JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」のきっぷ予約方法、料金、運転日、時刻表、お役立ち情報をご紹介。森と水とロマンの鉄道で、楽しみ方いろいろのSL列車はいかがでしょうか。
情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。
観光列車の特徴
郵便ポストも!楽しみいろいろのSL列車
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」は、大人から子どもまで、いろいろな楽しみかたが可能です。
阿賀野川と山々の車窓を満喫できる展望スペースが3か所もあるほか、1号車のオコジョ展望車両は全体がキッズスペース。売店があり、「SLばんえつ物語」の消印が押される郵便ポストも設置されているなど、「森と水とロマンの鉄道」を満喫できます。
- 「SLばんえつ物語」が走る磐越西線の会津若松~新津間は、緑豊かな阿賀野川沿い行き、「森と水とロマンの鉄道」という愛称があります。
新着情報
SLばんえつ物語 夏休みキッズ体験会
「SLばんえつ物語」の運行に携わるJR東日本の社員が、蒸気機関車のメンテナンス、しくみなどについて教えてくれるイベントが、2024年7月24日(水)、30日(火)、31日(水)に開催されます。
給油作業や打音検査と行ったメンテナンス作業の体験、火室へ石炭を投げ入れる体験、ナッパ服の着用体験と記念撮影も可能です。
参加料は1組5718円(小学生1名と保護者1名)。2024年6月14日(金)12時30分より、JRE MALL「JR東日本 新潟支社」で申し込みできます。
25周年記念イベント開催
「SLばんえつ物語」が、2024年4月29日(月・祝)で運行開始25周年を迎えることから、次のイベントが実施されます。
- 「SLばんえつ物語弁当」25周年バージョンの販売
- 2024年4月29日(月・祝)から年内の毎運転日、9時30分ごろより新津駅3番ホームで販売。
- 「SLばんえつ物語」号スタンプラリーの開催
- 新潟県、福島県の各市町村(新潟市、五泉市、阿賀町、会津若松市、湯川村、喜多方市、西会津町)の観光施設などにある観光スタンプと、「SLばんえつ物語」車内の乗車記念スタンプを応募はがきに押し、郵送すると、特産品が当たるというもの。2024年4月6日(土)から実施。
- 「エキタグ」25thAnniversary 特別スタンプ
- 2024年4月6日(土)より「SLばんえつ物語」でもスタートするデジタル駅スタンプアプリ「エキタグ」に、4月29日(月・祝)から年内最終運転日までの限定で「25th Anniversary 特別スタンプ」が登場。
重ね捺しスタンプラリー
2024年に「SLばんえつ物語」が25周年、「越乃Shu*Kura」が10周年、「海里」が5周年を迎えることを記念して、「新潟・庄内 のってたのしい列車重ね捺しスタンプラリー」が開催されます。
いずれかの観光列車で台紙を入手したのち(1人1枚)、各列車に置かれた専用スタンプを集めていくもの。2列車以上を集めて、各列車いずれかの売店で500円(税込み)以上の買い物をすると、賞品がもらえます。
賞品は、2列車でオリジナルステッカー3枚セット、3列車でコンプリート証明書(特製ステンレスカード)。ひとつの台紙で2つの商品を受け取ることはできません。
開催期間は、2024年4月2日(火)から、12月31日(火)までです。
Suicaで♪お買いものキャンペーン
2024年に「SLばんえつ物語」が25周年、「越乃Shu*Kura」が10周年を迎えることを記念して、「SLばんえつ物語・越乃Shu*Kuraにのって♪ Suicaで♪お買いものキャンペーン」が実施されます。
エントリーのうえ、登録したSuicaを使って累計1000円(税込み)以上の買い物を各列車の売店、サービスカウンターで行うと、抽選で最大2万ポイントのJRE POINTがプレゼントされます。
キャンペーン期間は、2024年4月26日(金)から、7月31日(水)までです。
おもな運転区間
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」は、おもに次の区間で運転されます。
- 快速「SLばんえつ物語」
- 新津駅(新潟市秋葉区)~会津若松駅(福島県会津若松市)、磐越西線経由、走行距離111.0km
座席・設備・サービス
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」の客席は、グリーン車の指定席、普通車の指定席があります。
指定席(グリーン車)
2人掛け、もしくは1人掛けのリクライニングシート。7号車です。
- 7号車には、グリーン車の乗客専用のパノラマ展望室を用意。列車最後尾からの流れる風景、またはSLの真後ろでの迫力ある風景を楽しめます。
指定席(普通車)
向かい合わせ4人掛けのボックスシート。2号車、3号車、5号車、6号車です。
オコジョ展望車両
「SLばんえつ物語」の1号車は、全体がフリースペースのオコジョ展望車両。すべり台、ボールといった遊具、列車最後尾またはSLの真後ろで眺望を堪能できるオコジョ展望室があります。
展望車
「SLばんえつ物語」の4号車は、全体がフリースペースの展望車。高くされた床、大きな窓から、ダイナミックな車窓を楽しめます。
- 展望車には、イベントスペース、郵便ポスト、乗車記念スタンプも用意。このポストから投函すると、「SLばんえつ物語」の消印が押してもらえます。
売店
沿線の特産品、グッズ、飲食品などを販売しています。5号車です。
編成・座席表
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」は、1946年(昭和21年)に製造されたC57形蒸気機関車180号機と、12系客車7両の編成で運転されます。
- SLは、会津若松駅行きの列車は1号車、新津駅行きの列車は7号車の前に連結されます。
おすすめの席
「SLばんえつ物語」では、車窓の両側に阿賀野川の風景を楽しめますが、会津若松駅に向かって右側(普通車は偶数番号、グリーン車は1人掛けのA席)の席のほうが、より楽しめるかもしれません。
- 普通車の席は、A席とD席が窓側、B席とC席が通路側です。
