2023年「くしろ湿原ノロッコ号」予約・料金・運転日・時刻

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」

運転日、時刻ほか掲載の情報は、災害などで変更の場合があります。鉄道会社の公式ホームページで、最新情報をご確認ください。

列車の特徴

肌で感じる釧路湿原

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」。その名前は、「ノロノロ走るトロッコ列車」が由来です。窓を大きく開けられるトロッコ風の展望客車を連結して、雄大な釧路湿原を走行。その空気を肌で感じながら、「北海道の旅」をのんびり楽しむことができます。

車窓から、釧路湿原で暮らすタンチョウ、エゾシカ、オジロワシといった野生動物の姿が見られることもあります。
  • 岩保木水門、釧路川といった車窓の見どころでは、徐行運転を実施。
  • 窓が大きく開くトロッコ風の展望客車を連結。
  • グループでの利用がしやすい、6人掛けのボックスシート席。
  • 向きを変えられる、2人掛けのベンチシート席。
  • 車内販売カウンターで「ノロッコ号プリン」「しべちゃミルクのクラフトビール」「くしろ霧サイダー」などを販売(変更の場合あり)。
釧路川沿いを行く観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」

釧路川沿いを行く観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」

「くしろ湿原ノロッコ号」で販売されている観光列車「ノロッコ号プリン」

観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」で販売されている「ノロッコ号プリン」

「くしろ湿原ノロッコ号」新着ニュース

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おもな運転区間

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」は、おもに次の区間で運転されます。

普通「くしろ湿原ノロッコ号」「夕日ノロッコ号」
釧路駅(北海道釧路市)~塘路駅(北海道川上郡標茶町)、根室本線・釧網本線経由、27.2km
普通「くしろ湿原ノロッコ号」(延長運転)
釧路駅(北海道釧路市)~川湯温泉駅(北海道川上郡弟子屈町)、根室本線・釧網本線経由、89.3km
「くしろ湿原ノロッコ号」は、夕方の時間帯に「夕日ノロッコ号」として運転する日、川湯温泉駅まで延長運転する日があります。
JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」運転区間(国土地理院の地図を元に作成)

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」運転区間(国土地理院の地図を元に作成)

編成・座席表

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」は、DE10形ディーゼル機関車と、510系客車4両で運転されます。

DE10形ディーゼル機関車は、編成の塘路駅側に連結されます。折り返しでの機関車付け替えは行いません。
釧路湿原がよく見えるのは、塘路駅に向かって左側(ボックスシート席側)です。
JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」シートマップ(JR北海道公式サイトより引用)

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」シートマップ(JR北海道公式サイトより引用)

車内・客席・設備

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」の客席は、普通車指定席の展望客車(ボックスシート席、ベンチシート席)、普通車自由席の普通客車があります。

展望客車、普通客車とも、窓は状況に応じて自由に開閉できます。冷房装置はありません。

ボックスシート席(普通車指定席)

「くしろ湿原ノロッコ号」の普通車指定席(2号車から4号車)は、窓が大きく開くトロッコ風の展望客車。

その展望客車の各車両にある向かい合わせ6人掛けの座席で、大きなテーブルを備えます。

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」展望客車

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」展望客車

ベンチシート席(普通車指定席)

「くしろ湿原ノロッコ号」の展望客車各車両にある、2人掛けの座席。背もたれを動かし、向きを窓側にも通路側にも変えられます。

普通客車(普通車自由席)

「くしろ湿原ノロッコ号」の普通車自由席(1号車)は、一般的な設備の車両。向かい合わせ4人掛けのボックス席、窓を背にするロングシートがあります。

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」普通客車

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」普通客車

車内販売カウンター

「くしろ湿原ノロッコ号」は2号車に、スイーツやドリンク、お土産品などを販売する売店があります。

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」車内販売カウンター

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」車内販売カウンター

車内販売カウンターのメニュー

「くしろ湿原ノロッコ号」車内販売カウンターで提供されるスイーツやドリンク、お土産品などのメニューです(変更の場合あり)。

観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」車内販売メニューの一例(JR北海道公式サイトより引用)

