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「花たび そうや」に乗ろう!【料金・予約方法を解説】

JR北海道の観光列車「花たび そうや」

JR北海道の観光列車「花たび そうや」

JR北海道の観光列車「花たび そうや」のきっぷ予約方法、料金、運転日、時刻表、お役立ち情報をご紹介。花咲く季節に「最北」への旅はいかがでしょうか。

情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。

観光列車の特徴

北国の遅い春とおもてなし

JR北海道の観光列車「花たび そうや」は、道北が春を迎える時期に運転される急行列車。塩狩峠で5月中旬頃に咲く「一目千本桜」など、北国の遅い春を車窓に楽しみながら、日本最北端の駅「稚内」まで走ります。

多くの途中停車駅で特産品販売といったおもてなし、ガイドが乗車しての観光案内が行われるのも特徴です。

観光列車「花たび そうや」停車駅でのおもてなし(画像:JR北海道)

観光列車「花たび そうや」停車駅でのおもてなし(画像:JR北海道)

観光列車「花たび そうや」ヘッドマーク(画像:JR北海道)

観光列車「花たび そうや」ヘッドマーク(画像:JR北海道)

おもな運転区間

JR北海道の観光列車「花たび そうや」は、おもに次の区間で運転されます。

急行「花たび そうや」
旭川駅(北海道旭川市)~稚内駅(北海道稚内市)、宗谷本線経由、走行距離259.4km
JR北海道の観光列車「花たび そうや」運転区間(国土地理院の地図を元に作成)

JR北海道の観光列車「花たび そうや」運転区間(国土地理院の地図を元に作成)

「花たび そうや」の旅に!
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座席・設備・サービス

JR北海道の観光列車「花たび そうや」の客席は、すべて普通車の指定席です。

指定席(普通車)

向かい合わせ4人掛けのボックスシート(1号車、4号車)、向きを変えられる2人掛けの転換クロスシートがあります(2号車、3号車)。

観光列車「花たび そうや」1号車「道北 流氷の恵み車両」(画像:JR北海道)

観光列車「花たび そうや」1号車「道北 流氷の恵み車両」(画像:JR北海道)

観光列車「花たび そうや」4号車「キハ400宗谷線急行気動車風車両」(画像:JR北海道)

観光列車「花たび そうや」4号車「キハ400宗谷線急行気動車風車両」(画像:JR北海道)

観光列車「花たび そうや」2・3号車「旧急行『礼文』用転換クロスシート車両」(画像:JR北海道)

観光列車「花たび そうや」2・3号車「旧急行『礼文』用転換クロスシート車両」(画像:JR北海道)

フリースペース

各車両とも、窓を背にしたロングシートの区画がありますが、その部分はフリースペースになっています。

  • 1号車と4号車にある向き固定の2人掛け座席も、フリースペースです。

おもてなし・食事

「花たび そうや」では、停車駅でご当地キャラクターも登場してのおもてなしが行われるほか、お弁当、名物料理などを味わうこともできます(要事前予約の場合あり)。

  • 上り列車と下り列車で、おもてなしの内容が異なるのもポイントです。

上り・下り共通

  • 稚内駅行き(上り)、旭川駅行き(上り)で異なるデザインの乗車証明書をプレゼント。
  • 全区間乗車すると、「宗谷本線全区間走破証」もプレゼント。
  • 宗谷本線活性化推進協議会により、沿線特産品の車内販売を実施。
  • 三浦綾子記念文学館スタッフにより、車内で観光アナウンスを実施(5月11日と25日は比布~士別間、12日と26日は和寒~旭川間)。
  • 一部の見どころでは速度を落として運転。

稚内駅行き列車(下り)

  • 旭川駅「駅naka」で500円以上購入すると、ご当地キャラクター駅名標キーホルダープレゼント(「花たび そうや」指定席券を提示)。
  • 比布駅で、ゆめぴりかおにぎりとキノコ汁のセット、イチゴ、イチゴスイーツ、地酒を販売。
  • 士別駅でご当地サイダー、お菓子などの特産品、サフォークそば(15食限定)、クラフトビール(5月11日、18日、6月1日のみ)を販売。地元吹奏楽団の演奏会、サフォーク羊の餌やり体験なども実施。
  • 美深駅でパウンドケーキ、カボチャプリン、お弁当、カボチャ甘酒を販売。チョウザメの展示も実施。
  • 天塩中川駅でお弁当の販売(要事前予約、詳細は後日発表)、焚火ウインナー、日本酒などの特産品を販売するマルシェなどを開催。
  • 幌延駅でミズナラ樽熟清酒の販売、トナカイとのふれあい体験などを実施。
  • 稚内駅で特産品の販売、ノベルティの配布などを実施。
2024年の観光列車「花たび そうや」停車駅でのおもてなし(画像:JR北海道)

2024年の観光列車「花たび そうや」停車駅でのおもてなし(画像:JR北海道)

旭川駅行き列車(上り)