プチ情報
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」に関する、役立つかもしれないプチ情報です。主観的な情報、変わりやすい情報が含まれるため、参考までにご覧ください。
- オコジョ(イタチ科の動物)の「オコジロウ」「オコミ」という公式キャラクターがいます。
- しばらく停車する津川駅(新潟県東蒲原郡阿賀町)で、切り株型のベンチ、暖炉などがある「オコジロウの家」を見学できます。
- 「SLばんえつ物語」のC57形蒸気機関車180号機は、1969年(昭和44年)に引退したのち、新津~東新津間で車窓に見える新津第一小学校で保存されていた車両です(1999年に復活)。
- C57形は、細身のボイラーと大きな動輪が優美に見えることから、「貴婦人」の愛称があります。
- 「SLばんえつ物語」のきっぷは、グリーン車の人気が特に高いようです。発売開始後、早々に売り切れることもよくあります。
- 「SLクリスマストレイン」として、同じ区間、時刻で12月に運転される場合があります。
- 「SLばんえつ物語」の蒸気機関車、客車を使って、別の区間で快速「SL村上ひな街道」といった列車が運転される場合があります。
- 新津は「鉄道の街」として知られ、新津鉄道資料館も開設されています。また新津駅には、そのサテライト施設「新津駅中サテライト ていしゃば」があります。
- 新津駅では、「SLばんえつ物語弁当」「鉄弁(てつべん)」などの駅弁を販売しています。
- 新津駅の名物として、三色だんごもあります。
運転日・時刻表
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」は、4月から11月の土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日1往復の運転が基本です。
- 運転日は、すべての列車で同じです。
- 快速「SLばんえつ物語」会津若松駅行き
- 新津 10:03発 → 五泉 10:21発 → 咲花 10:39発 → 三川 10:57発 → 津川 11:11着/28発 → 日出谷 11:45発 → 野沢 12:20発 → 山都 12:42着/52発 → 喜多方 13:10発 → 塩川 13:21発 → 会津若松 13:36分着
- 2024年09月:土曜日、日曜日運転
- 2024年10月:土曜日、日曜日、祝日運転(12日を除く)
- 2024年11月:土曜日、日曜日運転
- 2024年12月:1日(日)、7日(土)、8日(日)運転
- 2025年01月:運転日なし
- 2025年02月:運転日なし
- 快速「SLばんえつ物語」新津駅行き
- 会津若松 15:27発 → 喜多方 15:51発 → 山都 16:06発 → 野沢 16:27着/37発 → 日出谷 17:08発 → 津川 17:21着/36発 → 三川 17:52発 → 咲花 18:10発 → 五泉 18:27発 → 新津 18:43分着
きっぷの予約方法・予約状況
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。
ツアーで予約
この観光列車を簡単に予約したいなら、「ツアーの利用」もおすすめ。面倒なきっぷの手配がいらず、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。
- クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
- メニューから「ばんえつ物語」で検索すると、「粟島浮かぶ日本海の夕日・笹川流れ 颯爽と走る SLばんえつ物語号 2日間」などが発売されています。
- 人気の寝台列車・観光列車に乗る!
- ★いま注目★「寝台特急『サンライズ出雲』と観光列車『あめつち』2つの列車で紡ぐ山陰」「『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』『あをによし』4つの近鉄列車と伊勢神宮」などが発売されています。
上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。
通常のきっぷを予約
- グリーン車指定席の場合
- 必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」「グリーン券」です。
- 普通車指定席の場合
- 必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」「指定席券」です。
- 「Suica」「PASMO」「ICOCA」といった交通系ICカードを使うことはできません(可能区間もあり)。
- 「SLばんえつ物語」の普通車指定席は、指定席券を購入すれば、「青春18きっぷ」でも乗車できます。
この観光列車のきっぷは、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から購入できます。
予約状況は、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」で確認可能です。
きっぷの料金
JR東日本の観光列車「SLばんえつ物語」に、通常のきっぷで片道乗車した場合の、大人1名あたりの料金です(税込み)。
- 新津~喜多方
- グリーン車指定席利用の場合は3690円(乗車券1690円、グリーン券2000円)、普通車指定席利用の場合は2530円(乗車券1690円、指定席券840円)。
- 新津~会津若松
- グリーン車指定席利用の場合は3980円(乗車券1980円、グリーン券2000円)、普通車指定席利用の場合は2820円(乗車券1980円、指定席券840円)。
子供の料金については、「電車の子供切符 何歳から何歳まで? 料金は? 半額にならない場合も」のページをご覧ください。
お得なきっぷ
「SLばんえつ物語」を利用できる、お得なきっぷの一例です。
- 週末パス
- えちごツーデーパス
- えちごワンデーパス
- 大人の休日倶楽部パス
- 青春18きっぷ
- 北海道&東日本パス
お得なきっぷの内容は、変更の場合があります。詳細はJR東日本「おトクなきっぷ」をご覧ください。