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「SL冬の湿原号」に乗ろう!【料金・予約方法を解説】

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」のきっぷ予約方法、料金、運転日、時刻表、お役立ち情報をご紹介。白く雄大な釧路湿原で、SL列車とダルマストーブの旅はいかがでしょうか。

情報は、災害などの理由で変更の場合があります。公式ホームページもご確認ください。

観光列車の特徴

「冬の北海道」を体感できるSL列車

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」は、冬季のみの運転です。

氷点下の白いホームから車内に乗り込めば、ダルマストーブが迎えてくれます。そして窓の外は、白く雄大な釧路湿原。動物の足跡が残る雪原に、エゾシカ、タンチョウが現れることも。「冬の北海道」らしい旅を楽しむことができます。

観光列車「SL冬の湿原号」から見える釧路湿原の車窓

観光列車「SL冬の湿原号」から見える釧路湿原の車窓

観光列車「SL冬の湿原号」車内で焼くスルメ

観光列車「SL冬の湿原号」車内で焼くスルメ

新着情報

2023年度の乗車実績を発表

2023年度の「SL冬の湿原号」は、1万3553人の前年度実績とほぼ同じ1万3545人の乗車があったと、JR北海道が発表しました。

ただ、運転日数が前年度より2日増えているため、1日あたりの平均乗車人員では、前年度比94.1%の398人となっています。

なお、2023年度の「SL冬の湿原号」運転は、2024年1月20日(土)から3月20日(水・祝)までの35日間(うち1日は低気圧のため運休)です。

2023年度の観光列車「SL冬の湿原号」(画像:JR北海道)

2023年度の観光列車「SL冬の湿原号」(画像:JR北海道)

おもな運転区間

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」は、おもに次の区間で運転されます。

普通「SL冬の湿原号」
釧路(北海道釧路市)~標茶(北海道川上郡標茶町)、根室本線・釧網本線経由、走行距離48.1kkm
JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」運転区間(地理院地図を元に作成)

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」運転区間(地理院地図を元に作成)

車内・客席・サービス

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」の客席は、すべて普通車の指定席です。

指定席(普通車)

ストーブカー

ダルマストーブが設置された車両で、座席は、向かい合わせ4人掛けのボックスシート。2号車、3号車、4号車がストーブカーで、そのうちの2号車は、車内販売カウンターがあるカフェカーです。

  • ダルマストーブ周辺の座席は、フリースペースです。
JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」ストーブカー(カフェカー)

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」ストーブカー(カフェカー)

たんちょうカー

向かい合わせ4人掛けのボックスシートと、窓側を向いた2人掛けのカウンターシートがあります。1号車、5号車です。

  • たんちょうカーのカウンターシートは、釧路湿原がよく見える方を向いています。
  • たんちょうカーのボックスシートは、カウンターシート側に広がる釧路湿原が見えやすいよう、床が高くされています。
  • たんちょうカーに、ダルマストーブはありません。
JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」たんちょうカー

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」たんちょうカー

展望通路

広い窓から眺望を楽しめる場所で、充電用のコンセントも用意。1号車、5号車のたんちょうカーにあります。フリースペースです。

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」展望通路

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」展望通路

車内販売カウンター

沿線の特産品、グッズ、飲食品などを販売しています。ここでスルメを購入し、ダルマストーブで焼くことも可能。2号車です。

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」車内販売カウンター

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」車内販売カウンター

観光列車「SL冬の湿原号」車内販売メニューの一例(画像:JR北海道)

観光列車「SL冬の湿原号」車内販売メニューの一例(画像:JR北海道)

編成・座席表

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」は、C11形蒸気機関車171号機と、14系客車5両の編成で運転されます。

  • SLは、標茶駅行きの列車では1号車の前に、釧路駅行きの列車では5号車の前に連結されます。
  • 釧路駅行きの列車では、SLはバック運転で走ります。標茶駅に転車台がないためです。
JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」シートマップ(JR北海道公式サイトより引用)

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」シートマップ(JR北海道公式サイトより引用)

プチ情報

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」に関する、役立つかもしれないプチ情報です。主観的な情報、変わりやすい情報が含まれるため、参考までにご覧ください。

