JR九州の観光列車「指宿のたまて箱」をかんたんに予約する方法、料金、運転日、時刻表、停車駅、よくある質問、乗車レビューなどをご紹介。浦島太郎気分の観光列車はいかがでしょうか。
情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。
「指宿のたまて箱」車内で、期間限定のイベントが開催されています。詳しくは、このページ最後をご覧ください。
観光列車の特徴
まるで「浦島太郎」気分
JR九州の観光列車「指宿のたまて箱」では、海側を向いた座席の向こうに、錦江湾(鹿児島湾)と桜島の車窓が展開。
そうして海を楽しんだのち、終着駅に到着すると、「煙」に見立てたミストの演出が乗降口でスタート。非日常の列車旅を、「浦島太郎」の気分で味わえます。
- 鹿児島県指宿市にある岬「長崎鼻」は「竜宮伝説」発祥の地といわれており、「指宿のたまて箱」はその「竜宮伝説」をモチーフにしています。
おもな運転区間
JR九州の観光列車「指宿のたまて箱」は、おもに次の区間で運転されます。
- 特急「指宿のたまて箱」
- 鹿児島中央駅(鹿児島県鹿児島市)~指宿駅(鹿児島県指宿市)、指宿枕崎線経由、走行距離45.7km
座席・設備・サービス
JR九州の観光列車「指宿のたまて箱」の客席は、すべて普通車の指定席です。
- 車両の検査時などに、仕様が異なる別の車両を使う場合があります。
指定席(普通車)
1号車
海側に向けられる1人掛けのシート、2人掛けのリクライニングシート、向かい合わせ4人掛けのボックスシートがあります。
- 山側の窓を背に海側を向いたソファー、本棚も設置されています。フリースペースです。
- ボックスシートは、3人から4人で利用できます。
2号車
海側に向けられる1人掛けのシート、山側の窓を背に海側を向いた1人掛けと2人掛けのシート、2人掛けのリクライニングシートがあります。
- 海側の窓を向いたキッズチェア、山側の窓を背に海側を向いたソファー、ベビーサークルも設置されています。フリースペースです。
車内販売
沿線の特産品、グッズ、飲食品などを、ワゴンサービスなどで販売しています。
事前予約メニュー
「指宿のたまて箱」では、地元の食材を使ったお弁当を、事前予約で味わえます。
鹿児島のおいしいものをふんだんに詰め込んだという「指宿のたまて箱弁当」1600円で、予約はJR九州のホームページから、乗車3日前まで可能です。
編成・座席表
JR九州の観光列車「指宿のたまて箱」は、キハ40系ディーゼルカー2両編成で運転されます。
- 仕様が異なる別の車両も使い、3両編成で運転する場合があります。
おすすめの席
「指宿のたまて箱」でおすすめの席は、やはり錦江湾(鹿児島湾)や桜島がよく見える、指宿駅に向かって左側(カウンター席側)でしょうか。窓が小さい席があることにご注意ください。
プチ情報
JR九州の観光列車「指宿のたまて箱」に関する、役立つかもしれないプチ情報です。主観的な情報、変わりやすい情報が含まれるため、参考までにご覧ください。
- 水戸岡鋭治氏(ドーンデザイン研究所)が、車両のデザインを担当しています。
- 「指宿のたまて箱」は、「いぶたま」の愛称があります。
- 1号車のサービスカウンターに設置された「たまて箱」へメッセージを入れると、車内アナウンスで想いを伝えてくれる「言霊サービス」を行っています。
- 車窓から、錦江湾(鹿児島湾)を泳ぐイルカを見られることもあるそうです。
- 「指宿のたまて箱」が走る指宿枕崎線は、JR線で最も南を走る路線。そのため「指宿のたまて箱」は、日本最南端の特急列車、観光列車になります(日本最南端の鉄道は沖縄都市モノレール〈ゆいレール〉)。
- 終点の指宿駅から3駅先の西大山駅(鹿児島県指宿市)が、JR線で最も南にある駅です。
- 指宿駅は、JR線で最も南にある「みどりの窓口」がある駅で、JR直営の駅。同様に日本最北端である稚内駅(北海道稚内市)と、姉妹駅提携を結んでいます。
- 指宿駅前には、無料の足湯があります。
運転日・時刻表
JR九州の観光列車「指宿のたまて箱」は、1日3往復の運転が基本です。
- 途中停車駅はありません。
- 運転日は、すべての列車で同じです。
指宿方面行きの運転日・時刻表
- 特急「指宿のたまて箱1号」指宿駅行き
- 鹿児島中央 9:56発 → 指宿 10:47着
- 2024年10月:毎日運転
- 2024年11月:毎日運転
- 2024年12月:毎日運転
- 2025年01月:毎日運転
- 2025年02月:毎日運転
