の観光列車「しまんトロッコ」の客席は、普通車の指定席、普通車の自由席があります。
- 車内にトイレはありません。
- ボランティアガイドによる沿線案内があります。
- 地元特産品の車内販売があります。
指定席(普通車)
窓がない、トロッコ風の展望車両。向かい合わせ4人掛けのボックスシートです。
- 四万十川沿いを行く江川崎~土佐大正間の25.1km、約1時間のみ、乗車できます。
- 上記以外の区間では、自由席車両に乗車します。
- ビニールの簡易的な窓がありますが、荒天時は乗車できない場合があります。
自由席(普通車)
窓を背にしたロングシートです。
事前予約メニュー
「しまんトロッコ」では、地元の食材を使ったお弁当を、事前予約で味わえます。
年間100頭ほどしか生産されない希少な西土佐のブランド牛「四万十牛」の「四万十牛カルビ丼」700円、「四万十牛肉みそしぐれ丼」700円で、窪川駅行きの「しまんトロッコ2号」でのみ販売。
予約は、道の駅よって西土佐に、電話(0880-52-1398)で、乗車3日前まで行えます。江川崎駅での受け取りです(代金はそのとき、釣り銭がないように支払い)。
編成・座席表
JR四国の観光列車「しまんトロッコ」は、キハ54形ディーゼルカー1両と、トラ45000形無蓋貨車1両の編成で運転されます。
おすすめの席
左右どちら側からも四万十川や沈下橋の風景が眺められるため、あまり気にしないでよさそうです。
ただ、十川駅(高知県高岡郡四万十町)付近でその時期に眺められる、多数のこいのぼりが四万十川上空を泳ぐ「こいのぼりの川渡し」は、窪川駅に向かって右側へ広がります。
なお、窓側はA席とD席、通路側はB席とC席で、窪川駅行きの列車はA席とB席が、宇和島駅行きの列車はC席とD席が、進行方向を向いています。
プチ情報
JR四国の観光列車「しまんトロッコ」に関する、役立つかもしれないプチ情報です。主観的な情報、変わりやすい情報が含まれるため、参考までにご覧ください。
- 水戸岡鋭治氏(ドーンデザイン研究所)が、車両のデザインを担当しています。
- 車内にトイレはありませんが、途中の江川崎駅(高知県四万十市)、土佐大正駅(高知県高岡郡四万十町)にしばらく停車。そこで用を足すことができます。ただそう長くは止まらないため、注意が必要です。
- 予土線は、平均通過人員が220人/日、営業係数(100円の収入を得るために必要な経費〈2022年度〉)が615円と、JR四国線で一番厳しい状況になっています。
- 「しまんトロッコ」は、そうした予土線の利用促進を図るため登場した列車で、「鉄道ホビートレイン」「海洋堂ホビートレイン」とあわせて「予土線3兄弟」と呼ばれています。
- 「しまんトロッコ」は、3兄弟の長男です。
運転日・時刻表
JR四国の観光列車「しまんトロッコ」は、冬季と6月を除く土曜日、日曜日、祝日と夏休み期間を中心に、1日1往復の運転が基本です。
- 各駅に停車します。
- 途中駅の時刻は、一部の駅のみ掲載しています。
- 運転日は、すべての列車で同じです。
- 普通「しまんトロッコ2号」窪川駅行き
- 宇和島 9:33発 → 江川崎 10:40着/45発 → 土佐大正 11:37着/42発 → 窪川 12:11着
- 2024年09月:土曜日、日曜日、祝日運転
- 2024年10月:土曜日、日曜日、祝日運転
- 2024年11月:土曜日、日曜日、祝日運転
- 普通「しまんトロッコ1号」宇和島駅行き
- 窪川 13:21発 → 土佐大正 13:51着/57発 → 江川崎 14:48着/51発 → 宇和島 16:00着
きっぷの予約方法・予約状況
JR四国の観光列車「しまんトロッコ」は、指定席(トロッコ風車両)を利用する場合は予約が必要です。自由席を利用する場合は、予約不要で乗車できます。
ツアーで予約
観光列車を簡単に予約したいなら、「ツアーの利用」もおすすめ。面倒なきっぷの手配がいらず、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。
- クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
- 観光列車から新幹線、寝台列車まで、お得&手軽に「鉄道の旅」を楽しめるツアーが多数。1名参加プラン、限定プランもいろいろあります。
- 人気の寝台列車・観光列車に乗る!
- ★いま注目★「寝台特急『サンライズ出雲』と観光列車『あめつち』2つの列車で紡ぐ山陰」「『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』『あをによし』4つの近鉄列車と伊勢神宮」などが発売されています。
上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。
通常のきっぷで乗車
- 指定席利用の場合
- 必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」「指定席券」です。
- 自由席利用の場合
- 必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」です。
- 指定席券を購入する場合は、その利用可能区間が江川崎~土佐大正間であるため、注意が必要です。宇和島駅から窪川駅まで全区間を乗車する場合でも、指定席券は江川崎~土佐大正間で購入します。
- 「Suica」「PASMO」「ICOCA」といった交通系ICカードを使うことはできません。
- 「しまんトロッコ」の指定席は、指定席券を購入すれば、「青春18きっぷ」でも乗車できます。
- 「しまんトロッコ」の自由席は、「青春18きっぷ」だけで乗車できます。
- 窪川~若井間は土佐くろしお鉄道線のため、同区間を含めて「青春18きっぷ」で乗車する場合、別に210円の運賃が必要です。
「しまんトロッコ」のきっぷは、JR西日本のネット予約サービス「e5489」、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から購入できます。
予約状況は、JR四国「空席情報」で確認可能です。
きっぷの予約・購入方法について、詳しくは次のページをご覧ください。
きっぷの料金
JR四国の観光列車「しまんトロッコ」に、通常のきっぷで片道乗車した場合の、大人1名あたりの料金です(税込み)。
- 宇和島~土佐大正
- 1960円(乗車券1430円、指定席券530円)
- 江川崎~窪川
- 1820円(JR四国の乗車券1080円、土佐くろしお鉄道の乗車券210円、指定席券530円)
- 宇和島~窪川
- 2570円(JR四国の乗車券1830円、土佐くろしお鉄道の乗車券210円、指定席券530円)
子供の料金については、「電車の子供切符 何歳から何歳まで? 料金は? 半額にならない場合も」のページをご覧ください。
お得なきっぷ
「しまんトロッコ」を利用できる、お得なきっぷの一例です。
- 四国グリーン紀行
- 四国フリーきっぷ
- 週末乗り放題きっぷ
- 四国再発見早トクきっぷ
- バースデイきっぷ
- 四万十・宇和海フリーきっぷ
- しまんとグリーンラインフリーきっぷ
- 青春18きっぷ
お得なきっぷの内容は、変更の場合があります。詳細は「JR四国ツアー」をご覧ください。