  • 標茶駅では、SLの付け替え作業を見学できます。
  • 「SL冬の湿原号」の運転にあわせて、標茶駅に隣接する標茶町バスターミナルで特産品や飲食品の販売、荷物の無料預かりなどを行っています。
  • 「SL冬の湿原号」の運転にあわせて、標茶駅に隣接する店舗で、標茶町の特産品を販売するアンテナショップが営業しています。
  • 「SL冬の湿原号」で到着した人を対象に、標茶駅から「湯めぐり&グルメ号」を運転。標茶町内の飲食店や温泉施設へ、無料で送迎してくれます(送迎車は台数に限りあり)。
  • 「SL冬の湿原号」にあわせ、特産品などを販売する「しべちゃうまいもん発見市場」が、標茶駅前で開催される日があります。
  • 沿線の飲食店などでサービスが受けられる乗車証明書が、車内でプレゼントされます。
JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」

運転日・時刻表

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」は、1月から3月ごろの金曜日、土曜日、日曜日、祝日を中心に、1日1往復の運転が基本です。

  • 運転日は、すべての列車で同じです。
  • 普通列車として運転されますが、途中の停車駅は東釧路、釧路湿原、塘路、茅沼のみです。
普通「SL冬の湿原号」標茶駅行き
釧路 11:05発 → 東釧路 11:12発 → 釧路湿原 11:38発 → 塘路 11:58発 → 茅沼 12:12発 → 標茶 12:35着
2024年01月:20日(土)、21日(日)、26日(金)~28日(日)運転
2024年02月:金曜日、土曜日、日曜日、祝日、5日(月)~8日(木)運転
2024年03月:20日(水・祝)までの金曜日、土曜日、日曜日、祝日、4日(月)~6日(水)運転
普通「SL冬の湿原号」釧路駅行き
標茶 14:00発 → 茅沼 14:25発 → 塘路 14:38着/50発 → 釧路湿原 15:09発 → 東釧路 15:35発 → 釧路 15:42着
SLがバック運転になる釧路駅行きの観光列車「SL冬の湿原号」

SLがバック運転になる釧路駅行きの観光列車「SL冬の湿原号」

きっぷの予約方法・予約状況

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」は、全車指定席のため、乗車には予約が必要です。

ツアーで予約

この観光列車を簡単に予約したいなら、「ツアーの利用」もおすすめ。面倒なきっぷの手配がいらず、おまかせで楽できるほか、お得な特別ツアーも用意されているからです。

クラブツーリズム「鉄道の旅特集」
メニューから「冬の湿原号」で検索すると、「SL冬の湿原号(指定席)と流氷物語号 2つの観光列車で繋ぐ北海道・流氷の旅 3日間」などが発売されています。
人気の寝台列車・観光列車に乗る!
★いま注目★「寝台特急『サンライズ出雲』と観光列車『あめつち』2つの列車で紡ぐ山陰」「『ひのとり』『青の交響曲』『しまかぜ』『あをによし』4つの近鉄列車と伊勢神宮」などが発売されています。
東武鉄道の観光列車「スペーシア X」

東武鉄道の観光列車「スペーシア X」

上記ツアーは、定員に達したなどで募集終了の場合があります。

通常のきっぷを予約

必要なきっぷは、「乗車券(運賃)」「指定席券」です。

  • 「Suica」「PASMO」「ICOCA」といった交通系ICカードを使うことはできません。
  • 「SL冬の湿原号」は、指定席券を購入すれば、「青春18きっぷ」でも乗車できます。

この観光列車のきっぷは、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」、JR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1か月前の同じ日の午前10時00分から購入できます。

予約状況は、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」で確認可能です。

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」

きっぷの料金

JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」に、通常のきっぷで片道乗車した場合の、大人1名あたりの料金です(税込み)。

釧路~塘路
2320円(乗車券640円、指定席券1680円)
釧路~標茶
2970円(乗車券1290円、指定席券1680円)

子供の料金については、「電車の子供切符 何歳から何歳まで? 料金は? 半額にならない場合も」のページをご覧ください。

お得なきっぷ

「SL冬の湿原号」を利用できる、お得なきっぷの一例です。

  • Peach/FDAひがし北海道フリーパス
  • 大人の休日倶楽部パス
  • 青春18きっぷ
  • 北海道&東日本パス
  • 北海道フリーパス

お得なきっぷの内容は、変更の場合があります。詳細は「JR北海道のおトクなきっぷ」をご覧ください。

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