- 特急「指宿のたまて箱3号」指宿駅行き
- 鹿児島中央 11:56発 → 指宿 12:48着
- 特急「指宿のたまて箱5号」指宿駅行き
- 鹿児島中央 13:56発 → 指宿 14:49着
鹿児島中央方面行きの運転日・時刻表
- 特急「指宿のたまて箱2号」鹿児島中央駅行き
- 指宿 10:56発 → 鹿児島中央 11:48着
- 特急「指宿のたまて箱4号」鹿児島中央駅行き
- 指宿 12:57発 → 鹿児島中央 13:48着
- 特急「指宿のたまて箱6号」鹿児島中央駅行き
- 指宿 15:07発 → 鹿児島中央 16:00着
きっぷの予約方法・予約状況
JR九州の観光列車「指宿のたまて箱」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。
ツアーで予約
この観光列車を簡単に予約したいなら、「ツアーの利用」もおすすめ。面倒なきっぷの手配がいらず、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。
- クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
- メニューから「指宿のたまて箱」で検索すると、「ゆふいんの森・指宿のたまて箱・新幹線のぞみ・さくら 九州縦断紀行 4日間」などが発売されています。
- 人気の寝台列車・観光列車に乗る!
- ★いま注目★「寝台特急『サンライズ出雲』と観光列車『あめつち』2つの列車で紡ぐ山陰」「『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』『あをによし』4つの近鉄列車と伊勢神宮」などが発売されています。
上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。
通常のきっぷを予約
必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」「指定席特急券」です。
- 「Suica」「PASMO」「ICOCA」といった交通系ICカードを使うことはできません。
- ボックスシートは、3人から4人で利用できます。
- ボックスシートは、インターネットからの予約はできません。
この観光列車のきっぷは、JR九州のネット予約サービス「インターネット列車予約」、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」、JR西日本のネット予約サービス「e5489」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から購入できます。
予約状況は、JR九州のネット予約サービス「インターネット列車予約」で確認可能です。
きっぷの料金
JR九州の観光列車「指宿のたまて箱」に、通常のきっぷで片道乗車した場合の、大人1名あたりの料金です(税込み)。
- 指定席特急券の料金は、繁忙期は200円増し、最繁忙期は400円増しになります。
- 鹿児島中央~指宿
- 2800円(乗車券1020円、指定席特急券1780円)。
子供の料金については、「電車の子供切符 何歳から何歳まで? 料金は? 半額にならない場合も」のページをご覧ください。
お得なきっぷ
「指宿のたまて箱」を利用できる、お得なきっぷの一例です。
- ハロー!自由時間グリーンネットパス
- ぐるっと九州きっぷ
お得なきっぷの内容は、変更の場合があります。詳細はJR九州「割引きっぷ一覧」をご覧ください。
新着情報
夏季限定イベント&限定商品
JR九州の観光列車「指宿のたまて箱」では夏休み期間にあわせて、次のイベントなどが実施されます。
- 客室乗務員のアロハシャツ着用
- 指宿市役所をはじめ、指宿市内の銀行やホテルなどで4月末から10月末まで着用されているアロハシャツを、「指宿のたまて箱」の客室乗務員が着用することで、鹿児島ならではの南国の雰囲気を楽しんでいただく、とのこと。期間は2024年8月中旬から10月31日(木)まで。
- オリジナルステッカー
- 2024年8月31日(土)まで、「指宿のたまて箱」車内販売でオリジナルタオルを購入すると、オリジナルステッカーがプレゼントされます。
- 期間限定商品
- 2024年8月10日(土)から「指宿のたまて箱」車内販売で、指宿産いも焼酎ハイボール「指宿しゅわッチ」が販売されます。価格は400円(税込み)。無くなり次第、終了です。