JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」のきっぷ予約方法、料金、運転日、時刻表、お役立ち情報をご紹介。雄大な釧路湿原の風を感じながら、のんびりトロッコ列車の旅はいかがでしょうか。
情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。
列車の特徴
肌で感じる釧路湿原
JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」。その名前は、「ノロノロ走るトロッコ列車」が由来です。
窓が大きく開くトロッコ風の展望客車を連結し、雄大な釧路湿原を走行。肌で空気を感じながら、「北海道の旅」をのんびり楽しめます。車窓から、釧路湿原で暮らすタンチョウ、エゾシカ、オジロワシといった野生動物が見られることも。
- 岩保木水門、釧路川といった車窓の見どころでは、徐行運転を行います。
- 車内販売カウンターで、飲食品やグッズなどが販売されます。
「くしろ湿原ノロッコ号」新着ニュース
おもな運転区間
JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」は、おもに次の区間で運転されます。
- 普通「くしろ湿原ノロッコ号」「夕日ノロッコ号」
- 釧路駅(北海道釧路市)~塘路駅(北海道川上郡標茶町)、根室本線・釧網本線経由、27.2km
- 普通「ノロッコ川湯温泉号」
- 釧路駅(北海道釧路市)~川湯温泉駅(北海道川上郡弟子屈町)、根室本線・釧網本線経由、89.3km
- 「くしろ湿原ノロッコ号」は、夕方の時間帯に「夕日ノロッコ号」として運転する日、「ノロッコ川湯温泉号」として川湯温泉駅まで延長運転する日があります。
編成・座席表
JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」は、DE10形ディーゼル機関車と、510系客車4両の編成で運転されます。
- DE10形ディーゼル機関車は、編成の塘路駅側に連結されます。折り返しでの機関車付け替えは行いません。
車内・客席・設備
JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」の客席は、普通車の指定席、普通車の自由席があります。
- 「くしろ湿原ノロッコ号」には、冷房装置がありません(展望車両、一般車両とも)。窓は状況に応じて、自由に開閉できます。
指定席(普通車)
窓が大きく開く、トロッコ風の展望車両です。向かい合わせ6人掛けのボックスシート、窓側を向いた2人掛けのロングシートがあります。2号車から4号車です。
自由席(普通車)
向かい合わせ4人掛けのボックスシート、窓を背にしたロングシートがある、一般的な車両。1号車です。
車内販売カウンター
沿線の特産品、グッズ、飲食品などを販売しています。2号車です。
「くしろ湿原ノロッコ号」プチ情報
JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」に関する、役立つかもしれないプチ情報です。主観的な情報、変わりやすい情報が含まれるため、参考までにご覧ください。
- 展望客車の2人掛けロングシートは、背もたれを動かして窓側を背中にすることも可能です。
- 自由席は1両しかなく、立ち席になるほど混雑する場合もあるようです。
- 「くしろ湿原ノロッコ号」は、車両老朽化のため、2025年度で運転を終了するという報道があります。
- 釧路駅では、「こぼれいくら!サーモンちらし」「かきべん」などの駅弁を販売しています。
「くしろ湿原ノロッコ号」が走る地域には、釧路湿原、阿寒湖、摩周湖、マリモ展示観察センター、炉端焼き、和商市場の勝手丼といった、さまざまな見どころ、美味しいものがあります。
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運転日・時刻表
JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」は、4月から10月ごろに、最大で1日2往復の運転が基本です。
- 途中停車駅の時刻は、一部の駅のみ掲載しています。
- 普通列車として運転されますが、通過駅があります。
塘路・川湯温泉方面行きの運転日・時刻表
- 普通「くしろ湿原ノロッコ2号」塘路駅行き
- 釧路 11:06発 → 塘路 11:51着
- 東釧路、釧路湿原、細岡駅に停車
- 2024年01月:運転日なし
- 2024年02月:運転日なし
- 2024年03月:運転日なし
- 2024年04月:27日(土)~30日(火)運転
- 2024年05月:1日(水)~6日(月・祝)、25日(土)~31日(金)運転
