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「かんぱち・いちろく」に乗ろう!【料金・予約方法を解説】

観光列車「かんぱち・いちろく」(画像:JR九州)

観光列車「かんぱち・いちろく」(画像:JR九州)

JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」のきっぷ予約方法、料金、運転日、時刻表、お役立ち情報をご紹介。ゆふ高原線の風土を味わう新観光列車の旅はいかがでしょうか。

情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。

観光列車の特徴

風土を贅沢に感じながら

JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」は、「ゆふ高原線の風土を感じる列車」がコンセプトです。

ゆふ高原線(久大本線)経由で博多~別府間を片道で約5時間と、時間をかけて走行。全車グリーン車の車内で、沿線の食材を中心にした料理(お弁当)を味わいながら、ぜいたくな列車の旅を楽しむことができます。

  • 別府駅行き、博多駅行きとも、それぞれ2つの異なる途中駅で、おもてなしが実施されます。
  • 「ゆふ高原線」は、久大本線の愛称です。
  • 列車名は、ゆふ高原線の誕生に縁が深い麻生勘八氏、江藤一六氏が由来です。
観光列車「かんぱち・いちろく」食事メニューの一例(画像:JR九州)

観光列車「かんぱち・いちろく」食事メニューの一例(画像:JR九州)

麻生観八氏(左)と衞藤一六氏(画像:JR九州)

麻生観八氏(左)と衞藤一六氏(画像:JR九州)

おもな運転区間

JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」は、おもに次の区間で運転されます。

特急「かんぱち・いちろく」
博多駅(福岡市博多区)~別府駅(大分県別府市)、鹿児島本線・久大本線・日豊本線経由、189.3km
JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」運転区間(地理院地図を元に作成)

JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」運転区間(地理院地図を元に作成)

編成・座席表

JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」は、キハ40系ディーゼルカー2両、キハ125形ディーゼルカー1両の3両編成で運転されます。

JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」シートマップ(画像:JR九州)

JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」シートマップ(画像:JR九州)

車内・客席・設備

JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」の客席は、すべてグリーン車の指定席です。

指定席(グリーン車)

3種類の座席「畳個室」「ソファ席」「BOX席」があります。

畳個室

大きな窓から風景を楽しめる、畳敷きの個室。定員は6名で、編成の両端(1号車と3号車)に1室ずつ、あわせて2室あります。

観光列車「かんぱち・いちろく」畳個室(画像:JR九州)

観光列車「かんぱち・いちろく」畳個室(画像:JR九州)

ソファ席

「重厚感のある座り心地」を重視したという定員3名の席で、テーブルには大分産の杉を使用。1号車に5席あります。

観光列車「かんぱち・いちろく」ソファ席(画像:JR九州)

観光列車「かんぱち・いちろく」ソファ席(画像:JR九州)

BOX席

半個室形のボックスシート。テーブルは、1号車は大分産、3号車は福岡産の杉を使っています。1号車に定員6名と4名の席が1席ずつ、3号車に定員4名の席が3席、3名の席が1席、2名の席が4席あります。

観光列車「かんぱち・いちろく」BOX席(画像:JR九州)

観光列車「かんぱち・いちろく」BOX席(画像:JR九州)

ラウンジ杉

大きな窓から眺望を楽しめる場所で、カウンターは杉の一枚板を使用。ビュッフェも兼ね備えており、ゆふ高原線沿線の美味しい食べものや飲みもの、列車のオリジナルグッズなどが販売されます。乗客の共用スペースです。

観光列車「かんぱち・いちろく」2号車の「ラウンジ杉」(画像:JR九州)

観光列車「かんぱち・いちろく」2号車の「ラウンジ杉」(画像:JR九州)

「かんぱち・いちろく」プチ情報

JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」に関する、役立つかもしれないプチ情報です。主観的な情報、変わりやすい情報が含まれるため、参考までにご覧ください。

  • 「かんぱち・いちろく」は、肥薩線の観光列車「いさぶろう・しんぺい」を改造して誕生。「路線の誕生に関係する人物」が引き続き、列車名になっています。
  • JR九州の観光列車は、水戸岡鋭治氏(ドーンデザイン研究所)が長らくデザインを手がけてきましたが、「かんぱち・いちろく」は鹿児島市の株式会社IFOO(イフー)が初めてデザインする観光列車として登場します。