観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」車内販売メニューの一例(JR北海道公式サイトより引用)

運転日・時刻表

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」は例年、4月から10月ごろに、最大で1日2往復の運転が基本です。

現在、2023年11月までの運転日が発表されています。
「くしろ湿原ノロッコ号」の運転日は、1号・2号の1往復運転の日、1号・2号・3号・4号の2往復運転の日、1号・2号・93号・94号の2往復運転の日、「夕日ノロッコ号」が1往復する日、83号・84号が川湯温泉駅まで1往復する日の、5パターンがあります。
  • 途中停車駅の時刻は、一部の駅のみ掲載。

塘路・川湯温泉方面行きの運転日・時刻表

普通「くしろ湿原ノロッコ2号」塘路駅行き
釧路駅11時06分発 → 塘路駅11時51分着
東釧路、釧路湿原、細岡駅に停車
2023年01月:運転日なし
2023年02月:運転日なし
2023年03月:運転日なし
2023年04月:29日、30日運転
2023年05月:1日~7日、27日~31日運転
2023年06月:毎日運転(10日、19日~21日を除く)
2023年07月:毎日運転
2023年08月:毎日運転
2023年09月:毎日運転(11日~13日、20日~22日を除く)
2023年10月:1日~6日、8日、9日運転
2023年11月:運転日なし
2023年12月:運転日なし
普通「くしろ湿原ノロッコ4号」塘路駅行き
釧路駅13時35分発 → 塘路駅14時17分着
東釧路、釧路湿原、細岡駅に停車
2023年07月:15日~28日、31日運転
2023年08月:毎日運転(土曜日、日曜日を除く)
2023年09月:1日、4日~10日、14日~18日運転
普通「くしろ湿原ノロッコ92号」塘路駅行き
釧路駅13時35分発 → 塘路駅14時17分着
東釧路、釧路湿原、細岡駅に停車
2023年10月:8日、9日運転
普通「くしろ湿原ノロッコ94号」塘路駅行き
釧路駅15時23分発 → 塘路駅16時07分着
東釧路、釧路湿原、細岡駅に停車
2023年07月:29日、30日運転
2023年08月:土曜日、日曜日運転
2023年09月:2日、3日運転
普通「夕日ノロッコ号」塘路駅行き
釧路駅15時23分発 → 塘路駅16時07分着(9月の時刻)
釧路駅14時40分発 → 塘路駅15時27分着(10月の時刻)
東釧路、釧路湿原、細岡駅に停車
2023年09月:20日~22日運転
2023年10月:13日~15日運転
普通「くしろ湿原ノロッコ82号」川湯温泉駅行き
釧路駅11時06分発 → 標茶駅12時17分着/41分発 → 川湯温泉駅13時32分着
東釧路、釧路湿原、細岡、塘路、標茶、摩周駅に停車
2023年06月:10日運転
2023年10月:7日運転
JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」展望客車デッキ

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」展望客車デッキ

釧路方面行きの運転日・時刻表

普通「くしろ湿原ノロッコ1号」釧路駅行き
塘路駅12時17分発 → 釧路駅13時05分着
細岡、釧路湿原、東釧路駅に停車
普通「くしろ湿原ノロッコ2号」塘路駅行きと同じ日に運転
普通「くしろ湿原ノロッコ3号」釧路駅行き
塘路駅14時50分発 → 釧路駅15時34分着
細岡、釧路湿原、東釧路駅に停車
普通「くしろ湿原ノロッコ4号」塘路駅行きと同じ日に運転
普通「くしろ湿原ノロッコ91号」釧路駅行き
塘路駅14時50分発 → 釧路湿原駅15時09分着/16時10分発 → 釧路駅16時43分着
細岡、釧路湿原、東釧路駅に停車
普通「くしろ湿原ノロッコ92号」塘路駅行きと同じ日に運転
普通「くしろ湿原ノロッコ93号」釧路駅行き
塘路駅17時04分発 → 釧路駅17時52分着
細岡、釧路湿原、東釧路駅に停車
普通「くしろ湿原ノロッコ94号」塘路駅行きと同じ日に運転
普通「夕日ノロッコ号」釧路駅行き
塘路駅17時04分発 → 釧路駅17時52分着(9月の時刻)
塘路駅15時50分発 → 釧路駅16時43分着(10月の時刻)
細岡、釧路湿原、東釧路駅に停車
普通「夕日ノロッコ号」塘路駅行きと同じ日に運転
普通「くしろ湿原ノロッコ83号」釧路駅行き
川湯温泉駅15時00分発 → 標茶駅15時59分着/16時15分発 → 釧路駅17時51分着
摩周、標茶、塘路、細岡、釧路湿原、東釧路駅に停車
普通「くしろ湿原ノロッコ82号」川湯温泉駅行きと同じ日に運転