  • 稚内駅で、特産品の販売などを実施。
  • 豊富駅で、とよとみミルクプリンといった特産品、豊富牛乳を使用したチャウダーやパン(5月19日、6月2日のみ)を販売。飲むヨーグルトの無料配布も実施(数量限定)。
  • 音威子府駅で、天塩川温泉幕の内弁当(要事前予約、詳細は後日発表)、咲来そばといった特産品の販売を実施。
  • 名寄駅でソフト大福、おかき、キマロキグッズといった特産品の販売などを実施。
  • 剣淵駅でアルパカクッキー、缶バッジなどの販売、絵本キャラバンカーの開放、読み聞かせなどを実施。
  • 和寒駅で、カボチャを使ったお菓子やスープ、トマトジュースなどの特産品の販売、ノベルティの配布を実施。
  • 塩狩駅で、カボチャ種を使ったアイス、ビールなどの特産品販売、ノベルティの配布を実施。「花たび そうや」指定席券提示で、塩狩峠記念館の入館料が無料。
  • 旭川駅「駅naka」で500円以上購入すると、ご当地キャラクター駅名標キーホルダープレゼント(「花たび そうや」乗車証明書を提示)。
2024年の観光列車「花たび そうや」停車駅でのおもてなし(画像:JR北海道)

2024年の観光列車「花たび そうや」停車駅でのおもてなし(画像:JR北海道)

編成・座席表

JR北海道の観光列車「花たび そうや」は、キハ40系ディーゼルカー2両(「キハ400宗谷線急行気動車風車両」「道北 流氷の恵み車両」)、キハ54形ディーゼルカー2両(旧急行「礼文」用転換クロスシート車両)の4両編成で運転されます。

  • 編成の内容は、年によって変化します。

おすすめの席

「花たび そうや」でおすすめの席は、天塩川や利尻富士の風景が望める、稚内駅に向かって左側でしょうか。車内はフリースペースが多く移動しやすいため、あまり気にする必要はないかもしれませんが。

観光列車「花たび そうや」シートマップ(JR北海道公式サイトより引用)

観光列車「花たび そうや」シートマップ(JR北海道公式サイトより引用)

プチ情報

JR北海道の観光列車「花たび そうや」に関する、役立つかもしれないプチ情報です。主観的な情報、変わりやすい情報が含まれるため、参考までにご覧ください。

  • 塩狩駅(北海道上川郡和寒町)付近の塩狩峠では1909年(明治42年)、列車分離事故が発生。乗り合わせた鉄道員が身を挺して、乗客を守りました。これを元に三浦綾子氏が小説『塩狩峠』を発表。塩狩駅付近には塩狩峠記念館などがあります。
「一目千本桜」が咲く塩狩駅と特急「サロベツ」

「一目千本桜」が咲く塩狩駅と特急「サロベツ」

運転日・時刻表

JR北海道の観光列車「花たび そうや」は、5月から6月ごろの土曜日に稚内駅行き、日曜日に旭川駅行きを片道運転するのが基本です。

急行「花たび そうや」稚内駅行き
旭川 10:13発 → 比布 10:31着/51発 → 士別 11:45着/12:05発 → 美深 12:43着/13:03発 → 天塩中川 14:16着/46発 → 幌延 15:20着/40発 → 稚内 16:41着
比布、士別、美深、天塩中川、幌延駅に停車
2024年05月:11日(土)、18日(土)、25日(土)運転
2024年06月:1日(土)運転
急行「花たび そうや」旭川駅行き
稚内 9:30発 → 豊富 10:17着/37発 → 音威子府 12:25着/45発 → 名寄 13:33着/58発 → 剣淵 14:23着/40発 → 和寒 14:47着/15:07発 → 塩狩 15:17着/49発 → 旭川 16:21着
豊富、音威子府、名寄、剣淵、和寒、塩狩駅に停車
2024年05月:12日(日)、19日(日)、26日(日)運転
2024年06月:2日(日)運転

きっぷの予約方法・予約状況

JR北海道の観光列車「花たび そうや」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。

ツアーで予約

この観光列車へ乗るには、「ツアーの利用」も検討の価値あり。面倒なきっぷの手配が不要で、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。

クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
メニューから「花たび」で検索すると、「『花たび そうや号』稚内~旭川全区間乗車! 春の道北紀行 2日間」などが発売されています。
人気の寝台列車・観光列車に乗る!
★いま注目★「寝台特急『サンライズ出雲』と観光列車『あめつち』2つの列車で紡ぐ山陰」「『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』『あをによし』4つの近鉄列車と伊勢神宮」などが発売されています。
東武鉄道の観光列車「スペーシア X」

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※上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。

通常のきっぷを予約

必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」「急行券」「指定席券」です。

  • 「Suica」「PASMO」「ICOCA」といった交通系ICカードを使うことはできません。

この観光列車のきっぷは、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から購入できます。

予約状況は、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」で確認可能です。

きっぷの予約・購入方法について、詳しくは次のページをご覧ください。

日本最北端の駅であるJR北海道の稚内駅

日本最北端の駅であるJR北海道の稚内駅

きっぷの料金

JR北海道の観光列車「花たび そうや」に、通常のきっぷで片道乗車した場合の、大人1名あたりの料金です(税込み)。

旭川~名寄
3180円(乗車券1890円、急行券760円、指定席券530円)
旭川~音威子府
4720円(乗車券3190円、急行券1000円、指定席券530円)
旭川~稚内
7790円(乗車券5940円、急行券1320円、指定席券530円)

子どもの料金について、詳しくは次のページをご覧ください。

お得なきっぷ

「花たび そうや」を利用できる、お得なきっぷの一例です。

  • ANA/Peach/FDAきた北海道フリーパス
  • 北海道フリーパス

お得なきっぷの内容は、変更の場合があります。詳細は「JR北海道のおトクなきっぷ」をご覧ください。

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