JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」のきっぷ予約方法、料金、運転日、時刻表、お役立ち情報をご紹介。ゆふ高原線の風土を味わう新観光列車の旅はいかがでしょうか。
情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。
観光列車の特徴
風土を贅沢に感じながら
JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」は、「ゆふ高原線の風土を感じる列車」がコンセプトです。
ゆふ高原線(久大本線)経由で博多~別府間を片道で約5時間と、時間をかけて走行。全車グリーン車の車内で、沿線の食材を中心にした料理(お弁当)を味わいながら、ぜいたくな列車の旅を楽しむことができます。
- 別府駅行き、博多駅行きとも、それぞれ2つの異なる途中駅で、おもてなしが実施されます。
- 「ゆふ高原線」は、久大本線の愛称です。
- 列車名は、ゆふ高原線の誕生に縁が深い麻生勘八氏、江藤一六氏が由来です。
新着情報
JALの客室乗務員も乗車
JALとJR九州の客室乗務員が乗車し、貸切運行される「かんぱち・いちろく」を楽しむツアー「特急『かんぱち』号で訪ねる別府・太宰府の旅 2日間」が、2024年8月24日(土)に実施されます。
「お客さまが列車内で楽しいひと時をお過ごしいただけるよう、両社の客室乗務員が力をあわせて、さまざまな企画を準備しております」とのこと。
旅行代金は、東京発で1名16万5000円(2名1室)。抽選での販売で、申し込みは2024年5月1日(水)14時00分から、31日(金)23時59分まで行えます。
- 公式ニュースリリース
- ツアー詳細・申し込み(5月1日14時00分から閲覧可能)
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おもな運転区間
JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」は、おもに次の区間で運転されます。
- 特急「かんぱち・いちろく」
- 博多駅(福岡市博多区)~別府駅(大分県別府市)、鹿児島本線・久大本線・日豊本線経由、走行距離189.3km
座席・設備・サービス
JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」の客席は、すべてグリーン車の指定席です。
指定席(グリーン車)
畳個室
大きな窓から風景を楽しめる、畳敷きの個室。定員は6名で、編成の両端(1号車と3号車)に1室ずつ、あわせて2室あります。
ソファ席
「重厚感のある座り心地」を重視したという定員3名の席で、テーブルには大分産の杉を使用。1号車に5席あります。
BOX席
半個室形のボックスシート。テーブルは、1号車は大分産、3号車は福岡産の杉を使っています。1号車に定員6名と4名の席が1席ずつ、3号車に定員4名の席が3席、3名の席が1席、2名の席が4席あります。
ラウンジ杉
大きな窓から眺望を楽しめる場所で、カウンターは杉の一枚板を使用。ビュッフェも兼ね備えており、ゆふ高原線沿線の美味しい食べものや飲みもの、列車のオリジナルグッズなどが販売されます。乗客の共用スペースです。
編成・座席表
JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」は、2R形ディーゼルカー3両編成で運転されます。
おすすめの席
「かんぱち・いちろく」でおすすめの席は、別府湾や伐株山、旧豊後森機関庫が見える、別府駅に向かって右側(4人掛けBOX席側)でしょうか。
プチ情報
JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」に関する、役立つかもしれないプチ情報です。主観的な情報、変わりやすい情報が含まれるため、参考までにご覧ください。
- 「かんぱち・いちろく」は、肥薩線の観光列車「いさぶろう・しんぺい」のキハ40系ディーゼルカーなどを改造して誕生。「路線の誕生に関係する人物」が引き続き、列車名になっています。
- JR九州の観光列車は、水戸岡鋭治氏(ドーンデザイン研究所)が長らくデザインを手がけてきましたが、「かんぱち・いちろく」は鹿児島市のIFOO(イフー)が初めてデザインする観光列車として登場します。
運転日・時刻表
JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」は、月曜日、水曜日、土曜日に別府駅行き特急「かんぱち」、火曜日、金曜日、日曜日に博多駅行き特急「いちろく」を運転するのが基本です。
- 特急「かんぱち」別府駅行き
- 博多 12:19ごろ発 → 由布院 15:41ごろ着/47ごろ発 → 大分 16:39ごろ着/46ごろ発 → 別府 16:59ごろ着
- 田主丸、恵良駅でおもてなしを実施
- 2024年10月:月曜日、水曜日、土曜日運転
- 2024年11月:月曜日、水曜日、土曜日運転
- 2024年12月:月曜日、水曜日、土曜日運転(20日~31日を除く)
- 2025年01月:月曜日、水曜日、土曜日運転(1日~8日を除く)
- 2025年02月:月曜日、水曜日、土曜日運転
- 特急「いちろく」博多駅行き
- 別府 11:00ごろ発 → 大分 11:15ごろ着/22ごろ発 → 由布院 12:21ごろ着/27ごろ発 → 久留米 14:58ごろ発 → 博多 15:47ごろ着
- 天ケ瀬、うきは駅でおもてなしを実施
- 2024年10月:火曜日、金曜日、日曜日運転
- 2024年11月:火曜日、金曜日、日曜日運転
- 2024年12月:火曜日、金曜日、日曜日運転(20日~31日を除く)
- 2025年01月:火曜日、金曜日、日曜日運転(1日~8日を除く)
- 2025年02月:火曜日、金曜日、日曜日運転
きっぷの予約方法・予約状況
JR九州の観光列車「かんぱち・いちろく」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。
「かんぱち・いちろく」のきっぷは、乗車、食事をセットにしたツアー形式で、JR九州、おもな旅行会社から販売されます。
- 「かんぱち・いちろく」は、列車によってJR九州の企画、きっぷ販売により運行されるもの、おもな旅行会社の企画、きっぷ販売により運行されるものがあります。
おもな旅行会社販売分のきっぷを予約
この観光列車を簡単に予約したいなら、「ツアーの利用」もおすすめ。面倒なきっぷの手配がいらず、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。
- クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
- メニューから「かんぱち」で検索すると、「九州を走る2つの観光列車 「36ぷらす3」グリーン個室と2024年春運行開始の新D&S列車 特急『かんぱち』に乗車 3日間」などが発売されています。
- 人気の寝台列車・観光列車に乗る!
- ★いま注目★「寝台特急『サンライズ出雲』と観光列車『あめつち』2つの列車で紡ぐ山陰」「『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』『あをによし』4つの近鉄列車と伊勢神宮」などが発売されています。
上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。
JR九州販売分のきっぷを予約
JR九州が販売する「かんぱち・いちろく」のきっぷは、「かんぱち・いちろく」ホームページで予約可能。2024年4月から9月出発分は、2024年3月7日(木)午前11時00分より発売されます。
- 食事なし、乗車のみのプランはありません。
- 1人でも乗車できます。
- 別府駅行き特急「かんぱち」の乗車可能駅は博多駅、降車可能駅は由布院、大分、別府です。
- 博多駅行き特急「いちろく」の乗車可能駅は別府、大分、由布院駅、降車可能駅は久留米、博多です。
きっぷの料金
JR九州が企画、販売する観光列車「かんぱち・いちろく」のきっぷの、1名あたりの料金です(税込み)。
- ソファ席・BOX席
- 大人1万8000円、子ども1万5000円
- 畳個室
- 大人2万3000円、子ども1万9000円
- 料金は片道のもので、乗車区間にかかわらず同じです。
- 子どもは、小学生(6歳~12歳)の料金です。
- ソファ席は定員3名で、2名から利用できます。
- BOX席のうち、定員2名の席は1名から利用できます。なお1名で利用する場合、料金に1万円追加です。
- BOX席のうち、定員3名と4名の席は、3名から利用できます。
- BOX席のうち、定員6名の席は5名から利用できます。
- 畳個室は定員6名で、4名から利用できます。