きっぷの予約方法・予約状況

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」は、自由席があるため、予約なしでも乗車できます。ただし、自由席はトロッコ風の展望客車ではなく、ボックス席とロングシートの普通客車です。

ツアーで予約

この観光列車へ乗るには、「ツアーの利用」も検討の価値あり。面倒なきっぷの予約が不要で、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。

クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
メニューから「ノロッコ号」で検索すると、「くしろ湿原ノロッコ号と阿寒湖クルーズ! 2つの乗り物で大自然を周遊!富良野・美瑛・釧路湿原・知床半島 ひがし北海道ぐるっと感動15景めぐり 3日間」などが発売されています。
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★いま注目★ 新観光列車「ふたつ星4047」「あをによし」のツアーが登場。「『36ぷらす3』『ふたつ星4047』西九州新幹線『かもめ』3つの列車でめぐる九州鉄道紀行 3日間」「近鉄観光特急『あをによし』近鉄特急『ひのとり』嵯峨野トロッコ列車 信楽 日帰り」などが発売されています。
「古都・奈良」イメージの新観光列車「あをによし」

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上記のツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。

通常のきっぷを予約

「くしろ湿原ノロッコ号」への乗車に必要なきっぷは、次の通りです。

普通車指定席(展望客車)利用
乗車する区間で有効な「乗車券」と「指定席券」
普通車自由席(普通客車)利用
乗車する区間で有効な「乗車券」

この観光列車へ乗車するのに必要なきっぷについて、詳しくは次のページをご覧ください。

きっぷ予約の難易度は「普通」です(早めの予約を推奨)。また普通車自由席(普通客車)利用の場合、予約はいりません。
「くしろ湿原ノロッコ号」は、「青春18きっぷ」でも乗車できます。普通車指定席(展望客車)も、指定席券の購入で乗車可能です。

この観光列車のきっぷは、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から購入できます。

予約状況は、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」で確認可能です。

きっぷの予約・購入方法について、詳しくは次のページをご覧ください。

きっぷ予約の注意事項

  • 「くしろ湿原ノロッコ号」の指定席券は、「えきねっと」のチケットレスサービスに対応。「みどりの窓口」へ行ったり、きっぷを発券したりすることなく、普通車指定席(展望客車)に乗ることが可能。
  • 乗車券は、「くしろ湿原ノロッコ号」車内でも購入可能。
  • 普通車指定席(展望客車)のベンチシート席を利用したい場合、E席を予約。
JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」510系客車

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」510系客車

きっぷの料金

JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」に、通常のきっぷを予約し、大人1名で普通車指定席(展望客車)へ片道乗車した場合の通常料金です(おもな区間のみ掲載)。

釧路~釧路湿原
乗車券(440円)+指定席券(840円)=1280円
釧路~塘路
乗車券(640円)+指定席券(840円)=1480円
釧路~川湯温泉
乗車券(2100円)+指定席券(840円)=2940円
  • 普通車自由席(普通客車)を利用する場合、きっぷは乗車券のみでOK。

子どもの料金について、詳しくは次のページをご覧ください。

割引きっぷ

旅のルートなどにもよりますが、JR北海道が用意している割引きっぷを使うと、観光列車の旅をお得に楽しめる場合があります。