- 2024年06月:1日(土)~7日(金)、9日(日)~16日(日)、20日(木)~30日(日)運転
- 普通「ノロッコ川湯温泉号」川湯温泉駅行き
- 釧路 11:06発 → 標茶 12:17着/41発 → 川湯温泉 13:32着
- 東釧路、釧路湿原、細岡、塘路、標茶、摩周駅に停車
- 2024年06月:8日(土)運転
釧路方面行きの運転日・時刻表
- 普通「くしろ湿原ノロッコ1号」釧路駅行き
- 塘路 12:17発 → 釧路 13:05着
- 細岡、釧路湿原、東釧路駅に停車
- 普通「くしろ湿原ノロッコ2号」塘路駅行きと同じ日に運転
- 普通「ノロッコ川湯温泉号」釧路駅行き
- 川湯温泉 15:00発 → 標茶 15:59着/16:15発 → 釧路 17:50着
- 摩周、標茶、塘路、細岡、釧路湿原、東釧路駅に停車
- 普通「ノロッコ川湯温泉号」川湯温泉駅行きと同じ日に運転
きっぷの予約方法・予約状況
JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」は、指定席を利用する場合は予約が必要です。自由席を利用する場合は、予約不要で乗車できます。
ツアーで予約
この観光列車へ乗るには、「ツアーの利用」も検討の価値あり。面倒なきっぷの手配が不要で、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。
- クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
- メニューから「ノロッコ号」で検索すると、「くしろ湿原ノロッコ号と阿寒湖クルーズ! 2つの乗り物で大自然を周遊!富良野・美瑛・釧路湿原・知床半島 ひがし北海道ぐるっと感動15景めぐり 3日間」などが発売されています。
- 人気の寝台列車・観光列車に乗る!
- ★いま注目★「寝台特急『サンライズ出雲』と観光列車『あめつち』2つの列車で紡ぐ山陰」「『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』『あをによし』4つの近鉄列車と伊勢神宮」などが発売されています。
※上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。
通常のきっぷを予約
指定席利用の場合
「くしろ湿原ノロッコ号」指定席の乗車に必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」「指定席券」です。
- 「くしろ湿原ノロッコ号」の指定席券は、「えきねっと」のチケットレスサービスに対応しています。
- 「Suica」「PASMO」「ICOCA」といった交通系ICカードを使うことはできません。
- 乗車券は、車内でも購入できます。
- 「くしろ湿原ノロッコ号」は、指定席券を購入すれば、「青春18きっぷ」でも乗車できます。
この観光列車のきっぷは、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から購入できます。
予約状況は、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」で確認可能です。
きっぷの予約・購入方法について、詳しくは次のページをご覧ください。
自由席利用の場合
「くしろ湿原ノロッコ号」自由席の乗車に必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」です。
- 「Suica」「PASMO」「ICOCA」といった交通系ICカードを使うことはできません。
- 乗車券は、車内でも購入できます。
- 「くしろ湿原ノロッコ号」は、自由席であれば「青春18きっぷ」だけで乗車できます。
自由席を利用する場合の乗車券は、乗車前に駅で購入するのが基本ですが、混雑を考えて、事前に「えきねっと」で乗車券を購入し、発券しておくとスムーズです。
きっぷの料金
JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」に、通常のきっぷで片道乗車した場合の、大人1名あたりの料金です(税込み)。
- 釧路~釧路湿原(指定席利用)
- 1280円(乗車券440円、指定席券840円)
- 釧路~塘路(指定席利用)
- 1480円(乗車券640円、指定席券840円)
- 釧路~塘路(自由席利用)
- 640円(乗車券640円)
- 釧路~川湯温泉(指定席利用)
- 2940円(乗車券2100円、指定席券840円)
子どもの料金について、詳しくは次のページをご覧ください。
割引きっぷ
旅のルートなどにもよりますが、JR北海道が用意している割引きっぷを使うと、観光列車の旅をお得に楽しめる場合があります。