「かんぱち・いちろく」が走る地域には、湯布院温泉、別府温泉、とり天、冷麺、地獄蒸し、城下カレイなど、さまざまな見どころ、美味しいものがあります。

大分の人気観光地・グルメ」も、ぜひチェックしてみてください。

JR九州の観光列車「いさぶろう・しんぺい」

JR九州の観光列車「いさぶろう・しんぺい」

運転日・時刻表

JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」は、月曜日、水曜日、土曜日に別府駅行き特急「かんぱち」、火曜日、金曜日、日曜日に博多駅行き特急「いちろく」を運転するのが基本です。

  • 2024年4月26日(金)の博多駅行き特急「いちろく」から、運転が開始されます。
特急「かんぱち」別府駅行き
博多 12:19ごろ発 → 由布院 15:41ごろ着/47ごろ発 → 大分 16:39ごろ着/46ごろ発 → 別府 16:59ごろ着
田主丸、恵良駅でおもてなしを実施
2024年04月:27日(金)、29日(月・祝)運転
2024年05月:月曜日、水曜日、土曜日運転
2024年06月:17日(月)までの月曜日、水曜日、土曜日運転
2024年07月:13日(土)からの月曜日、水曜日、土曜日運転
2024年08月:月曜日、水曜日、土曜日運転(10日~14日を除く)
2024年09月:月曜日、水曜日、土曜日運転
特急「いちろく」博多駅行き
別府 11:00ごろ発 → 大分 11:15ごろ着/22ごろ発 → 由布院 12:21ごろ着/27ごろ発 → 久留米 14:58ごろ発 → 博多 15:47ごろ着
天ケ瀬、うきは駅でおもてなしを実施
2024年04月:26日(金)、28日(日)、30日(火)運転
2024年05月:火曜日、金曜日、日曜日運転
2024年06月:16日(日)までの火曜日、金曜日、日曜日運転
2024年07月:12日(金)からの火曜日、金曜日、日曜日運転
2024年08月:火曜日、金曜日、日曜日運転(9日~13日を除く)
2024年09月:火曜日、金曜日、日曜日運転

きっぷの予約方法・予約状況

JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。

「かんぱち・いちろく」のきっぷは、乗車、食事をセットにしたツアー形式で、JR九州、おもな旅行会社から販売されます。

  • 「かんぱち・いちろく」は、列車によってJR九州の企画、きっぷ販売により運行されるもの、おもな旅行会社の企画、きっぷ販売により運行されるものがあります。

おもな旅行会社販売分のきっぷを予約

観光列車へ乗るには、「ツアーの利用」も検討の価値あり。面倒なきっぷの手配が不要で、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。

クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
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人気の寝台列車・観光列車に乗る!
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東武鉄道の観光列車「スペーシア X」

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」

※上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。

JR九州販売分のきっぷを予約

JR九州が販売する「かんぱち・いちろく」のきっぷは、「かんぱち・いちろく」ホームページで予約可能。2024年4月から9月出発分は、2024年3月7日(木)午前11時00分より発売されます。

  • 食事なし、乗車のみのプランはありません。
  • 1人でも乗車できます。
  • 別府駅行き特急「かんぱち」の乗車可能駅は博多駅、降車可能駅は由布院、大分、別府です。
  • 博多駅行き特急「いちろく」の乗車可能駅は別府、大分、由布院駅、降車可能駅は久留米、博多です。
観光列車「かんぱち・いちろく」食事メニューの一例(画像:JR九州)

観光列車「かんぱち・いちろく」食事メニューの一例(画像:JR九州)

きっぷの料金

JR九州が販売する観光列車「かんぱち・いちろく」のきっぷの、大人1名あたりの料金です(税込み)。

ソファ席・BOX席
大人1万8000円、子ども1万5000円
畳個室
大人2万3000円、子ども1万9000円
  • 料金は片道のもので、乗車区間にかかわらず同じです。
  • 子どもは、小学生(6歳~12歳)の料金です。
  • ソファ席は定員3名で、2名から利用できます。
  • BOX席のうち、定員2名の席は1名から利用できます。なお1名で利用する場合、料金に1万円追加です。
  • BOX席のうち、定員3名と4名の席は、3名から利用できます。
  • BOX席のうち、定員6名の席は5名から利用できます。
  • 畳個室は定員6名で、4名から利用できます。
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